昨日、次男が川崎から、立川警察に届けられていたリュックを引き取りにきた。
ちょっと辺鄙な場所にあるので「車で送っていく」と言ってあったのだが、昨日とは思ってなかったし事前の電話もなかったので、うちのと私は丸亀製麺(讃岐うどん)でお昼を食べていて、そこに電話が入って「今、店の前にいるんだけど」とのこと。仕方ないので丸亀製麺まで歩いてきてもらい、食事を終えた私と合流して駐車場まで行き、車で立川警察まで向かった。
大きな紙袋を二つ持っていたので「なに、それ?」と訊くと、「警察に電話したら、『届けてくれた人は謝礼を辞退している』って言うから、みんなで食べてもらおうと思って菓子折りを用意してきた」とのこと。
そういえば私も以前、警察に落し物を届けた時に「謝礼が必要かどうか」を訊かれたことがあった。もちろん不要ということで辞退したが、先に確認してくれるのはトラブルの防止になっていいと思う。今もし私が1億円の現金を拾って「謝礼が必要か」と訊かれたなら「もちろん」と答えると思う。そうすれば一発で住宅ローンが片付くし、現在の25万弱の給料も20万に下げられるのだから店の経営も楽になる、ほんと
次男に「昼飯は食べたのか?」と訊くと、「今、お兄ちゃんとステーキを食べてきた」とのこと・・・(オイ)
見つかったとは言え大金を失くしていて、親は饂飩で済ませているのに、「いい気なもの」である
まあ、前後の状況から長男の奢りだとは思うけど、兄弟で仲良くランチが取れるのは親として嬉しい。それと菓子折りを用意してきたことにもホッとした。私の子供は三人とも個性が強く、ふだんは互いに批判したりもしているが、イザという時は結束しているし互いを思い遣っている。その中心にいるのが私・・・、だと今までは思っていたが、「次男からの一時融資の件」も長男が次男に直接電話しているし、もう私が何時いなくなっても「いい距離」を保って生きていけるだろう。親の役割が一つ終わったかな、と実感した。
一つには、親が財産を遺さない(遺せない)のも大きいと思う。ま、そこは威張るところではないが
なまじ余計なものを遺すと、子供の頃は仲が良かった兄弟が仲たがいすることもある。そこに元々が他人である嫁とか婿が加わるから話がややこしくなるし。私なんか、昔、「うちが両親(元義父母)と同居して老後のお世話はしても相続は受けない」と宣言していても義妹たちから陰険な接し方をされたくらいで。
警察で無事にリュックと大金を受け取って駅前まで送り、次男はKFCへと向かった。頃合を計って電話して「向こうは直ぐ分かったか?」と訊くと「うん、分かってたよ」とのことで、喜んでくれたらしい。
後で、事の経緯と感謝の気持ちを私からKFCの本部に電話してお伝えしておこうと思う。そこまでは次男も気が廻らないだろうし、クレームではなく美談なのだから。本部からきっとお褒めの言葉があるだろう。
やっぱり日本人っていいですね。
ケンタッキーもまた好きになりました。
P.S.
