一枚の広告がFAXで流れてきた。
「第7回相続士要請スクール 東京校」
とある。FAXによれば、
全国で500名超の相続士が活躍中。
相続に特化した専門家「相続士」資格を取得しませんか?
不動産に強い専門家「相続士」が不足しています。
とのこと。
※ 本スクールは、日本FP協会継続教育単位(36単位)が取得可能です。
※ 本スクールを修了すると「相続士」資格が認定されます。
とあるので、講義だけ受ければ資格試験は無いらしい。6日間の講習料は189000円(税込)・・・。
マークが付いているので、「相続士」は登録商標になっているみたい・・・???
公的資格だからこそだろうが「宅地建物取引主任者」という資格名が登録商標になったりはしないもの。
こう言っては何だけど、公的な資格でも何でもなさそう。だいたいが、不動産業界もそうだが世の中には意味不明な資格や肩書が多すぎる。その資格を持っていたら何ができるのか、持ってないと何ができないのか、それらに法的な根拠があるのかどうかさえ不明な資格は多い。
私も、かつて資格証明書さえない「日本眼鏡光学士」なる資格を与えられていたが、役に立ったことなど一度もないし、その資格を授与してくれた「日本眼鏡光学卸組合」も今は無い。
勉強することに意味はあっても、資格そのものに意味があるかどうか全く分からない。本当に必要な資格なら仕方ないが、我々の業界の資格も滅多やたらに種類を設けずシンプルに纏めたほうがいいのでは。
ただ、相続問題に詳しいと売買の商談に繋がるきっかけになるのは間違いない。不動産街頭無料法律相談などから商談に入っていくのは我々の業界では原則的には「してはならない」ことになっているが、ま、相談にやって来た消費者が他に頼る相手がいなければ、その時に相談相手になってくれた業者にその後を任せたりするのは仕方ないことで、むしろ禁止するほうが「まやかし」、綺麗事でしかないと思う。
その資格講座、講師陣には弁護士もいるが、何やら「いかがわしさ」がぷんぷん臭う資格に思える。
えっと、私が紹介するのは、「Hなサイト鑑定士」です。ネットには桃色動画を閲覧できるサイトが無尽蔵にありますが、その9割(バラキ推定)は有料サイトへのお誘いです。無料だと思っていても、不正請求のの画面が表示されたりします。「続きを見る」をクリックすると、ウイルスが飛んでくることもあります。「Hなサイト鑑定士」は、そのサイトが安全であるかを調査し、安心して楽しいインターネットライフを過ごせるよう案内する仕事です。「そのサイトは危険だが、こちらだと高画質かつ安全に見ることができますよ」等のアドバイスをします。また、あなたのパソコン内にこっそり桃色動画を隠す方法も指導します。もちろん、完全で自然な閲覧履歴の消し方も。
5日間の講習で、10万円です。poohpapaさん、いかがですか?取得後は、悪徳不動産のblogの左側に「資格:Hなサイト鑑定士」と掲載することができますよ!
他の方が奨めてくださるならマトモな資格かも知れませんが、バラキさんのお奨めではねえ・・・(^◇^)
6日間で189000円・・・、てことは1日3万・・・。ちゃんと講義もするようなので「詐欺」とまでは言えないにしても、公的資格でないなら資格取得詐欺的な要素はありそうですね。
紳士録登録とか某宗教団体の名誉会長が世界中から集めていた名誉博士号とか、そうやってカネを払ったり援助と引き換えででも名誉を欲しがる人はいるもので、そういう心理に付け込んだものでは、と思ってしまいます。だいいち、そんな案内がFAXで来るか、ふつう!、ですね。
ただし、相続そのものに詳しいことは不動産屋として武器にはなりますが。
まあね、「Hなサイト鑑定士」の資格はノーサンキューですが、「希ちゃん鑑定士」の資格なら大金を積んででも欲しい、とは思いますね。希ちゃん本人が講師であることが条件ですが(爆)