詐欺進化 警視庁が新名称公募
「振り込め詐欺」は時代遅れ? 警視庁は21日、「振り込め詐欺」という名称が犯罪の実態を的確に表現していないとして、新名称の公募をツイッターなどで始めた。「振り込め詐欺」は現在、名称の由来となった現金自動預払機(ATM)から振り込ませる手口が大幅に減り、犯人が直接手渡しで現金を受け取る手口が増加。振り込みに限らず被害者をパニックに陥れさせる手口であることを示し、高齢者でも理解できる名称を一般から募集することにした。
警視庁によると、現在の振り込め詐欺の約7割は、犯人が高齢者宅にだますための電話をした後、自宅近くなどで直接現金を受け取る手口。従来の現金自動預払機(ATM)から振り込ませる手口は大幅に減少し、名称が犯罪の実態に合わなくなってしまった。
警視庁犯罪抑止対策本部は「部内でアンケート募集したが、的確な名称が挙がらなかった。犯罪手口の変化を注意喚起する意味も含めて、一般公募することに決めた」と説明する。
警視庁によると、2012年の都内の振り込め詐欺被害は2274件、被害額は約81億円。いずれも前年より大幅に増加した。被害者の過半数は70歳以上で、60代を含めると8割を占める。女性が圧倒的で男性の3倍だった。
手口についても、「親戚でも、普段から連絡を取り合っていない間柄をうまく利用する。『会社の金を横領した。今すぐ弁済しなければ』『不倫相手に子どもができた』など、他に相談できないはずかしい内容で、しかも判断の時間を与えないケースが多い」(犯罪抑止対策本部の担当者)。
親族を装った詐欺事件はこれまで「オレオレ詐欺」に始まり、「なりすまし詐欺」「架空請求詐欺」などの名称で呼ばれていたが、手口の多様化もあり、警視庁が04年に「振り込め詐欺」に名称統一した。08年に犯人口座を凍結して被害者に返還する「振り込め詐欺救済法」の施行、ATMの取引限度額引き下げなど犯罪防止策が功を奏し、被害が一時減少した。その後、対策の裏を突き、現金を直接受け取る手口にしたため、再び増加傾向にある。
名称は、だまし取る方法が振り込みに限定されないこと、被害者をパニックに陥れさせる手口であること、高齢者が理解できる語句であることが条件。応募は郵送やツイッターで受け付け、締め切りは4月10日。優秀作品3点を選び、振り込め詐欺の防止キャンペーンなどで活用する。【斎藤暢也】
[2013年3月22日8時59分 紙面から]
昨日、私も、「傍からすれば『振り込め詐欺』にしか見えないだろうな・・・」ということをやってまして、それは後日記事にさせて頂きますが、まあそれにしても被害が拡大しているのは驚きですね。それだけ手口が巧妙になってきたんだと思いますが・・・、映画の「スティング」を思い出します。私にとって、「ローマの休日」「眼下の敵」と並ぶ三大洋画の一つですが・・・、
これ、映画に出来そうですね。
社会からドロップアウトして暴力団傘下の「詐欺グループ」の一員に落ちぶれている若者が、今手がけている巨額の詐欺の標的が「自分に目を掛けてくれて世話になった恩師」だと知るが、既に仲間はいろんな仕込みを済ませていて、今からではグループのリーダーに「止めてくれ」とも言えず、恩師に詐欺だと伝えて失敗に終わらせたなら裏切り者探しが始まって仲間から凄惨なリンチを受けかねない。過去には重大なミスを犯した仲間がリンチを受けて殺されてもいる。強烈な後悔と苦悩の末に「足を洗う」決意をし、今までの仕込みを巧妙に逆利用して詐欺を失敗に終わらせ一味が逮捕されるよう誘導していく、というもの。
もちろん主人公の若者も一緒に逮捕されるが、最後は警察官の粋な計らいで(痴呆症が入りかかっている)恩師に、「この若者があなたを助けてくれた」と引き合わせてもらえる、というストーリーで、粗筋を書くのは簡単だけど、伏線を張ったりオチを考えたりして実際にシナリオとして仕上げるのは難しそう

う〜ん、「スティング」と「鬼平犯科帳」と「一本刀土俵入り」の、いいトコ取り、にしかならないや

それにしても、
警視庁犯罪抑止対策本部は「部内でアンケート募集したが、的確な名称が挙がらなかった。って、警察官て、そういう能力は欠如してるんですね。と言うか、無理に名称変更しなくてもいいような・・・

msn.に応募方法が詳しく書かれていましたので貼っておきます。
新名称の要件は、振り込む以外の手口があることを示す▽被害者の不安を悪用する側面を示す▽高齢者も理解できる▽公序良俗に反しない−の4点。
新名称(複数可)▽趣旨▽住所▽氏名▽電話番号▽氏名公表の可否−を明記の上、〒100−8929 千代田区霞が関2の1の1「警視庁犯罪抑止対策本部 調査分析担当」まで郵送。簡易ブログ「ツイッター」で「#振り込め詐欺新名称」と付けて新名称とその趣旨をつぶやいても応募できる。
締め切りは4月10日(当日消印有効)。同月下旬にインターネットなどで結果を発表する。
▽高齢者も理解できる▽公序良俗に反しない、それでいて、振り込む以外の手口があることを示す▽被害者の不安を悪用する側面を示す・・・、そんなに欲張って「短い単語で表現する」のは無理かと・・・。ならば、いっそのこと「オレオレ詐欺」に戻したらどうか、と思いますね。
こういうのはユーモアのセンスとウィットの精神に富んだ人でないと難しいかも知れませんね。
不動産コンサルタントの名称変更で失敗した「リベンジ」てことで私も考えてみたんですが・・・、
「手口が多様化していて振込みだけでなく現金の受け渡しというスタイルまで登場して警察の対応が常に後手後手に廻っているので被害額が減るどころか年々拡大していて騙されるお年寄りが一向に後を絶たない巧妙な詐欺」、なんてのはどうでしょう。なんて茶化していると、いつかは私も騙されたりして・・・。
ま、いつも「振り込め詐欺」に引っ掛かってますけどね、あたしは。犯人は常に娘ですけど(ぷっ)
ちょっとまずいことになったので、振り込んでもらえませんか。
本人確認のため私の口座に必要な金額の半分を一旦振り込んでくれたら直ぐに満額を振り込みますよ。
銀行振り込みはもう見つかりやすいから、新たな手口ですね。
現金のない人は、おくれません。。。。。
割引クーポン券とかは一杯持っていますが、、、
よく気が付いたものですね。て言うか、まさかに「コンビニのカウンターに来てから袋に現金を詰める」とは犯人グループも考えなかったでしょうね。家で荷造りされてたら被害に遭ってたワケですよね。
これ、約1日のタイムラグがあるので、受取人住所に警察が先回りすれば犯人を捕らえられますよね。
私も生活が苦しいので現金は送れませんが、子供たちにカードを持たせていて決済は私の口座で一括なので「払っといて詐欺」は可能です^_^;