2004年06月04日

新築祝いを届ける(号外)

5月2日付けのコラムで紹介した、「家を新築なさったお客様」のお宅に、昨日、家主さんのご名代として「新築祝い」をお届けにあがった。

前のコラムでも書いたが、そのお客様からは、「お世話になったのだから、敷金も日割り賃料の返還分も、けっして返してくれるな」、と頼まれ、口座も教えて頂けなかった。仕方がないので、有り難く全部没収させて頂くことにした。で、それはそれとして、「新築祝い」を出すことになった。金額は20万円である。お預かりした敷金と日割り賃料返還分とで29万ちょっとになり、ルームクリーニングの請求額が5万弱だから、本来なら24万ほどの返金になるが、ご祝儀だから端数は切り捨てて「20万」となった次第である。
この金額は双方の顔も立つ極めて妥当な額だと思っている。

それにしても、前にも述べたが、こんなことは非常に珍しいことである。貸主さん、借主さん共に人柄が良くなければ有り得ないことである。私も、お遣いのし甲斐があった。

事前にお電話すると、ご本人も今日はお休みで、ご高齢のご両親と3人お揃いで迎えてくださった。玄関先で失礼するつもりだったが、是非に、とお勧め頂いて上がり込んでしまった。私が家主さんからお預かりした「新築祝い」をお渡しすると、神棚に祀って手を合わせた。どこまでも謙虚でいらっしゃる。

退去なさったお客様ではあるが、末永くお付き合いをさせて頂ければ、と願っている。
不動産屋がそう思えるお客様は、非常に少ない。
posted by poohpapa at 06:01| Comment(2) | TrackBack(0) | エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは!
いやぁ。デキたお客様ですね。
先日うちは母を、ある賃貸マンションからまた違う賃貸
マンションに移住させました。お引越しです。母が一人で住むには前のマンションはかなり広すぎたし、お家賃も高額でした。だからずっと引越しを薦めていましたが、引越し代がないから、とかいう理由付けをして拒んできました。ただ、あの広さが気に入ってただけなんですが。
さて、結局3LDKから2Kに移った母ですが、お家賃も半額になり、引越し費用も私の夫が全部負担し、生活がラクになったかと思いますが‥‥‥。彼女は執拗に戻ってくる敷金にこだわったのです。まぁ、それを少しでも私の夫に返したいと思っていたようですが。それにしても、敷金返金の明細を手にして、これはおかしい、あれはおかしいといろいろ難癖をつけて、もっと多く戻ってくるはずだと何度も交渉していました。ホントに要求した額が戻ってはきましたが。私は大雑把なので、向こうから提示してきたものをさらっと見てそれでおしまいですが、母も夫もそういうところはかなりちゃんとチェックします。なので、そういうモノなのかなぁって思っておりましたが。
いや、なんともよくできたお客様だなぁって思いました。
Posted by suraimuya at 2004年06月05日 09:58
suraimuyaさん、おはようございます

どちらが正しいか、で言えば、お母さんの方が正しいですよ。
納得がいかなければ、そのままにせず、ちゃんと説明を求めるべきですモン。お母さんからのクレームを受けてその通り返金してきたのでしたら、元々お母さんの主張が正しかったことになります。

で、うちのお客様は、まあ、人が好すぎます。実は、この件では続編を書くことになってしまいましたので、後ほどアップいたします(笑)

コメント、有り難うございます。
Posted by poohpapa at 2004年06月05日 11:05
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