「7万人の命守った危機対応 3.11ディズニーの真実 【完全版】」
今さら言うまでも無く3.11東日本大震災の際にTDRが入園者に対してどう対応したか、その記録である。当時からネットでは「凄すぎる」との声で溢れていたが、こうやって動画で改めて見てみると本当にその凄さが解かるというもの。今は世界各地にディズニーランドがあるが、ここまで行き届いた日頃からの訓練と対応ができるのは日本のTDRならでは、と思う。感動で涙が出る、と言うか、泣きながら見ていた。
不謹慎な言い方だが、もし中国のランドでこういうことが起きたならどうなるだろうか、と考えてみた。キャストも客も「我先に」となるのではなかろうか。「日本人はまだまだ捨てたモンじゃないな」と思えた。略奪ではなく土産物のお菓子や縫いぐるみが無くなっているショップを見ていて、こういうことがキャストの判断で当たり前にできるのだから、やはり「ディズニーはサービス業の規範」とさえ思える。優先順位は決まっていても、それに捉われることなく先ずゲストの安全を考える・・・、なかなかできることではない。
何より、キャストの9割がアルバイトというのに「有事の際は個々の判断に任されている」というのが素晴らしい。後で上司の叱責を受けることがない、と分かっているから思い切った判断ができるし。「責任者が席を外している」とか「前例が無い」とかを常套句にして「自ら判断しようとしない」役人や役所の職員にも是非見ておいて貰いたい動画である。全職員を交互に1ヶ月くらいTDRで研修させればいいのに、と思う。
リピーター率が高いのも頷ける。行けば必ず新しい感動に出会えるし、キャストが来園者を心からゲストとして優しく迎えてくれるからで、私も50歳近くになってから30回以上も行っている。近々、旅仲間である茨城の歯医者さん夫妻と行くことになっているし
感動したが反省もしている。今、我々の業界は「全ては会社と営業マンの利益の為に」になっているから。
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いずれにしても、TDRはサービス業の原点、規範、だと思いますね。見習うべき話は多いです。