2013年06月11日

「人でなし」一家

YouTubeでペット動画を見ていて偶然「見てしまった」動画で怒り骨髄ちっ(怒った顔)

これねえ、自分がペットを飼っているいないに関係なく、ひど過ぎるし、悲し過ぎると思う。

先ず、その動画を見て頂きたい。最後まで直視できないかとは思うけど・・・。

ニュース番組の中の何かのドキュメンタリーのようだが、涙なしでは見られない動画である。


海に行くから猫を処分!?


殺処分すべきは猫ではなく、この家族だろう。親なら子供に「命の大切さ」を教えるべきで、「また飼いたくなったらここにきて・・・」だと!?、馬鹿野郎、である。それでまた要らなくなったらまた処分、てか!?爆弾

動画の後半では病気の老犬(ハスキー犬)を最期まで看ることが出来なくなった飼主に処分場に連れてこられた犬のドキュメントもあって、他人には解からない事情があるものだろうけど、見ていて辛かった。今年の冬、うちのノルンが行方不明になってしまって辛い思いをしたが、その時も改めて飼主の責任を痛感しているからだ。ペットのほうでは飼主を選べない。だからこそ飼主の責任は重い。一度飼ったなら最後まで責任を持つのが当たり前。幸運にも近所の方のご厚意で発見できたが、もしそのまま見つからなかったなら私たちがどうなっていたかと思うと怖いものがある。それが「ノルンの運命」などと、とても諦めたりはできないから。


ところで、ある同業者さんのブログで、タイミングを同じくして(ノルン失踪の後に)こんな記事を見た。そこには失踪したペットを探す飼主に対する率直な(冷ややかな)感想が書かれていた。


皆さんペットへの愛情は伝わってきますが

少し冷静に考えると変ですよね

たとえば

玄関を少し開けたら

そこから勢いよく飛び出して逃げた猫を探す方

ナントカちゃんがお腹を空かしてるかと思うと自分も食事がのどを通らない

なんて書いてますが

はて?

猫の立場からしたらどうでしょう?

勢いよく逃げて

もう戻ってこないんですよね?

て事は

戻りたくないんですよね。



お腹が空いても戻ってこないんですよね

って事は

多分

猫にとっては

苦痛だったんでしょう?

自由を奪われて・・

逃げられた飼い主は

ナントカチャン可愛そう

なんて言ってますが

可愛そうどころか

外の世界が楽しいから戻ってこないんじゃないんでしょうか?

飼い主は一生懸命探してますが

猫の立場に立てば

必死にストーカーから逃げる女性と同じ気持ちかも知れません。



ご同業なので、私のブログの該当記事も読んで頂いていたのかも知れないし、そういう見方もあるものと思う。なので、腹が立ったりはしなかった。ただ、この管理人さんはペットを飼ったり失踪されたことがなく、猫の習性をご存じないのでは、とは思った。もし、お互いに読者であって、「相手が読んでもかまわない」と思って書いていたとしたら相当に「お人が悪い」ことになる。ま、それもお互いさまであるが・・・。

なので、こうコメントさせて頂いた。

おはようございます

私も同じ業界にいまして、いつも管理人さんの記事やお考えを参考にさせて頂いておりまして、毎日頷きながら拝読しております。

実は、私の家でも最近「ネコの失踪事件」がありまして、管理人さんが書かれているように必死で捜索し、食事も喉を通らないくらい心配しておりまして、何より、見つかるまでの間は自責の念に駆られておりました。

この記事に関しては、失礼ながら、ネコの習性とかを誤解なさっているかな、と気になっている次第です。ネコは大変臆病な生き物で、僅かな物音で思いがけない行動をとることがあります。もちろん、それを承知していて飛び出されたのは飼主の責任で、だからこそ苦しんでいたのですが、必ずしも「嫌だから飛び出した」「戻りたくない」ということではないと思います。そのあたりはネコが人間の言葉が利けるなら本音を聞きたいものですが・・・。

うちのネコも、発見されて戻ってからは以前に増して女房に甘えています。飼主としても二度と同じ失敗をしないよう改めて「ペットを飼うことの責任」を噛みしめております。

仰ることは解かるのですが、ネコを捜索した経験がある者からすると、ちょっと辛い記事でありました。

ともあれ、これからも記事の更新を楽しみにしておりますし、ぜひ、一度管理人さんにお目にかかりたい、とも願っておりますので、その際にはぜひ宜しくお願いします。


もちろん、短くはあったが反省の意味合いの返信を頂戴したので、そのこと自体は一件落着である。


で、私は記事そのものには腹が立たなかったが、そこに寄せられたコメントには非常に落胆させられた。

今日の話、参考になりました。
ペット好きの方には、耳が痛い話だと思いますが、人間と動物が家族ですと言っている人に会うと、頭がおかしいと思ってしまいます。
完全に自分の考えを動物に押し付けているとしか考えられません。

