2012年10月29日

夕方の訪問者

昨日の夕方、6時近くなって雨も少し本降りになってきたので、今日はもう上がるか、と思っていたところにご婦人がドアを開ける。「すみません、ちょっとお伺いしたいのですが・・・」とのこと。

「道を尋ねたいんだろな」というのはすぐ分かった。後ろにご主人と娘さんが立っていたので、傘は差していても濡れてしまうし、「どうぞお入りください」と言うと「ここで大丈夫です」と遠慮する。「客ではないのに床を汚してしまうのは申し訳ない」と気を使っているようだが、元々キレイな店ではない^_^;

とりあえず店の外で話をすると、「このあたりに立川女子高校ってありますでしょうか?」とのこと。立川女子高校なら立川の住民なら誰でもどこにあるかは知っているもの。そのご家族が割りと遠方から来ていて、来春娘さんが受験するんだな、というのはすぐに察しがついた。

外で、「あの信号を右に曲がって最初の四つ角の右前がもう立川女子高ですが、そこからは入れません。二つ目の小さな四つ角を右に曲がって80mほど戻るような形になりますが、左手に受付のような建物が見えてきますから、そこで声を掛けてください」と教えたが、もう暗くなってるし、地元の人でないなら一度聞いても覚えられないかも知れない。遠慮するご家族に店に入ってもらい、地図を示して再度教えた。

「本当はあの信号まで戻らなくても近道があるんですが、人一人がやっと通れるような路地なんで、お教えしてもお分かりになるかどうか・・・、たぶん行き過ぎてしまうでしょうし・・・」と言い、ふと「今日はどちらからおみえになったのですか?」と訊くと、


「町田からです」

とのこと。それで「町田の宅建協会の一番偉い方(支部長)とは親しくお付き合いさせて頂いていて、いつもお世話になっているんですよ」と言うと安心したような笑顔。町田から、と聞けば道だけ教えて放り出すワケにはいかない。それで「じゃあ私が一緒に行きましょう」と案内することに。もちろん、狭い路地を抜けて、である。暗い夜道なので「足元にお気をつけくださいね」「立川女子高校はなかなか優秀ですよ。山岳部なんかも活発に活動していますね。有名なタレントさんも出てますし」などと声を掛けながら。

受付は既に灯りは消えていたが、反対側の事務所のような所はまだ照明を落としていなかった。そこでお別れしたが、ご家族はとても喜んでくださった。人間、知らない土地で親切を受けることほど嬉しいことはない。ま、私としても町田と立川の不動産業者の地位向上、イメージアップに貢献できたし(大袈裟わーい(嬉しい顔)

考えようによっては、「一人公益法人」をやっただけのこと、であろうるんるん
posted by poohpapa at 07:14| Comment(1) | エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ばーかw
Posted by at 2012年11月07日 17:43
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