物件そのものの良し悪しもだが、「ここの不動産会社で管理しているならやめたほうがいいでしょう」とか、「ここの会社は信頼できますよ」とかアドバイスしていて、そのうちの1件を案内させて頂くことになった。場所は玉川上水駅徒歩2分。管理会社も信頼できるし、写真では物件そのものもキレイで良さそう。
車で案内することも可能だが、モノレールの駅から徒歩2分なので、お客様の申し出によりモノレールで現地まで行くことになった。玉川上水駅は立川北駅から5つ目、事前に地図で場所を確認している。駅を出て途中で一つ角を曲がるだけなので間違えようがない。管理会社に内見希望書をFAXして、現地から電話をすればキーボックスの番号を教えてもらえることになっている。それで万全・・・、のハズだった。
玉川上水は2年ぶりくらい。以前、地元の老舗K商事の二代目が姑息な手段で家主を垂らしこみ、当社の管理物件を横取りしてからというもの気分が悪いので行くことはなかったが、案内となれば仕方ない。
駅に到着して、「こちらになります」とコンコースから大通り(芋窪街道)に下りると、2年の間にすっかり景色が変わっていた。目の前に直ぐ「いなげや」があり、その先には「バーミヤン」の看板も見える。
「え・・・、いなげやも出来たんだ・・・。バーミヤンもあるし・・・」と思っていたところにお客さんが声を掛ける。「これ、駅の反対側に来てませんか?」だと!。「プロの不動産屋が案内しているのに素人が口出ししなさんな」、である。だが、そこは商売。「大丈夫ですよ。私は何度も来てますから」と穏やかに答える。
だが、目印のファミリーマートが無い。本来なら、あの青と白の電飾看板が見えてこなければならないもの。さすがに自分でも「何か変・・・」と思い始めていると、お客さんがモノレールの電車を指差し「あれ、上北台行きになってるから、やっぱり駅の反対側に来てますよ」だと!
ということは、西武拝島線を挟んで反対側に下りてしまったことになる。たしかに、反対側には元々いなげやもバーミヤンもあったような・・・。いや、私も分かってたんだけど、お客さんに玉川上水の街がどんなとこだか知ってもらおうと思って遠回りしただけのこと。夜景も楽しめたんだし文句あるまい(く、苦しい

慌ててモノレールの駅まで戻り、ようやく物件に到着。本来なら徒歩2分、それを10分も掛かっていた

そこから管理会社に電話してキーボックスの番号を聞いたのたが・・・、鍵を取り出すまでもなく、ドアは施錠されていなかった。おそらく前に案内した業者が鍵を掛け忘れたんだろう。いちおう管理会社に報告しておいた。何かあって当社の責任を問われたら辛いし、そういうのは先に言っておかないと誤解される。
けっこう良い物件だったが、私は直ぐ答えを求める主義ではないので、ゆっくり検討して頂くことにした。
それにしても、お客さんの人柄が良いと本当に助かる。とくに方向音痴の不動産屋にとっては・・・

わざと施錠せずに、頻繁に何人の内見している優良人気物件と思わせるのはいい手かもしれませんね。
poohpapaさんが事前に解錠しておいて、わざと初めて来たかのように土地勘がないように振る舞った、だなんて言ってませんからね。
直ぐ回答を求めない、というのも念が入ってます。
そういう手法もあるかな、と思っただけで。poohpapaさんが実行しているなんて思ってませんからね。
いや、不動産屋さんは演技力が必要だなぁ、なんて。
poohpapaさんが演技で人を誑かす、なんて思ってもいないので邪推しないでくださいよ。
本当に素人の妄想ですから。
本当にただのネタです。
たしかに、不動産屋には演技力が必要です。ただし、車でも保険でも、営業には演技力が不可欠です。もちろん、相手に合わせての演技力、ですね。独り善がりの演技では直ぐにメッキがはがれますし。
演技をしていく中で、「本当にそう思えるよう」自分の気持ちを変えていく能力も不可欠です。営業にはカメレオンのような擬態本能が必要ですね。カメレオンは自分が相手(景色や環境)に合わせます。間違っても、相手を自分に合わさせようとはしませんよね、当たり前ですが。その「当たり前のこと」をできない営業マンの何と多いことか・・・。
そう、私はワザと道を間違えたし、鍵が開いてたことにしたし・・・、って、なワケないでしょ!(*^^)v
虚勢を張ってるだけなんですけどね、いつも最後は平身低頭で謝ってます、困ったもんだ(^◇^)
タクシー運転手と不動産屋だけは方向音痴には向かない職種ですね。ただ、最近はタクシーにもカーナビが付いてますので、機械の操作だけできれば誰でもOKみたいですが。
番地の付け方にも法則がありますので、近くまで行けばどうにか探せます。近くまで行くのが出来ないから「方向音痴」なんですけどね(^_-)-☆