6時過ぎにいったん家に戻り、夕食を済ませて8時5分前に店に戻ると、約束通り8時過ぎに来てくれた。案内の途中でいろんな説明を済ませていたので契約も簡単に進んだのだが、それでも1時間半かかった。ま、いつものペースである。私が言うのもナンだが、私は(見下しているのでなく)「相手は素人、契約書に謳われている内容など解からなくて当たり前」という気持ちで接しているので、どこを重点的に説明したら良いのか、お客様が何を知りたいか、など先回りして説明するようにしている。だからである。
契約をする際には、「解からないことがあれば私の話を遮って質問して頂いてもかまいません。たとえ署名押印を済ませて家に帰った後でも、『アレどういう意味だったっけ』『なんとなくコレは納得いかないかな』という疑問が出てきたら遠慮なく電話してください。間違っても『私はちゃんと説明したでしょ。あなた納得して判を押したんでしょ!?』などとは言いません。私は日常的にこの仕事をしていますので契約書など見なくても説明できますが、お客様は素人です。私の説明を一度聞いて全て理解できたとしたらそのほうがおかしいのです。むしろ疑問をそのままにされるほうが私にとっては辛いのです」、と伝えているし。
もちろん世間話も挿むから、おっつけ契約時間は長くなる。以前は夕方来店してもらったお客さんの契約で、日付が変わっていたこともあった。何もトラブルなどなくても、で、まさにギネス級である

で、このお客様、多摩郊外のアパートの1階の部屋を(仕事の関係でなかなか時間が合わなくて)ご自身で見て頂いたことがある。その時は断りが入った。それも当然であった。その物件の101号室の入居者がだらしなく、ゴミ袋を玄関前に放り出していたりしていて、家主さんに鍵を開けておいて頂くよう依頼する際に「見ておいてくださるよう」お願いしていたのだが、それでもダメだったようだ。そのアパートは全4部屋のうち半分は◎イブル、半分は当社で管理している。だらしない客は◎イブルの客である。101号室は当社で管理していたが、◎イブルが先だって亡くなられた家主さん(ご主人)に取り入って直接申し込みを入れていた。まあ、そんなことは今に始まったことではない。カネになるならどんな客でも入れる会社だし。
お客さんというものは「断る」となったら冷たいもので、ほとんど後は梨の礫になる。だがこのお客様は違っていた。心の篭った丁寧なメールを頂いたのだ。そこには私なりの配慮に対する感謝の言葉が綴られていてとても感激した。元々がアットホームからの問い合わせが始まりで、まだ一度もお会いしていない。ふつうならこれでご縁が切れて別の不動産屋に行かれてしまうもの。「ご縁があった」ということなんだろう。
今回、201号室を◎イブル、102号室を当社で募集していて、その102号室は断られたのだが、お客様の条件としてはそのアパートは合っていたので、こう伝えた。「実は当社の管理ではありませんが、201号室も空いています。家主さんにお願いすれば102号と同じ条件で貸して頂けると思います。202号室は当社のお客様で、とても感じの良い青年です。宜しければ改めて201号室を見て頂けませんか?」と。
後日、今度は私が案内して201号室で申し込みを頂けることになった。◎イブルを通さず直接、である。私はこの仕事を25年間していて、他社の管理物件を横取りしたり管理会社を通さず直接申し込みを入れたことなど一度もない。◎イブルには他にも腹にすえかねていることもあったので、まあ許されるだろう、と自分では思っている。これにより201号室も当社で管理することになった。101号室が退去すれば全室当社管理になる。そうすれば、アパートの壁面に貼ってある◎イブルの看板広告も外せることになる。
いろんな経緯とお客様の人柄で、「このお客様に対しては出来る限りの便宜を図って差し上げよう」と思った次第である。以前に一度ご来店頂いた際には「コーヒーがダメ」とのことでペットボトルの水をお出ししたが、今回は冷やした「お〜い お茶」と、例の「オハナベーカリー」の美味しいパンを用意させて頂いた。時間が時間なのでお腹も空くだろうし・・・。
と、ここまで書くと、そのお客様って、もしかして・・・、と勘ぐる読み手さんもいるだろうけど、
はい、美人の看護師さんですけど、それがナニか!?

