昨日の記事の続編になります。デジカメ比較教室(?)です(~o~)
nniさんからの二通目と三通目のメールの抜粋になります。
S5Proは(FujiFilmのCCDは)ダイナミックレンジが広いらしく、デジ一眼ユーザーとしては大変興味があります。ただ、私が読んでいるblogで Nikon D80/D40 と様々なコンパクトデジカメをお持ちの方のエントリを見ると、「テストしてみたが今ひとつであった」という感想もありました。
[参考 TACデジタル絵日記さん]
http://tacdiary.exblog.jp/5083938/
D80/D40ははっきりくっきり系の絵作りなのに対して、S5Proはナチュラルトーンなのだろうな、というのがその他のサイトを含めて見ての感想です。
ただ、フジクロームモード(リバーサルフィルムのような鮮やかな色あい)というのもあるので、鮮やかにも設定できるようではあります。
poohpapaさんもちょっと書いておられた通り、デジカメのCCD(画像センサー)はSONY製が強くて、以下の機種はすべてSONY製のCCDを使っています。
(正確には、私がネットで見る限りはそう言われています)
- Nikon D200,D80
- Sony α100
- Pentax K10D
私がα100を使っていて思うのは、ダイナミックレンジが狭いよなぁ...と。明暗厳しい写真を撮るのが結構大変だというのが素人の意見です。
# すぐ白黒飛んでしまうような感じをやや受けます。
# まぁこれは露出を正確に取れない入門機の問題と、撮ってる時にちゃんと露出補正できない人間の問題もあります。
# D200いいですよねぇ...α100は正直いまいちな部分も多くありますが、ある意味ダメでマイナーな子ほど可愛いものです(笑)
センサーに関してはどんどん技術も良くなっていくとは思うのですが、FujiFilmのハニカム(蜂の巣型)CCDは以前から定評のある技術ですので、一度使ってみたいところです。ま、20万(kakaku.com最安値本体のみ)は買えないし、レンズ揃えられないわけですが...
ダイナミックレンジについては、D200もα100もセンサーとしてはあまり変わらないはずなので似たようなものだと思います。ただ、D200のほうがセンサーのデータを高速で読み出せるような仕掛けになっているということは違うようです。
D200は4チャンネル読み出し、α100は2チャンネル読み出しということで、ざっくり言うとコップの水をストロー4本(4人)で吸うか、2本(2人)で吸うかの違いですね。
レンジの広さ(狭さ)については最近の高画素数化の影響ということで言われていて、私の理解では
・センサーを浅い子供用プールみたいなものと考えます(例えば10m×10m)
・それを細かく升目状に区切ってあるとイメージしてください
・上から水(光)が落ちてきて、それぞれの場所に貯まっていくことが撮影です
・プールを細かく区切れば区切るほど、一つ一つの場所の大きさは小さくなってしまうのですぐにあふれてしまいます(=レンジが狭い)
大まかにいうとこういうことかと思います。
23.6mm×15.8mmの中に1000万個もセンサーが入っているというのは本当に凄いことだなぁと思います。
もちろん技術革新でプールを深くする(一つ一つのセンサーをよくする)ことも進んでいくとは思いますが、どちらかというとこれまでの流れとしては細かくデータを取れること(高画素数化)に重点を置かれてきた感じがします。
画素数的にはかなりのところまでいったので、今後はフィルムのように、いやフィルムを越えるようなダイナミックレンジを追求して欲しいものですね。
# 以上はあくまで私の理解で、正しいかどうかはなんとも言えないのでご注意ください
D200の色合いが赤いという話ですが、S5Proでもちょっと赤めというような記述を見かけました。
水着のおねぇさんがいろいろありますがもしよろしければ(笑)
・impressデジカメwatch 2007年2月号
【水野ちはる + 富士フイルム FinePix S5 Pro】第1週
【水野ちはる + 富士フイルム FinePix S5 Pro】第2週
ちなみに大昔のD200の時もURLをお送りしておきます。
2005年12月号 【平石一美 + ニコン D200】
第1週
第2週
第3週
第4週
転載以上
えっと・・・、さすがに古くからのお仲間さん、私の趣味をよくご存知でいらっしゃる(爆)
いえ、冗談抜きにして、非常に詳しくていらっしゃいますね。私なんか、秋田の微笑さんから「ニコンのカメラもCCDなどはSONY製なんですよ」と教えて頂くまで知りませんでした。今は、「さも最初から知っていたかのように」話してますけど(へへ^_^;)
と、書いているところに、やはり「悪徳」の古くからの読み手さんでいらっしゃる美人ママさんからメールが・・・(忙しい^_^;)
コピー機会社にいたのでOEMはよく耳にしました。
コピー機も結構ありましたので・・・。
わかります。お気持ちがよーく。
ライカのデジカメがパナ製で
どれだけのカメラファンががっくりきたことか。
http://www.geocities.jp/digital_camera_gogo/
これで値段が違うから悩むんですよね。
中身も全く同じってわけではないと思いますが。
私コンパクトカメラminiluxを持っているんですが、
「これも松下製だとの噂=日本製のライカですか?」
なんていう嫌味が飛び交ってたんですが、
その後の復刻などで明らかになりました。
全部松下製って訳ではないと思いますが(強くいいたい笑)。
カメラ好きには嫌な話ですよね。
いえ、ライカ崇拝ではないですが。
抜粋
上記のリンク先記事のご意見も非常に的を射て参考になります。
ところで、私の街のビックカメラのカメラ売り場は地階にあって、表通りから階段を下りていくと床に大きなライカのデジカメの広告が貼ってあります。私のように、常に「小銭でも落ちていないか」期待して俯いて歩く人間には嫌でも目に付きます(苦笑)
で、「ライカもデジカメに移行せざるを得なくなったか・・・、ふむふむ54800円ね・・・、ん??、0の数が違うような??。
え!?なに? 548000円・・・、買わねえって、誰も」、と思っていたら、予定分は捌けたみたいですね。
なるほど、上記リンク先にもありますが、
LEICAは超一流ブランドのひとつであるから、ブランドシンパのユーザーは手が届く範囲であれば有無をいわず購入するし、そうでない人は価格差が納得できず「あれは実はOEMで××と同じ写りで値段は×倍なんだよ」などと話題にはするが、購入からは縁遠い。メーカーもさるもの、そういう人ははなからターゲットだと考えてはいない。世界中にいる想定できるユーザーにだけ売れれば、採算が取れるのが一流ブランドの高級品なのである。
とのご意見は実によく解かります。というか、世の中、(おカネを)持ってる人は持ってるもの、なんですね〜。なんだか寂しくなります。
でね、いろんなメーカーから「同じ形や似たような性能、懸け離れた価格」で商品が出ていたなら、どれがリーズナブルな価格で出されていて、自分に相応なものなのか、「自身でしっかり判断する」ことが大切なんですね。いい勉強になりました(*^^)v
さて、nniさん、いろいろご教授、本当に有り難うございました。