ノルンちゃんの大冒険
無事な結末で良かったですね。
とにかく、けろけろさんが立川警察に着くより先に行かなければ、と、それだけを心配してました(*^^)v
ほんと、3.11の時もそうですが、日本人て本当に素晴らしいですね。
うちのが唯一「チキンが苦手」なので一緒に行けないのですが、私もたまには行かないと、と思っています。本部のサービスセンターは9時半からのようなので、私が出勤したら一番でお礼の電話をさせて頂こうと思っています。次男が新聞配達で貯えたオカネなので、余計に感謝、であります。
ノルンの件も有り難うございます。あの一週間はノルンにとっても生涯で一番の孤独な大冒険だったことでしょう。私たちにとってもキツイ一週間でしたが(*^^)v
ノルンも飼主も、ようやく日常に戻りつつあります。ノルンの失踪はいろんなものを与えてくれました。
それじゃぁ、なんでオイラがレシートもってるねん…(´・ω・`)
あのな、お兄ちゃんにも奢らせてあげなよ。奢られっぱなし、というのも辛いもんだよ。お父さんが昔、同級生の女子に「出させないのもケチのうちだよ」と言われたことがあってさ、なるほど、と思ったもんだよ。
25千円分です。
断腸の思いで店の人に(ここの席で誰がいたか確認したら、店員が食事して家に帰ったことを確認した後ですが)「忘れものだよ、」と渡しました。
その葛藤している間に、店員の働きぶりを見てましたが、米を炊く釜の洗い方が甘くて、洗剤を流し切らずにセットしてました。
二度と行きません。
後ろめたさはありませんが、あの店は二度と行きません。
焼き牛丼の店、と言ったらアノ店ですね。出店ラッシュによる減益で経常利益を下方修正した・・・(*^^)v
こないだも社長が「ガッチリマンデー」に出てましたね。本社は池袋のビルの地下だとか・・・。その会社だったかなあ、最近「米は中国産を使用している」のが発覚してますね。べつに国産と謳っていたワケではありませんので「ウソをついていた」ということではないのですが、コストを極限まで抑えて利益を上げることが優先されているようで、あちこちに皺寄せが来てますね。
ま、それはともかく、どうも何かにつけて「がさつ」なんですね。かつて吉野家が倒産したように、ブームに乗って慢心していると何か小さな原因が元で経営が傾いたりしないとも限らないのですが・・・。
私も、行きません(爆)
その警察官、拾い主に「謝礼の必要の有無」を訊かなかったんでしょうかねえ・・・。当然に財布の中身を知っていたでしょうから、謝礼するにも難しいケースだったのでは、と思います。
で、実は、ノルンの時の「ネコを探しています」のポスターに、謝礼のことを謳うかどうか少々悩みました。謝礼のことを書けば効果が上がる、少しでも早く見つかる、とは思っていませんし、書いてなくても相応の謝礼はするつもりでいましたが、中には「人にモノを頼んでおいて謝礼する気持ちは無いのか」と思われても辛いものがあるなあ・・・、と考えて書くことにしました。
一つには、謝礼のことを書いておくと、心理的に「電柱などに貼りやすくなる」ということもあります。電柱を無断で使わせてもらって自分の用件(お願い)だけを書いたものを貼るより、こちらにも心づもりがあることを謳ったほうがいいかな、と・・・。
娘からは後で「謝礼のことは書かないほうがいいんだよ」と言われましたが、そういうワケにもいきませんもんね。まるで西部劇の「懸賞金つきお尋ね者」のポスターを貼ってるような気分でした。ま、「生死を問わず」とはいきませんが^_^;
実際にご近所の皆さんも、発見してくださった町内会長の奥様も、謝礼などとは一切関係なく快く協力をしてくださっていましたし、謝礼のことを謳っていたのと全く関係なく発見されていますが、それでも謳わないワケにはいきませんでしたね。
B.C.POORさんが仰るように、それが「ペットに対する愛情の深さ」の表れにもなりますし、早朝深夜に名前を呼びながら捜索していることも、より強いご協力に繋がってくる、ということはあるでしょう。
謝礼なんて、見つかってから対応すれば良いことなんですが・・・。町内会長の奥様、ずっと気に掛けていてくださって、もしその奥様がいらっしゃらなければ、今頃、ノルンは町内会長のお宅の物置の下で冷たくなっていて、まだ発見されていなかったと思います。まさに、ノルンの命の恩人ですね。
いちおう、これくらいさせて頂くのが当たり前、という謝礼を出させて頂きましたが、本当はそれでも足りないくらいだったかな、と思っています。
私としては、具体的な額は書かないまでも謝礼を出すことは謳っておいたほうがよいかな、と思っています。書くにしても控えめな表現で、ですね。
ところで、ネコは死期が近づくと人目につかないところに行ってしまう、という話はよく聞きますね。うちのネコは完全に家ネコなので該当するかどうかは解かりませんが、でも、あるようですね。
今は、以前にも増してノルンとの一日一日を大切に生きています。ノルンがいるだけでとても幸せです。