美人にみえるといったって、オネメンかもしんないし。
そう考えてウサ晴らそ。
夜遅くまでお仕事お疲れさまでした。
202号室が空きましたら、御一報お願いします。先着順ということなので、私が一番ですよね!
悪徳不動産屋って契約に時間をかけるんですね。私の経験では30分程度がほとんどです。
契約書と別に覚書?みたいなものがあって、退去時の借り主負担の内容を確認させられます。
通常の生活をしていれば大丈夫と言われますが、ちっと不安になりますよね。現在、契約中の
不動産屋はなるべく敷金を返すように努力してくれることが分かっているので、安心していますが。
私も、ちょうど、たなぼたさんのサイトから帰って来たところでした(*^^)v
私もね、よく「美人」だの「可愛い」だの書いてますが、女性の美しさは「歳相応の分別と教養が内面から滲み出ているかどうか」ですね。一般的な評価で言って見た目が多少劣っても、教養や分別や愛嬌で充分にカバーできるものなんですね。逆に、顔立ちやスタイルがいくら良くても、性格の悪さが透けて見えていたりするとアウト、私からすれば美人でも何でもないんですね。ま、性格の可愛い女性が一番です。
男も同じで、お腹が出ていて頭が薄くなっていても・・・、って、やめとこ(自爆)
この看護師さん、美人でもあるし、人柄も素晴らしいのです。ただ、ヘアスタイルで老け顔になってしまっているので損しています。今度、アドバイスしたいと思っています、余計なお世話ですが^_^;
うちは契約にかける時間、長いほうですね、最短で端折っても1時間は掛かります。よその会社での契約に立ち会うと、「え?、こんなんでもう終わっちゃうの??」と思うことがよくあります。
ま、私のほうが無駄に長いと言えなくもありませんので、どっちがいいかは解かりませんが。
この先、202号室が空いたら必ず声を掛けますね。ただし、家賃は倍にさせて頂きますが(爆)
この辺でよくテレビで宣伝している会社でした。
看護師さん、美人か?
おとこじゃないですよね。
5分で契約・・・???、ドライブスルーじゃないんだし(*^^)v
その分じゃ取引主任者証を提示しての重要事項説明などしてないんじゃないでしょうかねえ・・・。私には考えられないですね。ま、向こうからすれば1時間半も掛けることが信じられないものでしょうけど・・・。
賃貸で1時間半は、自分の感覚だと普通〜少し長めという感じです。
自分は賃貸で1時間、売買で休憩を入れて2時間ぐらいです。
今まで出会った業者の方で最も長かった人は、売買で3時間という方がいらっしゃいました。
自分の感覚では、そこまで長いとお客の方も疲れて理解できてないだろうなという感じでした。
実際、契約書と重要事項説明書、場合によっては特約等の覚書、その全てを全部説明しようとしたら、
その位になるのかもしれません。
でもそれでは、説明したから相手の理解はどうでも良いという方向になるのではないでしょうか?
自分の場合は、トラブルになりそうな重要なポイントやお客&大家(売買の場合は売主買主双方)が気にするポイントのみ時間をかけ、
それ以外はさらっと流す感じです。
因みに短い方の記録は・・・
やはり某大手の駆け出し営業マンでした。(10分ぐらい?)
契約書と重説はA4とA3用紙一枚ずつ!?
原状回復の重要な部分は、年寄りにはまず読めないような小さな文字。
自分は相談された身だったので、書いてある内容を色々アドバイス&説明するはめになりました。
(原状回復に関してなんか全然説明を受けていませんでした)
契約時の業者説明、最適時間はいったいどのくらいなんでしょうかね?
たぶん、賃貸では1時間+αくらいが最適かな、と思います。と言っても、事務的に説明していても、の話でして、私の場合は、引越しの挨拶、電気ガス水道の手続き、保険の適用範囲と退去時の解約、退去時の敷金清算の取り決め、場合によっては家主さんへの挨拶は私が済ませておくこと、等々お話ししてます。
あとは、「そんな先のことまで??」と思われるでしょうけど、「今後どこかの不動産会社と取引する場合にはこういうことに注意してください」というアドバイスまでしています。なので1時間半平均ですね。
タスクさんが仰るように、長すぎるとお客さんが疲れてしまうので、ダラダラ、というのは良くないですね。たぶん、うちのお客さんはそんなに時間が経っていると思ってないでしょう。
日本はアメリカなんかと比べれば契約書が薄っぺらいですね。文章で制約するのでなく慣習や道徳心に頼る国民性であるから、だと思います。
うちは人間性善説に則り契約書はB4で2枚、重説はB5で1枚、簡単なほうですね。文章で補えない分は「何かあったらいつでも遠慮なく電話してください」と言うことでカバーしています。
これが売買ですと2時間はゆうにかかるハズなんですが、けっこう30分くらいで終わるケースにも遭遇してます。長けりゃいい、というものではありませんが、あまり割愛されると不信感が芽生えますね。
大切なのは、説明したという事実でなく、お客様がどれだけ理解できたか、ですもんね。
貴方のような不動産屋さんばかりならいいのに…と、つい思ってしまいました。
そう仰って頂くと何とも恐縮です。と申しますのも、商売をしていますと、同じことを言い、同じことをして、同じように接していても、全てのお客様にご満足頂くことはできません。相手のあることですもんね。もちろん、いつも私が正しいワケでなく、失敗したかな、と反省させられる時もあります。
私の場合は、正直、相手を見て、ハートのあるお客様と傲慢で陰険な(ハートのない)客とでは対応を変えたりしていまして、実のところ、それくらいさせてもらわないと持たないんですよね、この仕事は^_^;
現実に、私を地獄に落とさないでは納得できないほどに私を憎んでいる人もいます。逆恨みもいいとこなんですけどね。でも、喜んでくださる人がいれば「この仕事をしていて良かった」と嬉しくなります。
何をやったから良心的、期待に応えてくれないから悪質、という色分けをされるのも仕方ないことで諦めていますが・・・。って、すみません、愚痴ですね。
気が向かれましたらまたコメントなさってくださいね。今後とも宜しくお願いしますm(_)m
相手に説明したかではなくて相手が理解したかが大事ですよね。なんでも
という欺瞞に満ちたタイトルにミスリードされて、危うくええ話やなぁ〜と思うところでした。
poohpapaさんの人柄には『美人』という視覚的なものが多く含まれるんですね。
なるほど…
たしかに美人看護師さんでしたけど、美人かどうか、ということで差をつけたりはしませんよ〜。
契約に至るまでの経緯がとても嬉しいもので、とくに断りのメールの文面にはこのお客様の人柄がよく表れていて、「ぜひとも当社の物件で契約して頂きたい、ご入居頂きたい」と心から思えた次第です。
まあね、契約書の説明で、心は理解しあえたと思いますので、次は・・・(危ねえ危ねえ^_^;)
キレイ事は抜きにして、そりゃあ女性は「美しい」に越したことはありません。いくら「女性の本当の美しさは歳相応の・・・」と言ったところで、美しく生まれたかどうかでスタートラインが違いますモン。ただ、その程度のハンデは克服できる、と思っています。
大切なのは、私はこのお客様にお会いする前のメールの時点で「このお客様のお役に立ちたい」と思っていた、ということですね。美人かどうか、という要素は人柄には含まれま・・・すけど(おいおい^_^;)