昔、日本が貧しい時代に、餓えに耐えかねてペットの犬を食べたと言う話があります。
人間は動物を食べる事ができます。
そんな状況で動物も家族と言うのはちっょと・・・
        (原文のまま全文)


元々がどんな動物も野生の生き物ではあるが、犬や猫はペットとして人間に飼われることで遥か昔から人間と共存していた歴史がある。ひと度「飼う」ことにしたなら生物学的な分類や種別に関係なく「家族の一員」だし飼主の責任は重い、と私は思ってる。口が利けないペットは飼主との関係においては圧倒的に弱者である。だからこそ、最後まで責任を持つのは飼主として当たり前の最低限の義務であろう。

「人間と動物が家族ですと言っている人に会うと、頭がおかしいと思ってしまいます」とあるが、「おかしいのはオマエの頭だよ」と言いたい。少なくとも、私とは絶対にお友達にはなれないタイプである。いろんな考え方があっていいものではあるが、人を見下して相手の心情を理解しようとは全く考えないのだから、たぶん、お友だちもいないんじゃないか、いても直ぐ離れていくのではなかろうか、と思える。


冒頭の動画に出てくる家族・・・、多くのコメントにもあるように「ペットホテルに預ける」とか他の選択肢もあったのに、「海に行くのを諦めるか、殺処分するか」の発想しか浮かばないのはどうしたことか。可愛がっていた(ハズの)ペットを殺処分して海に行ってそれで楽しいものかねえ。狂っているとしか思えない。

飛躍した意見とは思うが、こういう親に育てられた子供なら、将来殺人なんかも平気でできる人間になるかも知れない。こういうのが動物愛護法で処罰されないのが不思議である。道端に捨てるより醜悪なのに。

私は処分場で働くことなんてできないなあ・・・。動物を殺処分できないからでなく、こういう家族が来たならお説教する前にブン殴ってしまうかも知れないから。たぶん直ぐ懲戒解雇になるだろうな、と思う。


再度言うが、

殺処分すべきは猫ではなく、この家族 であろう。





posted by poohpapa at 06:31| Comment(4) | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
嫌な映像ですが、これが現実ですからね。
映像にある犬の入った殺処分ルームは、扉が閉まって窒息死なのでしょう。
背景にはきちんと飼っている飼い主も、ペット需要者として僅かでも片棒は担いでいると思います。
直接手を下した者とは比較できませんが。

猫の家族も
>「海に行くのを諦めるか、殺処分するか」の発想しか浮かばない
訳ではなかったのだと思います。
インタビューにちゃんと答えているので。
きっと、子供の教育として世の中なんでも『トレード・オフ』で、得るだけということはできないんだよ、というのをきつく教えたかったのではないでしょうか。
この親にとっては、子供の教育よりも猫の命がず〜っと軽いということですね。(私にはとてもできませんが。)
本当に短絡的にそうであるとすると、ああも屈託なく正直にインタビューに答えないでしょう。(…と思います。違うかなぁ?)
Posted by ハリケーン at 2013年06月11日 12:57
ハリケーンさん、こんにちは

私も、それが現実、とは思いますね。ペットショップなんかでいつまでも売れないで残っている子犬や子猫の末路も知っていますし・・・。ただ、子供に厳しい現実を教えるためであるとするならば「寸止め」するのではないでしょうか。つまり、処分場の係員に引き渡す直前に中止するもの、と思います。そんなことに利用されたら係員は堪らないものでしょうけど。

「寸止め」せずに脳天に打ち込んで眉間を割っていますから、子供にキツク教えたかったワケではなく、何も考えていないんだと思います。こういう若い親、結構いますよ、最近は。屈託なく答えているのは「悪いことをしている」という罪の意識や後ろめたさを感じない「能天気なだけ」だと思います。

