2004年09月20日

奥様はいそいそと・・・

さとひろが昨日からいそいそと外出している。実家に帰るとか、旅行に出かけるとか、そんな話ではない。うちのお客さんである32歳の独身男Mさんのアパートに転がり込むのだ。

実は、私のコラムや、さとひろのサイトで度々登場する猫の「ひなた」ちゃんの飼主Mさんが昨日から4日間、北海道の山に登るため、前夜になって急遽お世話を頼まれたのだ。いや、頼まれた、というのは正確ではない、こちらから買って出たのだ。

一昨日の夜8時半過ぎ、お店の前でバッタリMさんに会うと、「明日から北海道なんですよ」とのこと。「ひなたちゃん、その間どうするの?」と聞くと、「近所に住む兄貴に頼みました」とのこと。預けるのではなく、日に2回、餌と水やりに来てもらう、と言うのだ。「だったら、さとひろにやらせてやってよ、もう喜んで世話するから」、と言ったが、「いや、いいっすよ、何かあったらそっちも嫌じゃないですか?それに、兄貴に頼んじゃったし・・・」との答え。それで、諦めていたのだが・・・、

10時半頃になって携帯に電話が入った。「やっぱりお願いしていいですか?」、と言う。
私も、肉親であるお兄さん(所帯持ち)に頼むより、むしろうちに頼むほうが合理的である、と思っていた。普通なら、他人に部屋の鍵を預けて留守中に出入りされるのは嫌なものだろう。これが、仕事に出かけていて不在中に緊急の工事をしなければならない、ということなら、「まあ仕方ない、不動産屋に立ち会ってもらって、必要最小限に入室してもらおう」ということになるのだろうが。さとひろの場合は、朝、餌と水やりに出かけたら、そのまま夜まで帰ってこないのはミエミエである。下手をすると、Mさんのお布団を借りて泊まってくるかも知れない。そのくらい、ひなたちゃんが大好きなのである。

私はこの歳だし、もう子育てなどとても出来ないから子供をもうけてやれない。さとひろが最近、「猫を飼いたい」としょっちゅう言っていて、本音では叶えてやりたいとも思う。だが、いろんな制約があって現実にはとても難しい。私としては、口実を見つけてはちょいちょい「ひなたちゃん」に触れ合えるようにしてあげることで我慢してくれたら、と思うのだが「それでは嫌」なんだとか。先日までは私が「D70(デジカメ)が欲しい!」と騒いでいた訳だから、「さとひろはダメ」とは言いにくい。それに「猫を飼えるなら酒を断つ!」とまで言い出だす始末(女のセリフではない^_^;)

これで、ひなたちゃんの世話をしたなら、「猫飼いたい!コール」が始まるだろう。若い女の機嫌を取るのは大変だ(爆)

ところで、Mさんとは、互いに全幅の信頼を寄せる仲である。おかしな例えだが、仮に、さとひろが「今日はひなたちゃんのところに行って一晩泊めてもらうね」と言ったとしても、全く何の心配も要らないくらいの話である。彼が男じゃない、とか、さとひろに貞操帯を付けさせてる、とか、そんな話ではなく、彼は、例え自分が死ぬことになっても人を裏切らない人間だから、である。裏切りもしないし、一度信じてくれたらとことん信じてくれるタイプである。こういう人の存在はとても嬉しい。

管理会社と入居者として長く付き合っていても、そういう信頼関係が生まれることは極めて稀である。友達同士でさえ難しいのだから。

だが思い当たるフシがある。彼は沖縄の出身である。沖縄の人の気質はだいたいがそういうものである。本土の人間とは全く異質の「頑固さ」を持っている。良く言えば「純粋」であって、悪く言えば「融通が利かない」、というものである。私は好きな気質だ。

「冷蔵庫の中のものは適当に何でも飲み食いして構わないからね」

これは電話の後、私たちのアパートまで鍵を届けに来てくれたMさんの言葉ではなく、Mさんを前にして私がさとひろに言った言葉である。

炊事洗濯もそこそこに、どうせ今日もいそいそと出かけることであろう。水曜日の帰京予定だが、願わくば、早く山から下りてきてもらいたいものだ(苦笑)
posted by poohpapa at 06:00| Comment(9) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
poohpapaさん、おはようございます。
猫、かわいいですよね。うちには犬と猫がいますが、老犬に猫(女の子?)がすりすりしているところを見たりすると「こいつ、かわいいなぁ」と思ってしまいます。ってここに書くことじゃないですね。ごめんなさい。
Posted by ま2 at 2004年09月20日 06:52
poohpapaさん、おはようございます。
そうですか、さとひろさんもうひなたちゃんの所ですか?
猫は可愛い&面白いので、相手してて飽きません。

