2007年03月19日

私を出入り禁止にしたラーメン屋

今から20年ほど前の話、

東武東上線の「志木」駅のロータリーの近くに、夕方6時から明け方まで営業しているラーメン屋があった。頑固親父と若いパートの主婦で切り盛りしていて、味はそこそこ、安かったし、職場にも近いし、夕方、小腹がすくと開店を待って、よく食べに行っていた。

親父とはウマも合っていたが、この親父、なかなかのクセ者だった。客がラーメン一杯を食べ終えて1万円札を出そうものなら、「うちは両替屋じゃねえ。ラーメン一杯で万札なんか出されても困る。代金は要らねえから二度と来るな!」と怒鳴って追い返してしまう。

気持ちは解からんでもないが、客商売である。ハラハラしながら見ていたが、その時は私が同じ立場になるとは夢にも思わなかった。

狭い店内は中央に調理場があり、周りを「コの字型」にカウンターが囲む。テーブル席はない。カウンターが客席の全てである。

いつものように同僚と3人で出かけて、たまたま3人とも炒飯を頼んだのだが、親父の手元を見ていて、いつもと様子が違うのに気付いた。それで気になって、私が親父にこう訊いた。

「この前一人で炒飯を頼んだ時には卵を1個使ってたけど、今日3人で炒飯を頼んでも卵1個しか落とさない、ってどういうこと?」、と。

それまで機嫌よく調理していた親父の顔色がみるみる変わった。

「テメエ、二度と来るな!」と怒鳴りつけられたが、私も反撃した。
「だって、おかしいじゃんよ。それで同じ料金とるのかよ!」

店内は満席で、他の客も我々の遣り取りに注目している。親父は言葉に詰まって、後は無言で調理していた。こういう場合、ひるんだら負けである。謝ったりしたら本当に二度と行けなくなってしまう。

だいいち、私は間違ったことを言ってないし、本人は「マスコミによく登場する頑固親父の美味しい店」のつもりかも知れないが、そこまでの味ではない。「親父、勘違いしてるな」、とは前から思っていた。

もちろん、出入り禁止を喰らった後も、毎日のように食べに行っていたが、それには別の理由があった(本文に伏線は張ってある^_^;)



パートで働いてた若い奥さんが凄く可愛かったから、である(爆)
posted by poohpapa at 06:13| エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする