2013年05月08日

箱と包装代が400円・・・、これってアリ!?

岩手で私が「オイオイ」と思ったことがあった。それは・・・、

銘菓「黄金かもめの玉子」の値段設定、である。商品そのものが高いのでは・・・、ということではない。

一関駅に着いて改札を出る前の売店で「黄金かもめの玉子」の化粧箱入りを2500円で購入した後で、ふと商品棚を見ると、個別の箱に入ったものが1個350円で売られていた。化粧箱はその6個入りである。

てことは、箱と包装代が400円、ということになる。私の感覚ではそれが解からない。箱も包装も、言うなれば何の変哲もないモノ。虎屋の羊羹の外箱のように頑丈で豪華な作りでもないし、後で他に流用できるような代物でもない。ふつう複数買えば安くなるか、この程度なら箱代と包装代で100円くらいだろう。

化粧箱入りはこんな感じ、バラ売りの箱を並べて詰めたもの(さいとう製菓のHPから)

そういう時、私は直ぐに企業に意見を言う性分である。もちろん、良かれと思ってのことではある。

さいとう製菓にメールで問い合わせると、翌日、担当者から返信があった。のだが・・・、その内容で怒り心頭に発してしまった。会社側の言い分を曲げてしまわないよう、以下に個人名を除いて全文を貼る。本当は私が送ったメールも添えるといいのだが、HPの問い合わせ欄から送ったのでこちらには残っていない。

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お世話になります。さいとう製菓の◎◎と申します。

当社のかもめの玉子をご購入いただき、ありがとうございます。

メールで送信いただいた、黄金かもめの玉子の値段設定について、御連絡いたしました。

黄金かもめの玉子6個入りは、箱代以外にも、包装作業代なども含まれています。

通常のかもめの玉子ですと、ほぼ機械化されていること、製造数が比較にならないほど違うことなどから、1箱あたり100円程度の上乗せになりますが、黄金かもめの玉子は、これらは全て手作業で行っており、同じ箱入れであっても、単純に同じ価格設定にできないのが現状であります。

今後、包材の変更や、作業の効率化などで、価格設定を見直す機会がありましたら、よりお客様に受け入れていただける商品としていく考えであります。


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文面を読んで、この件で、さいとう製菓は客の声に向き合う気は無いな、と思った。この説明(文面)で客に納得してもらえると思っているなら何とも不思議である。回答しないワケにもいかないから儀礼的事務的に返信してきただけ、と思えた。内容にもよるが、苦情を言ってくれるお客というのは有り難いもので、企業からすると「何も言わず黙ってしまっている客のほうが怖いもの」、と私には思えるのだが、さいとう製菓は違うようだ。これ、窓口の担当者が会社を代表していることになるから、窓口の担当者の対応が会社の姿勢、と捉えられかねないのだが・・・、たぶん担当者は解かってないと思う。少なくとも「一人の客を失ってもべつに大したことではない」という考えが透けて見えている。それで「オイオイ」から怒りに変わった。

実は、そういう体験は二度目。以前は、ホテルグランヴィア京都の予約による料金体系について改善の提案をしようとして電話をしたら、電話を受けた若い女性からその時点で直ぐにクレーマー扱いされてしまった。その内容を記事にしたら(ちゃんと読まない)読み手さんからもそう判断されてしまったりして・・・。


で、「黄金かもめの玉子6個入りは、箱代以外にも、包装作業代なども含まれています」、とあるが・・・、

へ?、包装作業代??、そんなの、どこの製菓会社のお菓子でも一緒でしょ。1個350円で売るべく既に個別に箱入りされたものを化粧箱に並べて入れる段階ではそれほどの手間ではないだろうに400円・・・、それで当然だと思っている??

