高校の一時期、エレキバンドを組んでいた、ということもあって、今もベンチャーズやブルージーンズの曲はよく聴いている。最近はCDよりYouTubeの動画で音楽を聴くことが多く、この曲は今までに数百回、そして毎日(朝晩数回ずつ)聴いている。いろんなプロのバンドが演奏しているが、私が好きなのはアマチュアである「マリーナ」というバンドの演奏。曲目と動画は後ほどご紹介するとして、
なぜ「マリーナ」版が好きかというと、メンバー全員が玄人はだしの技量を持っていて、とりわけリードギターの榊原一雄氏のテクニックが素晴らしく、演奏からお人柄が偲ばれて、聴いていて安らぐからである。
メンバー紹介のテロップで榊原氏の職業が「建設業」とあって、ちょっと嬉しくなった。失礼な言い方だが、ふだん仕事で接していたなら、このオジサンが「エレキギターの名手」とは誰も気付かないだろう。
では、その演奏の動画をどうぞ。
「さすらいのギター」
卓越したテクニックと、それによる美しい音色を味わって頂くために、なるべくならPCの小さなスピーカーでなく、ステレオイヤホンかヘッドホンでお聴き頂けたらと思う。
とても残念なことに、リードギターの榊原一雄氏、鬼籍に入られている。私は今までに、ここまでモズライト(使用しているギターのブランド)らしい美しい音色の演奏に出会ったことが無い。多くのエレキバンドは大別してモズライトかフェンダーを使っているが、どちらかというと私はモズライトの音色のほうが好き。寺内タケシもベンチャーズも当初はフェンダーを使っていたが途中からモズライトに替えていたと思う。
それにしても、最近の素人はプロ顔負けの技術を持っていて驚かされる。私と同年代のオヤジたちが今も昔の夢を追い続けているかのように、しかも抜群に上手く演奏している姿は凄くカッコ良くて羨ましく思う。
2013年06月02日
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