2004年11月27日

先にお礼を言わされて

私がある住宅メーカーで宅建講座の講師をしていた頃、半年間の講義が終わって、講師仲間や事務局の人たちと慰労会を兼ねて石和温泉への一泊旅行に出かけることになった・・・のだが、私だけ事情があって参加しなかった。

その事情は置いといて、参加するうちの一人の女性が私にこう言った。「一緒に行けないのは残念ですねえ。お土産、買ってきますからね。でもまあ、温泉饅頭くらいのものですけどね」、と声をかけてくれた。それで、「どうも有り難う」、とお礼を言ったのだが、旅行から帰ってきたのにお土産の話は出ない。その後、会社で顔を合わせても型通りの挨拶だけで、温泉饅頭の「お」の字も無い(笑)

それで、ハタと悩んでしまった。私はよっぽど嫌われていたんだろうか、と。
ひょっとすると、「自分が買って帰らなくても、他に5人も来ているのだから誰か買ってるだろう」、と思っていたのかも知れない。だが、私が請求したのではなく、向こうから「買ってくる」と言ったのである。ならば、人頼みにしてはならないハズである。と言うか、人に先にお礼を言わせたのなら、何が何でも約束は果たさなければならない、と思う。

で、こういうことは日常生活の中で実によく起きている。
「あ、それ、私がやっておきますから」、とか言われて、ちゃんと丁寧にお礼を言ってアテにしていると、全く放ってあって、そのことでこちらが他から責められていても知らん顔をしている者もいる。私は約束が実行されるまではお礼は言わずに、「じゃあ、よろしく」程度に留めておくべきか、といつも悩んでしまうのだが、なかなかそうもいかないものだ。

私は、べつに温泉饅頭を食べ損なって怒っている訳では・・・なくもないが、調子の良いことを言って、人に礼まで言わせておいて忘れてしまう無神経さが許せないのだ。

今になってこんなこと書いてるくらいだから、「食い物の恨み」は相当に恐ろしい(爆)

そういえば、「先にお礼を言う」ケースなら、誰でも必ず経験してるよね。
子供の頃、キャッチボールをしていてボールが逸れて転がっていってしまった時、一番近くにいる人に向かって、「ありがとう!」と大声で叫んだ経験、である。
まだ「そっちに投げてやるよ」、と約束してくれた訳でもないのに、必ず投げてよこしてくれる、と決め付けて先にお礼を言ってしまうやり方、である。「すみません、そのボール、こっちに投げてください」、ではなく、「ありがとう」、なのである。簡単に意思表示しようという子供の知恵であって、もちろん、投げてもらったらもう一度「ありがとう」、と言う。
これはこれで、とても微笑ましい光景だと思う。

ところで、温泉饅頭の彼女以外にも仲間はいたのだが、誰一人として私にお土産を買ってきた人はいなかった。これは、たぶん、皆んなそういう性分の人たちであって、いつもそうなんだと思う。その中には、私が尊敬している現在のうちの社長もいたのだが、社長はどこに出かけてもお土産を買ってくる、ということは全く無い人である。私は、帰省しても旅行に行っても、必ず相当な数のお土産を買う。予定している数より必ず多めに買う。土産というものは必ず足りなくなるからで、そうすると不義理をして顔を合わせにくくなってしまうのが嫌で、余ることになっても良いから多めに買う。買わないなら買わないで徹底してしまえぱ良いもの、と思うが、商売をしているとそういう訳にもいかなくなる。
それがふつうの神経のハズだが、そういうことに無頓着でいられる人が羨ましく思う。

うちの社長は先日も、私が入籍したと聞いて、「お祝いを贈ろうと思うんだけど、どんなものがいいかなあ」、と声を掛けてくれた。私が、「いえ、いいですよ」、と言うと、「いや、これも何かの縁だからさ」、と言っていて、その後2度ほど顔を合わせているが、あの「お祝いの話」はもう全く出てこない(爆)

私は辞退しながらもお礼は言っている。だから私は声を大にして言いたい!
「一度辞退されたくらいで引っ込めるなら、お祝い贈るなんて言わないでくれ!」

直接は言いにくいから、後で社長に私がblogやってることを話しておこう(*^^)v
posted by poohpapa at 06:00| Comment(4) | うちの会社、社長、同僚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして、poohpapaさん。以前、不動産業界に勤務したことのあるkakoです。毎日楽しく読ませて頂いております。

私も結婚した時、「お祝い贈る!」と言われ、「ありがとう」と素直に受けたのに、結局すっかり忘れられ、お礼の先払いで終わった経験があります。しかもその相手である某氏は私にお祝いをしたつもりでいたらしい。人づてに「お礼もなかった」と言っていたと聞き、腹を立てました。考えた挙句、お祝いを頂いたリストを2種類つくりました。ひとつめは、いつ誰に何を頂いたか、こちらのお礼はどうしたか(何月何日にまず電話した、お礼状を書いた)、内祝いを贈った日とその品物も書き出しました。もうひとつは「お祝いあげるね」リスト。実際にはこの方だけではなかったのですが、リストにはひとりしか載せませんでした。これを伝えてくれた人に見せ、「お礼はお祝いすると言われたときに言ってありますけど」とも話しました。若い頃のことなので、ちょっと大人げなかったかも知れないですね。この話がいつのまにか広まると、某氏に対する不満が色々聞かれるようになりました。お通夜に来たけど、香典袋は空だったとか。(こういう場合、誰からいくらと書く香典リストには名前と『風』と書かれるとか)複数の人から『風』ネタが出たことで、「わざと?」という話も出たそうです。

大らかはいいけど、無神経にはなりたくないなと思います。
長々とすみません??。
Posted by kako at 2004年11月28日 01:57
kakoさん、おはようございます

失礼ながら、kakoさんは私と同じA型でいらっしゃるのでしょうか?
いえ、私もkakoさんと全く同じ対応をしていて、そのことで皆から「典型的なA型」、と揶揄されていますので(*^^)v

この手のトラブルはお祝い事やお悔やみ事で多いようですね。まあ、それにしても、中身がなくて挙句に「お礼を言わない」だの「お返しがない」だの言われたりしたんでは堪りません。ましてや、それを流言している、となると許せないですよね。

私は熨斗袋にお金を入れる際と相手に渡す前と、必ず中身を確認します。そこまでしなくても、と思われるかも知れませんが、もし何かの事情で中身が無くなっていたり足りなくなっていたら大変な失礼になるし、こちらの信用問題ですから。それが不可抗力であったとしても先様には関係なく、一度傷付いた信用は回復困難ですし。それくらい自分で気を遣っているから、無神経な人は嫌なんですね。でも呆れはしますが、付き合いを切るようなことはしません。悪意がなければ、まあ仕方ないかな、とは考えるようにしています。

私も一度だけ「空の袋」を渡されたことがありまして、その時は後ですぐ電話しました。お返しが持ち出しになるのは辛いし、もしその人が他でもやってしまうような「うっかりさん」なら、早めに注意を喚起しておいた方が本人の為だと思いまして。

でも、世の中には「うっかり」を装って中身を入れない人もいるらしいですね。亡くなった親父から聞いたことがあります。

あと、人様に何か贈る際に気を付けていることがありまして、「お返しは無しにしてくださいね」、と申し添えることです。自分から言うことによって、「お返し」がなくても、「あの野郎!」と恨むことが出来なくなります(爆)

私はkakoさんが、お若い頃からそのように細やかに神経をお遣いになっていることは、とても素晴らしいことだと思いますよ。だから「大らかではない」、ということにはなりません。それは全く別のことなんですね。

コメント、有り難うございます。
これからもどうぞ宜しく願いします。
Posted by poohpapa at 2004年11月28日 07:31
poohpapaさん、こんばんは。
ご期待に添えなくて申し訳ありませんが、私はB型なんです・・・らしくないですか?
poohpapaさんの「無神経な人は嫌いだし呆れるけど関係を切ったりしない」というところに感心しました。大人の対応ですね!今後は見習いたいと思います。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by kako at 2004年11月28日 21:44
kakoさん、こんばんは

たぶんkakoさんは、「限りなくAに近いB??」ですね(*^^)v
さっき、テレビで血液型の相性を特集した番組をやってて、「うん、分かる分かる!」、と思いながら見ていたところだったんです。

でね、よほどのことでも付き合いを切ったりしない反面、ほんの些細なことで切ってしまったりします。自分が一番大切にしているものを踏みにじられちゃったりすると、他人様からは「何もそんなことで」と思ってしまうようなことでもダメなんですよね。

思い切り脱線しますが、

20年も前に取引先の社長から聞いた話で、子供の頃からの50年来の親友とゴルフに行って、いつもは仲良くラウンドしてたんだけど、ある日、社長がバンカー(砂場)に入れてしまって何度打っても出せなかった時に、親友がバンカーの縁に腰掛けて、「7??つ、8??っつ・・・」、って数え始めたんだそうです。それで社長は「お前がそんな奴だとは思わなかった」と言って絶交してしまったとか。

相手は冗談のつもりだったのでしょうが、「人が必死になってて上手く行かないでいるのをオチョクルものではない」、ということなんだそうです。分かるような気がします。というのも、その社長は、悪意で相当な(500万くらいの)損害を与えたゴルフ仲間とも恨み言一つ言わずにずっと付き合ってるような人なんです。

見習わなければ、と心底思いました。その社長に出会っていなければ、今の不動産の仕事絡みで5人や10人は殺しているかも知れません(オイオイ^_^;)

そうですか、B型ですか・・・・・(爆)

コメント、有り難うございます。
天気は良くても明日からは冷え込むそうですよ、風邪など引きませんようお気を付けくださいね。引いてしまったら「蜂蜜みかん」ですからね(*^^)v
Posted by poohpapa at 2004年11月28日 22:28
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