今日は帰ってくるのでしょうか...
Posted by FOP at 2004年09月20日 08:09
ま2さん、おはようございます

私は断然「犬派」なんですけどね。ひなたちゃんは、飼い主さんに代わって病院に連れてったりしているので、情が移ってしまってます(ヤバイ^_^;)

ペットはいい、何の見返りも求めずに人間に愛情を注いでくれますモン(爆)

コメント、ありがとうございます
Posted by poohpapa at 2004年09月20日 08:37
FOPさん、おはようございます

たった今、家を出て行きました、アタシを置いて・・・(トホホ)
ナンだよ、籍入れたばっかで、もう別居かよ(爆)

私は一生「犬派」でしょうけど、猫ちゃんもいいかな、と思い始めています。あ、そういえば、blogのトップに猫ちゃんの写真を入れてらっしゃる方は多いですね。ワンちゃんより圧倒的に多い気がします。何か、関連性があるのかな・・・。

コメント、有り難うございます。
今日も良い一日になりますように。
Posted by poohpapa at 2004年09月20日 08:44
ひなた姫様は、見かけによらずご立派なウンチをなされ、食欲も旺盛で元気いっぱいでございました。

…でも、やっぱりトイレ用のスコップ、買ってこようっと^^;
(ビニール袋越しでも手づかみはキツイ…)

※このコメントは経過報告なので、返信はいらないよ??
Posted by さとひろ@ひなた邸 at 2004年09月20日 09:45
このあと、猫OKの家に引っ越すことになるに1票(笑)
手数を読みきった詰め将棋のごとく、
一駒ずつ追い詰められていくpoohpapaさんの姿が
そのうちここにアップされるんだろうなと(^^;
Posted by くっきも at 2004年09月20日 10:58
くっきもさん、こんにちは

す、鋭い!

実は、このひなたちゃんの2階、3階にも貸室があって、現在は入居中なんですが、どなたか退去なさったら引っ越そうか、と考えています。もっとも、現在、ニューヨークにお住まいの家主さんがお帰りになるかも知れませんので、流動的です。

仮に、引っ越したとしても、「ひなたちゃんの飼い主さんがお仕事に出かけている間、うちで預かればよい」、と私は言ってるのですが、それじゃ嫌なんですと(汗)
私としては、昔、ペットの犬が亡くなった時に自身がなった「ペットロス症候群」のことを考えると、もうペットは飼いたくないのです。しばらく立ち直れませんでしたので。

でも、くっきもさんが仰るように、この先、外堀を埋められていくんだろうな(苦笑)

鋭いコメント、有り難うございました。
Posted by poohpapa at 2004年09月20日 11:14
ありがとう。
貴方の寄せた信に誠に、それを受けるに値する真をもつ彼に。
同郷として只感謝。
Posted by 一読者 at 2010年12月24日 01:47
一読者さん、おはようございます

はい、私は沖縄県人の方から裏切られたこと、ただの一度もありません。ひなたちゃんの飼主さんとは一定の節度ある距離を置いてはいますが、家族以上の付き合いをさせて頂いております。世知辛い世の中で、不動産屋と入居者との関係は様々ですが、それは本当に有り難いことですね。

ところで、ひなたちゃんは2年前に病気で亡くなりました。その時も、仕事に穴を開けられない飼主さんに代わって昼間はうちのが看病に行ってました。最期の夜、飼主さんが添い寝して、朝、仕事に出掛けた後、うちのが様子を見に行くと、ひなたちゃんは冷たくなっていました。最後の力を振り絞って、飼主さんとの最後の夜を過ごしてくれたんですね。飼主さんが義理堅いと、飼ってる猫まで義理堅くなるものですね。

彼とは、不動産屋と入居者という枠を越えて一生付き合っていけると思います。そういうお客さんに出会えることは不動産屋冥利に尽きますね。嫌な客もいますが、私は多くの良いお客さんに恵まれました。

ちなみに、今、新しい猫「あずき」ちゃんがいます。元々は野良です。お正月、帰省する飼主さんに代わってお世話に行くのをうちのが楽しみにしています。

沖縄の方、信に厚く、義理堅く、そして、温かですね。

Posted by poohpapa at 2010年12月24日 08:46
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