昨日のフジTV「とくダネ」でノーカットで観て、文字で全文を読んでみたい、と思いました。
観ていてウルウルきました。長く感じられましたが文字にすると意外に少ない量ですね。今までの単にフェアプレイを誓う選手宣誓と違って高校球児から疲弊している日本中に発信したメッセージのようでした。高校野球史に残る(今後これ以上の宣誓は出ないと思われる)立派な選手宣誓でした。噛まなかったし
宣誓
東日本大震災から1年。
日本は復興の真っ最中です。
被災された方々の中で苦しくて心の整理のつかない方、今も当時のことや亡くなられた方を忘れられず悲しみに暮れている方々がたくさんいます。
人は誰でも答えのない悲しみを受け入れることは苦しくて辛いことです。
しかし日本がひとつになり、この苦難を乗り越えることができれば、その先に大きな幸せが待っていると信じています。
だからこそ、日本中に届けます。
感動、勇気、そして笑顔。
見せましょう、日本の底力、絆を。
われわれ高校球児にできること。
それは全力で戦い抜き、最後まであきらめないことです。
今、野球ができることに感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。
平成24年3月21日
選手代表 宮城県石巻工業高等学校野球部主将・阿部翔人
動画はこちら、
http://www.youtube.com/watch?v=14P648G4WaQ
この中の、「人は誰でも答えのない悲しみを受け入れることは苦しくて辛いことです」という言葉は、とても高校生の言葉とは思えず、人生の酸いも甘いも体験した人でなければ出せない言葉だと思います。宣誓の言葉は皆で考えた、とのことなので必ずしも高校生だけで考えたものではないのかも知れませんが、それにしても胸を打ちます。「今、野球ができることに感謝し」ともあります。最も大変な状況にあるハズの石巻の球児たちでさえ「感謝の気持ち」を忘れていません。いえ、だからこそ、でしょうか。
瓦礫の受け入れに反対したり拒否している人たち・・・、この選手宣誓を観て何を思うでしょうか。
福島でも東電の補償金受付が始まりました。
制限区域外の自主避難にも、未成年者には20万円上乗せらしいです。
それも「避難しました」という自己申告だけでいいそうです。
ある筋からの直接情報で、全ての未成年者が「自主避難」であっても補償できるだけの予算になっているということ。
要するに、どうやらバカ正直な善人がいる分だけ「浮く」ようになっているんですね。
こういう欺瞞的な手法を弄して経費を削減するというのは、長年培ってきた体質とは言えちょっとしらけます。
一度は逆転したんですが・・・。でも宣誓どおりの試合をしたのですから胸を張って帰郷できますね。
うちの親父は鹿児島出身なので、高校野球では常に鹿児島を応援してましたが、その親父でも、生きていたら今回は石巻工業を応援していたと思います。そういう親父でしたから。だから親父が好きでした。
東電の補償の話、裏で政治家にもカネが流れてたりしてないですかねえ・・・。自民党政権下なら確実にあったでしょうし、民主党政権もどうも信じられませんし・・・。そういうカネが動くところ、例えば巨額のODAなんかでも特定の政治家に還流している、という話はよく聞きますもんね。そういうのは完璧に公平に支給するということなど元々が無理な話ですが、純然と被害に遭われている人たちの為に公正に使われて欲しいもの、と思います。税金も投入されるのですから。