2007年02月24日

その昔、保育園の卒園式のBGM係を頼まれて

私は観ていなかったのだが、「のだめカンタービレ」というコミックドラマがヒットしてクラシック音楽ブームに火がついて、携帯の着メロでもクラシック音楽が大躍進しているとか。

観ない理由は、素人が棒を振るのを見たくないからで、洋の東西を問わず、どんな名優が演じても「指揮者になりきる」のは難しい。


25年前、埼玉県入間市に住んでいた頃、長男と次男が通っていた保育園の卒園式のBGMを頼まれたことがある。保母さんたちが「私が音楽好き」であることをご存知でいらっしゃって白羽の矢が立ったのだが、それは実に嬉しい依頼だったし、まあ、私以上の適任者はいなかったであろう、と、傲慢にも自負している。

式次第を伺って、どういう場面でどういう曲を流すか細かく検討し、最初から最後まで、ず〜っと音楽を流すことにした。そういうことでなら、私は完璧主義になる(^^♪

入場ではビバルディの「四季」から“春”、退場ではモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の第一楽章、と、まあ順当にスンナリ決まった。問題は、卒園証書授与のBGMである。

と言うと、選曲で大変に苦労したかのようであるが、実はアッサリ決まった。私にとっては、「これしか無い」という曲であった。

もし他の人が依頼されたなら、一人ずつ名前を呼ばれて園長先生から証書を授与される際のBGMに、どんな曲を選ぶのであろうか。とても興味がある。もちろん、クラシックでなくて構わないのだが、他のジャンルで選曲しようとすると更に難しいものがあるだろう。

モーツァルトのクラリネット協奏曲イ長調K622の第一楽章である。この曲は、クラリネット協奏曲であるが主役のクラリネットが出てくるのが曲の始まりからちょうど2分後で、メロディーも柔らかく、適度に荘厳な雰囲気が漂っていてピッタリなのだ。

入退場(行進、ではない)の曲は在り来たりなポピュラーな曲を選んでいるので、ここは一番、知る人ぞ知る曲を選びたかった。

実は保護者たちは式の20分ほど前から会場に入っているので、待ち時間では雰囲気を盛り上げるためにベートーヴェンの第9の終楽章を小さな音量で流したりして、それなりに工夫もしている^_^;

ポップスとクラシックの違いはあるが、少なくとも「春の選抜高校野球」の行進曲を選んでいる人より音楽的なセンスはある、と自分では思う。「どう編曲したって行進曲にはならんだろう」という曲ばかりを選んでいて、出場選手も行進しにくそうで可哀想になってくる。

話が脱線したが、この「モーツァルトのクラリネット協奏曲」、絶対お勧めである。休日の朝、トーストと卵を焼き、美味しいレギュラーコーヒーをいれてBGMに流したなら最高の贅沢になる。ただし・・・、

演奏は選ばなくてはならない。誰が演奏した盤でもOK、とはいかない。「この店のラーメンも、これはこれで美味しいね」などと言ってはいられない。下手なものは下手、マズイものはマズイのだ。

私のお勧めは、カラヤンがベルリンフィルを指揮して、クラリネットはベルリンフィルの主席奏者カール・ライスターが吹いている盤のみ、である。元々、この曲はそんなにいろんな演奏者で出ているワケではないが、この一枚を聴けば充分である。試しに他の演奏者による録音も聴いたが、オイオイ、という演奏内容だった。

 上記リンク先で試聴が可能)

ところで、お正月の南イタリア旅行でご一緒したTさんご一家の可愛い娘さんが「モーツァルトが好き」とのことなので、先日そのCDを差し上げた。オジサンとしては、それをキッカケに何とか援助交際まで持ち込みたいと、つまり、その・・・揺れるハートわーい(嬉しい顔)
posted by poohpapa at 07:01| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする