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下方の横向きのオバサン。狙っていたんでしょうね、突然、大きな声で歌い始めました。若い頃、少しは声楽をかじったことがあるのでしょう・・・、と言っても、皆に歌を披露するほどの美声や技量でなく、デッキの上で時おり場所を変え、別の曲を歌い始めます。それを２０歳くらいの息子がビデオに納めていました。
まあ、例のイギリスのタレント発掘番組なんかに出たなら、歌い始めて数秒で「Ｘ」を３つ付けられて即退場になったことでしょう。身の程を知らず、己を弁えていないということは恥ずかしいことなんですが・・・。
周りからは失笑も起きていました。日本人なのか中国人なのかは不明でしたが、私は近くにいたもので、このＫＹ女とは無関係であることをアピールすべく無視していて、とにかく早く消えて欲しかったですね。
しかも、曲は「ローレライ」ではないのです。これねえ、スピーカーからローレライのメロディが流れてきて自然発生的に乗客が（それぞれの母国語で）合唱し始めた、というなら感動的で旅の良き想い出になったと思うのですよ。それを、このオバサン一人でブチ壊しにしてしまったのです。ローレライの岩が見えてくるのと同時に始まっちゃったので、そのせいもあってか誰からも歌声が湧き起こらなかったのです。
私はカラオケが大嫌いです。自分も上手く歌えないし、下手な歌を聴かされるのは拷問とさえ思っています。宴会で歌を強要されることが嫌でその会社を辞めたことさえあります。自己満足のために人様の旅の想い出を壊す権利などこのオバサンには無いハズです。笑い話にもなりません。ネットには晒せますが。
私としては、このオバサンが日本人でないことと、それを他の国の皆さんに分かっていてほしい、と願っていました。でも、雰囲気的に、日本人ぽいでしょうかねえ・・・
で、ローレライの写真がこちら、
ローレライ伝説が生まれたのは、ちょうどこの辺りで川が大きく蛇行していて、浅くて岩礁も多いことから度々船が座礁していたから、とのこと。ま、ハッキリ言って、ただの岩山です。岩の上には目印にドイツ国旗が立っていますが、「あれがローレライ」と言われなければ気付かずに通り過ぎてしまうことでしょう。
ところで、ローレライと言えば、歌詞を書いたハイネはユダヤ人で、ゆえに、ドイツでは「ローレライ」を歌うことが長く「ご法度」だったとか。なので、ドイツ人でも「ローレライ？、どんな曲？？、知らねえな」と言う人が多いんだそうです。日本の音楽の教科書の副読本にも載ってない、と言うか、今は副読本の歌集自体が配られないそうですね。文部科学省・・・、情操教育の大切さがまるで解かってないんでしょうね
そうそう、ハイネ、と言えば、私と誕生日が同じです。他には、織田裕二、妻夫木聡、坂東妻三郎、仲代達矢、島田正吾、田山花袋、城達也、井筒和幸（うへっ）、芦川よしみ、樋口可南子、などなど・・・。作家の浅田次郎氏は私と生年まで同じで・・・。だからどう、ってことはないのですが、有名人と共通点が見つかると何だか嬉しくなりますね。ま、それこそどうでもいいことですが、その・・・、アピールしたくて
よし、今度、血液型がＡ型の有名人を列挙してみよ
ハイデルベルグ編に続く
おばさんの写真は遠慮させて頂き、クリックは致しません。
ライン川下りの船上で、ドイツ歌曲を歌うのが夢だったのでしょうか？
poohpapaさんの文章から、｢どんどんびきびき｣の雰囲気が伝わってきます。
日本人でないことを願います。
三大がっかりの件、人魚姫、小便小僧、マーライオンは思ったより小さいことが原因だと思います。あと、それがある場所の雰囲気が想像と異なる。
ローレライは、その美しい響きが、崖と似合わない点ががっかりかな。
さてさて、次はハイデルベルグ！
このオバサン、たしかに「ライン川下りの船上で、ドイツ歌曲を歌うのが夢だった」んでしょうね。おおめに見てやればいいんでしょうけど、独り善がりの雰囲気が赦せませんで・・・。
でもって、バラキさんが仰るとおり、人魚姫、小便小僧、マーライオンは、それが設けられている場所に問題があるようですね。マーライオンがローレライの岩の上のような場所にあったなら、たぶん三大ガッカリには入らなかったことでしょう。人魚姫も、岸から離れて伊勢志摩の夫婦岩の上のような所にでもあったなら評価は変わっていたのかも。
でも、それを言ったらエジプトのピラミッドだって、写真で見るのと実際とはイメージ違いますしね。もっとも、スケールが大きいからガッカリにはならないものでしょうけど。
ローレライ・・・、崖の中腹に、アメリカのラシュモア山の大統領の彫像ように美しい女神の像でも彫ったなら、と思いますが、ドイツ人はそういうことはしない（考えない）ものなんでしょうね。
次回からハイデルベルグですが、キレイなお姉さんは最終回ですので念のため（キッパリ！）(*^^)v