後半のハスキー犬の場合は、飼主もよほどの事情があったでしょうね。動物病院で安楽死させてもらうか処分場に連れていくかの違いで、きっと断腸の思いだったのでは、と推測できます。なので、ナレーションにあるように「飼い主に最期は裏切られて・・・」とまでは思えません。老いた体で、病気で苦しんでいる様を見たなら、飼主として「楽に死なせてやりたい」と思ったとしても不思議ではありませんから。私もうちのと折に触れ「もしノルンが助かる見込みのない病気で苦しんでいたなら、どうする?」という話をしています。その時の覚悟、今からしていないと耐えられそうにありませんもん。

私は、最期はずっとうちのに抱きしめていてやってほしい、と願っています。ノルンはうちのが大好きなのですから。うちのが私のことなど放っておいても全くかまいません。

以前飼っていた犬を、油断から、家族に看取られることなく死なせてしまったので、私は「自分は楽に死にたい」とは全く思っていません。自分も苦しんで死ぬことでラブ(犬の名)に顔向けができますもん。

<<背景にはきちんと飼っている飼い主も、ペット需要者として僅かでも片棒は担いでいると思います。

私はそこまでは思いません。それを言ったら、ペットを飼ってない人も、になるものでしょう。

で、この4人家族、連れて帰らなければならなかったと思いますね。殺処分をするかしないかは天と地ほどの開きがあります。命の尊さを教えるなら、ペットを殺処分せずとも可能ですしね。

それにしても、辛い動画でした・・・。

Posted by poohpapa at 2013年06月11日 16:45
大変ご無沙汰しています。
以前兄の件でご丁寧なメールをいただき、何度かやり取りをさせて頂きました、
motikoです。
もしかしたら名前が違うかもしれませんので、ご記憶に無いかもしれません。

今回の内容に関して、私は動画を全く見れませんでしたが、
本当にこういう事を平気で出来る人間こそ、罰が当たれば良いと思います。

うちにも野犬として生まれ、施設に助けていただいた子がいます。
本当に可愛く、しかし野犬として生まれて1ヶ月半程まで野良として
彷徨っていたので、人間や音に対して非常に臆病です。
そんな臆病なところもとても可愛く、私には本当に家族としか思えません。

動物を捨てる人も殺す人も、人間同様「命」を軽視している事には
変わりがないので、人の命を奪ったと同様の罪を与えるべきだと、
私は思います。

「poohpapa」さんが「殺処分すべきは猫ではなく、この家族だろう」と
仰っていることに、本当にその通りだと深く思いましたので、
ついついコメントを書き込んでしまいました。

お忙しいとは思いますが、お体無理せずお過ごしください。
では。
Posted by もちこ at 2013年06月28日 11:33
もちこさん、こんにちは

当時のHNは(同じだったか)失念していますが、よく覚えていますよ〜。その節は(率直すぎて)こちらこそ大変失礼致しました。でも、お変わりなく何よりです♪

この動画、もう観られなくなっているのかな、と思ってクリックしたら、いちおうまだ観られますね。何か他の事情でご覧になれなかったんですね。

<<動物を捨てる人も殺す人も、人間同様「命」を軽視している事には
変わりがないので、人の命を奪ったと同様の罪を与えるべきだと、
私は思います。

全く同感です。私が以前に書いた、河原のローラースケートのすり鉢状のコースで、ウサギをサッカーボール代わりに蹴飛ばして、上がってくると蹴飛ばして、というのを繰り返して殺してしまった悪ガキたちと一緒ですね。今、思い出しても涙が出ます。きっと、碌な若者には育っていないことでしょう。

たとえ飼主であってもペットを自由に処分できる権利など無い、と私は思います。考えようによっては、自分の子供を捨てるよりもっとヒドイことではないでしょうか。

ただ、残念ながら、日本では(いちおう動物愛護法というのがあっても)法的に動物は「物」なんですね。

うちの店で以前、ペットが飼えないアパートに引っ越すことになった家族の父親が、「可哀想だけど保健所に・・・」と言ったので叱りつけたことがあります。悲しいですよね。今まで注いできた愛情は何だったのか、嘘だったのか、と他人事ながら悔しくて涙が出ました。引き取って世話してくれる人がいないなら、どんな事情があってもペット可物件を探すべきですよね。

ところで、私の体調までお気遣い頂き有り難うございました。もちこさんもどうぞお体大切に(^^♪

そうそう、思い出したら、くらいでかまいませんので、何か感ずるところがありましたら(反対意見でもOKですので)コメントください。そうするとお元気でいるのが分かりますから(*^^)v

Posted by poohpapa at 2013年06月28日 14:08
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