いくら地元の銘菓といっても、そういうのを殿様商売って言うんじゃないかなあ・・・。「箱に入れてキレイな包装紙に包んで高級感が出るんだから商品代とは別に400円くらい取ってもいいでしょ」という感覚なんだろうけど、客の気持ちが解かっていないと思う。改善する気の無い返信からは「嫌なら買わなきゃいいでしょ!」という雰囲気さえ感じる。考え過ぎかも知れないが・・・。

他の企業が同じような商品の梱包を100円程度で頑張っているのに、さいとう製菓に出来ないハズが無い。出来ない(しない)なら、それは経営者の感覚が(どこかで)天狗になって麻痺しているから、だと思う。先代が苦労をして開発した商品で、何度も挫折しそうになってその度に危機を乗り越え、未曾有の災害からも復興してきた企業だけに、今の(当たり前の感性に欠ける)企業姿勢は残念に思える。

私は、黄金かもめの玉子なら350円が400円していても納得である。1個400円のものが6個入りの箱で2500円なら何の不思議もないのだし。でもって、もしも包装紙に小さく「料金の中には被災地への義捐金が含まれています」とでもあるなら差額など気にせず喜んで2500円を出すのだが・・・。

黄金かもめの玉子は常に売られているので、6個入りが2500円のまま今後も売られているなら私の意見は黙殺された、ということになるんだろう。これで私はさいとう製菓のファンではなくなったが、もう買わないか、というと、そんなことはない。私の(企業への)好き嫌いに関係なく、お土産として「黄金かもめの玉子」を喜んでくださる人がいるのだから今後も買うに違いない。ただし・・・、もうバラでしか買わないが。

posted by poohpapa at 07:31| Comment(4) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
poohpapaさん、おはようございます、お帰りなさい。

黄金のかもめの玉子、8個入りは箱代700円となっています。とらやの羊羹は2本入りの箱代は280円、4本入りは360円です。8個入りで700円の箱代は高すぎますね。

以下少しオタクなコメントです。お許しください。最近、面白い記事を見つけました。高級ブランド時計の箱は300円程度らしいのですが、iPhoneの箱は600円程度の費用をかけているそうです。これを年間1億個作っています。普通の企業ならば、箱代をコストダウンし利益を確保すると思いますが、appleはそれを絶対やらない企業なんです。apple製品を購入した人しか体験できない箱を開ける時のワクワク感と感動を大切にする企業であり、顧客もこれを期待しています。appleは最近業績が悪化していますが(それでも十分儲かっている)、利益を上げるために箱を簡略化しろとは株主は言わないと思います。これをやってしまうと、appleのブランド力が劣化するためです。

結局、黄金のかもめの玉子箱入りは400円箱代をとるだけのプレミアムはないということですね。
Posted by バラキ at 2013年05月08日 08:41
バラキさん、おはようございます

高級ブランド時計の箱代でも300円程度なんですか、へえ・・・。ダンヒルの金時計の箱、凄く高級感があって、とっておこうかどうか迷った挙句に捨てちゃったんですけど、そんなものでしたか(*^^)v

appleの感覚は私にもよく解かりますね。客のほうも期待しているのですから十分に600円の対価は納得できるものでしょう。きっと顧客も捨てずに保管するでしょうし。これが3000円もするなら「それは違うのでは」と思うものでしょうけど、要は、顧客が何を求めているか、そしてその対価がリーズナブルであるかどうか、ですね。

黄金かもめの玉子、たしかに包装紙は高級感ある色とデザインですが、封を開ける時のワクワク感までは期待されてないでしょうし、箱も後で何かの入れ物にするほどのものではありません。とすると、中途半端なんですね。贈る側からすると、6個2100円で買えるものを箱に入れてもらうと(箱に入っているものを買うと)2500円になる・・・、客にその中途半端な400円を負担させる、ということに?マークなんです。

でね、回答してきた担当者、慣れていないのか、対応が下手だなあ、と思いました。一行文章を足すだけでまるで印象が変わるのですがねえ・・・。それは、「お客様のご指摘はもっともかと私も存じます。実は、ご指摘の内容は社内でも意見が割れた部分でした」というもので、この後に「手作業がどうの」とかの理由を付ければ良かったのですが、テクニックに走らないだけ純朴なんでしょうけど。

ところで、虎屋の羊羹の箱、あんなに立派でも280円なんですか・・・。私の机の中に3個も入っていて、海外旅行用の外貨などが入っています。頑丈なんで金庫代わりに重宝しています(*^^)v


Posted by poohpapa at 2013年05月08日 09:40
真摯な姿勢で不動産業を営まれているお話を、いつも考えさせられながら拝見しております。
別な菓子の梱包が高い話をして。以前授産施設に勤めている友人に、こんこんと説教された内容が気になり検索してみたところ、気仙光陵支援学校の進路通信「なずな」第6号をにて障害者雇用を進めている企業である事が確認出来ました。
梱包作業を最近は機械化したり授産施設に外注したりしている企業が多いのですが。さいとう製菓さんは社員として継続的に障害者雇用実施して、内製化を維持しているような気がします。人件費というのはこの部分なのかもしれません。
いずれにしてもサポート担当の誠意に欠けた対応に、ご立腹されるのは当然だと思います。ホームページで確認したら九個入りの価格が単体より安価でしたから、これと比較して六個入りが飛び抜けて高いので、単純に手作業だからという説明は技術的にも不適格で誠実さが全く感じられませんでした。が、可能性として障害者雇用の影響が考えられる事をご指摘だけしておきます。
気分を害されるようでしたら御免なさい。一日も早い健康回復を御祈念いたします。
Posted by ガラナ好きの道産子 at 2013年05月08日 09:51
ガラナ好きの道産子さん、おはようございます

気分を害するなんて、とんでもないことですよ(*^^)v

とても丁寧なコメントを頂きまして、かえって恐縮している次第です、ほんとうに。

<<さいとう製菓さんは社員として継続的に障害者雇用実施して、内製化を維持しているような気がします。人件費というのはこの部分なのかもしれません。

なるほど・・・、そういうこともあってのことだとしたら致し方ないかな、とも思いますね。だとすると私が浅慮であるかも知れません。担当者としては「そういうこと」までは説明できないものですもんね。

もっとも、そうであっても、それを商品価格に転嫁するのは違うようにも思います。ある程度の規模の企業になってくると法律で一定の障害者の雇用を義務付けられていて、ある企業の社長さんからは「その大変さ」も伺っておりますので、そういうことが理解できないワケでもありませんが・・・。

これは、商品そのものの価格設定が良くないように思います。洋菓子なんかは(ちょっとしたケーキでも)1個で400円、500円、ザラにしているものですから、これだけの手間ひま掛かっている黄金かもめの玉子が350円でなく400円していても私としては全くOKです。商品の価格は全ての経費を均して反映すべきものですから、例えば、障害者の方たちが箱詰めしていて時間と経費が掛かる、ということでその部分を包装代として価格に反映するとしたらそれは間違いだと存じます。

まあ、1個400円で販売したなら「ずいぶん強気な商売してるじゃないか」と言われるのかも・・・。価格設定は難しいですね。その昔、ロート製薬が胃腸薬のシロンを一箱100円で売り出したら全く売れず、経営が悪化して苦肉の策で200円に値上げしたら売れ始めたとか・・・。もちろん、それは薬なんで「安いものは効かない」と思われていたからで、お菓子とは違いますが。1個380円くらいにすれば箱と包装代も100円程度に収められてちょうど良かったのかも知れませんね。

担当者の方、私をクレーマーだと思っているかも・・・。なんでこんな細かなことをゴチャゴチャ言うんだろ、と思われているんでしょう。でも、企業の中で、顧客からのクレームに対応する部署は、企業の存続を左右しかねない大切な部署であって、新製品の開発と並ぶくらい重要だと思います。小手先でかわすのはよくありませんが、最低限の訓練は必要でしょうね。

いずれにしても、私が気付かない部分をご指摘頂きまして有り難うございました。また、私の健康にまでご配慮頂きまして感謝しております。今後ともどうぞ宜しくお願いします。
Posted by poohpapa at 2013年05月08日 11:04
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