2013年05月13日

最近のコンテストに見る日本人の言葉のセンスの欠乏

警視庁が「振り込め詐欺」に代わる新名称を募集していたが、このほど最優秀作品が決まった。

「母さん助けて詐欺」

14104件の応募作品の中から選ばれたとか。

優秀作品は、

「ニセ電話詐欺」
「親心利用詐欺」

これ、選んだ人のセンス悪すぎ、だと思う。先ず、「母さん助けて詐欺」、本来ならこれからニュースで頻繁に流れることになるハズだが、おそらくは使われないと思う。何より、詐欺の対象は母親だけではない。父親や祖父が被害に遭ったなら「母さん助けて詐欺」では事件と名称の整合性がなくなる。どうしてピンポイントの被害者を対象にした名前を選んだのかが解からない。

「ニセ電話詐欺」も、これだと「掛けてきた人物が偽者」というより、電話機の偽物を売り込む詐欺であるかのような意味合いになる。「親心利用詐欺」も、正確には、内容的に「親心付け込み詐欺」が正しい。

「振り込め詐欺」が実態を反映していないから、と言いながら、どんどん遠くへ行ってしまっているように思う。おそらくは全部が「E電」の二の舞になるだろう。やはり、最初の「オレオレ詐欺」で良かったのだ。

不動産コンサル(ティング)が不動産マスターになったのも然り。今まさに、業界団体が署名運動まで起こして「宅地建物取引主任者」を「宅地建物取引士」に、つまり「主任者」を「士」に(法改正して)変更してもらおうとしていて、たしかに主任者という資格名は変ではあるが、だから士、というのも如何なものかと思うし。

ともあれ、横柄な言い方で恐縮だが、選ぶ側(審査員)のセンスが悪いのか応募作品のレベルが低いのかは不明だが、最近の日本人の「語彙」と「言葉のセンス」の欠乏ぐあいには絶望的に悲観しているバッド(下向き矢印)



posted by poohpapa at 06:09| Comment(4) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も、え〜と思いましたが…(^^;

今朝の「とくダネ!」では、最終的に巣鴨で高齢者にアンケート調査を行った結果「母さん助けて詐欺」が一番受けがよかったのでこれに決まったというようなレポートをしていました。

また、振り込め詐欺の被害者の8割が女性との統計もあるようです。

Posted by だいゆー at 2013年05月13日 20:34
だいゆーさん、再び、こんばんは

たしかに、この手の詐欺の被害者の大半は女性でしょうね。母親とか祖母・・・、女性には母性本能があって、それに乗じた詐欺ですもんね。男親は「何とかしなきゃ」と慌てませんしね、ま、母親より(*^^)v

あと、私は、宅地建物取引主任者の「主任者」を「士」にすることより、むしろ「宅地建物」という言葉のほうがおかしいと思います。それだと「売買」の印象ですもん・・・。宅地も建物も賃貸しますが、イメージとしては売買に主眼が置かれているような・・・。どうせなら「不動産取引士」のほうがいい思うのですが・・・。いずれにしても、再び変更することは不可能だと思うので、慎重に考えて頂きたいものです。
Posted by poohpapa at 2013年05月13日 21:40
絶対に採用されないのはわかってましたが、「お詐欺とピーポ」というネタに出会えただけでこのキャンペーンには大きな意味があったと、個人的に思っております(笑)
Posted by 江崎 彰 at 2013年05月14日 10:29
江崎 彰さん、こんにちは

2ch、盛り上がってますね〜!(^^)!

むしろ落選した応募作品の中にこそ光るモノがありますね。間違いなく言えるのは、この新名称は定着しない、ということで、定着しないまま消えていくのでは・・・。もっとも、落選した作品は、面白くても使えないモノがほとんどではありますが。これは、この名称で応募した人には何ら責任はなく、選んだ側の問題ですね。

どなたかが書いてましたが、「自分の子供が『会社のカネを使い込んだ』『妊娠させてしまった』と助けを求めてきてそう信じたなら、そういう育て方をしたと認識している、ということ」とのことで、全くその通りです。

Posted by poohpapa at 2013年05月14日 11:10
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