2007年02月15日

「行列のできる法律相談所」より、よくある話

前回の日曜日の放送分、ご覧になられた方も多いのでは、と思いますが、OAされた中で、過去に家主との間で不快なトラブルがあった若い女性が、次の物件を探す時、不動産屋に「大家さんはどんな人ですか?」と訊き、不動産屋が答えなかったケースで、不動産屋がそういう質問に答えなければならないか、という事例。

内容は番組のHPの「今週のトラブル」から見ることが出来ます。


弁護士軍団の回答は分かれましたが、「答えなくて良い」が大勢。

たしかに、私もお客さんからよく訊かれます。私の場合は、うちの管理物件なら家主さんの人柄はよく分かっているワケで、人柄の良い家主さんなら、エピソードを交えてありのまま話します。そうすれば、お客さんは決断しやすくなりますから。

そうでない人、つまり、私から見て「問題あり」の家主さんの場合は、「普通の方ですよ」と話します。いえ、そうとしか言えません。それは何処の不動産屋でもそうだと思いますね。なので、もし不動産屋が「家主さんは普通の人」などと答えたなら、「かなり問題ありの家主かも」と疑って掛かったほうがいいでしょう。

まあ、家主さんの場合は「直ぐに代替わりする」ことは少ないので、決断に際しては大切な要素だとは思いますが、それより同じアパートに住む他の住人に関しての情報のほうが重要でしょうね。もちろん不動産屋が迂闊に漏らすワケにもいきませんし、入居者は遅かれ早かれ入れ替わるものだから、それほど神経質になる必要もありませんが、注意するに越したことはありません。不動産屋に訊けば、個人情報保護法に引っかからない範囲で教えてくれますよ。

でね、そういうのにも「訊き方」というのがあります。不動産屋に「このお客さんになら(この程度までは)話しても大丈夫かな」と思わせるテクニックがあるんです。もちろん、人柄も重要です。

番組の中の再現ビデオにあるような訊き方ではマズイし、不動産屋も「あんな(つっけんどんな)拒否の仕方」などしないものでしょう。
どっちも気配りがなく極端です。

というより、

知ってて教えてくれなければ、「それが答え」ですわーい(嬉しい顔)
posted by poohpapa at 07:03| プロとしての見解、アドバイス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする