2006年11月05日

待てない人々

夕方5時ごろ、更新のお客様がおみえになった。契約書を交わし終えると、「実は相談があるのですが・・・」とのこと。

なんでも、離婚して今は一人暮らしだが、元妻のところに置いてきた子供が反抗期で母親の手に負えなくなっているようで、いろいろ相談を受けていて、元妻とやり直すべきか迷っている、との話。

そういう深刻な話をしている時に、50歳くらいの男がいきなり入ってきて、挨拶もなしに「表の貼紙にある3万2千円の部屋を借りるのに保証人が要りますか?保証協会は使えますか?」と尋ねる。

見れば「商談中」と分かりそうなものだが、お構いなしである。私が「保証人はどんな物件でも必要です。当社の管理物件なら保証協会も使えます」と答えると、「親は歳いってるし年金暮らしだから保証人はダメですかね?」と続ける。「業者や家主さんによっては高齢でも構わない、と言ってくれるケースもありますが、物件によります」と答えると、一旦出て行って、また直ぐ戻ってきた。

「職場に連絡とかされるんでしょうか?」と、相変わらず先客には目もくれない。「ちょっと宜しいでしょうか?」とか「伺いたいことがありますのでお待ちしています」くらいは言うべきだろうし、せめて先客に会釈ぐらいして欲しいものだが、大抵は無頓着である。

「私の用件は直ぐ終わるから割り込んでもいいもの」と勝手に決め付けているのだろうが、質問一つで終わることはなく常に長引く。


買い物をしていて店員さんと話をしている時などもよくある。寄って来ていきなり割り込んでくる人の、ナンと多いことか。うちのに訊いたら、「よくあるよ。私も買うつもりで店員さんと話していて、割り込まれてしまって買うのやめたこと有るモン」、とのこと。

ちょっと様子を見て僅かな時間待つ、ということがどうして出来ないのだろう。世の中にそれくらいを待てないほど忙しい人が大勢いるとは思えない。逆の立場になってみれば「割り込まれることの不快さ」など容易に解かりそうなものである。

心の中で思った。うちの店にはもう来なくていいよ、と。
posted by poohpapa at 05:47| 嫌な客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする