2014年01月26日

勝手なルールを押し付けないでくれ

これ、住宅新報版紙上ブログにも書いた内容、

多摩地区に国〇音楽大学という大学がある。毎年、新年を迎えると大学から不動産会社に案内が届く。

「新入生向けの(音出し可能な)部屋を紹介してほしい」ということで、合格者に送付する案内にも同封するとのこと。そこまでは大変有り難い話。だが、こんなこと(条件)が「お願い」として書かれている。


入居契約後に本人の都合で入居を取り消す場合、1日も入居していない時は既納の月額家賃、敷金、雑費は返金してください。

バカなことを言うもんじゃない。契約は互いに遵守するのが当たり前。入居していないなら敷金や雑費は全額返還するのが当然だが、契約書には通常「解約予告1ヶ月前」と謳ってある。大学生向けに特化した物件であれば、ドタキャンされたなら改めて新規の顧客を探すのは困難である。下手したら最短でも夏休みまで次の入居者が決まらないことも有り得る。本人都合で入居を取り止めたら本人の責任。

契約後に入居を取り止めるのは申し込みのキャンセルでなく契約の解除である。「まだ1日も入居してないんだからいいでしょ!?」という話でなく、法律に則って当然に損害を補填すべきもの。

私も、国〇音大の学生から申し込みを貰って契約書を作成して来店を待っていたのに「他でもっといい部屋が見つかったから」とドタキャンされたことがある。キャンセルは仕方ないことだが、次の入居者が決まるまで半年以上も掛かった。私はまだしも家主さんにとっては辛いもの。こちらの責任問題にもなる。

大学は専門的学問を教えるところではあるのだろうが、新入生は18歳以上なんだし、当たり前の社会常識を身に付けさせなくてどうするのか。文書は「お願い」ということになっているが、高圧的に条件を付けているに過ぎない。「一方的に勝手なルールを押し付けるなよ」と言いたい。

かつては国〇音大の教授の娘に部屋を貸して、退去時に「これ以上は無い」という荒らしようで、とてもじゃないが敷金で足りるハズもなく、明細を付けて請求すると、本人も親も「追加請求には応じないし、敷金を放棄した覚えは無い(全額返せ)」と言われたことがある。リフォーム代の全額を請求したワケではない。大半が家主さん負担だったが、それでも頑強に拒否された。子が子なら親も親、であるパンチ爆弾ちっ(怒った顔)

個人契約だったのだし大学には何ら責任はないが、そういうのは大学の信用に傷を付けるもの。そんなことが出来る神経を疑う。「不動産屋とトラブっただけ」と思っているのだろうか、大学教授である父親も母親も、以前から顔見知りである家主さんと近所のスーパーで顔を合わせても知らん顔しているとか。

卒業後や退去後も親しくお付き合いさせて頂いている卒業生もいるが、「うちの学生が損しなければ家主や不動産屋に迷惑を掛けても知らない」というのではあまり付き合いたくない大学、ということになる。

あ・・・、いけねえ、来月の1日に秋田から、国〇音大に通っているお姉さんの妹さんが当社に部屋探しに来てくださるんだった・・・。ま、いっかたらーっ(汗)





posted by poohpapa at 05:39| Comment(4) | 嫌な客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
毎日、小さいときから楽器の練習です。当然、人付き合いも
世間一般の常識も経験しません。
特に、一芸に秀でた人の、わがままは強烈です。なんでも自分
のいうとおりになると思っているのでしょう。
音大の大学教授なんて、世間知らずのもっともたるものでしょう。

この前テレビでバイオリニストの高嶋さち子が「クラシック奏者
はバカが多い」ってテレビ番組で言ってた。その中で、本人曰く
「海外に行くからパスポート貸して」などと平気で言うそうだ。

演奏家に一般常識なんか、全然求めません。音楽がよければそれ
でいいのでしょう。それに、少し、可愛いければ。。。。
Posted by たか at 2014年01月26日 07:33
たかさん、おはようございます

<<「海外に行くからパスポート貸して」などと平気で言うそうだ。

えええ???、ホントの話なんでしょうかねえ・・・。それじゃコンビニ行っても、「誰かが私の分も払ってくれるだろうから代金は払いません」とか言いそうですね・・・。

でも、私の周りで音楽している人、優秀な人が多いですよ。しかも、当たり前の常識を持ち合わせてるし、東大に現役合格した人もいるくらいで・・・。むしろ、そんなこと言ってる高嶋さち子のほうがバカっぽい感じがしますけど・・・(*^^)v

ただ、大学教授で、いろんな権限を持たされると勘違いする人は出てくるものでしょうね。芸大の教授は学生と師弟関係にもなるんで、どうしてもそうなっちゃうかなあ・・・。

私なんかは、芸大の教授って言ったって、自分はショパンコンクールで入賞するような技量は無いクセに、と思っちゃいます。ゴルフと一緒で、トーナメントプロとレッスンプロとでは全く別のものなんでしょうけどね。野球の「名選手、必ずしも名監督にあらず」と似たようなモンでしょうか。

こういう文章が送られてくると「学生を紹介してやるよ。その代わり、こっちのルールに従ってくれよ」と言われてるようで、臍曲がりの私としてはいい気がしませんね。めったに「1日も入居しないでキャンセル」なんてことはありませんが・・・。
Posted by poohpapa at 2014年01月26日 08:42
あの大学は割とよく知っていますが、職員のレベルはひどいものです。
事務処理能力はそれなりかも知れませんが、非常に横柄な人が多いです。
態度の悪い公務員の如く、といえばイメージし易いでしょうか。
おそらく件の案内も、そのような普段のノリで書かれたものかと思います。

>>大学教授で、いろんな権限を持たされると勘違いする人

職員もこういう感じの人が多いですね。
困ったものです。
Posted by ev at 2014年01月29日 08:30
evさん、おはようございます

返信の順番が前後してしまって済みません。

毎年、同じ内容で案内が来ますけど、うちの宅建立川支部の支部長選挙の立候補規約と同じで、誰も「これはマズイのでは・・・」と思わないものかなあ、と不思議なんですよ。

うちの家主さんが(もう定年退職なさいましたが)その大学の職員でいらっしゃって、裏話をよくしてくださっていました。もしご健在ならその家主さんから伝えて頂けたのですが・・・。

普通の大学と違って、単に恩師というだけでなく師弟関係が生まれるので、大学全体が横柄になってしまうのかも知れませんね。学生さんは「至って普通の常識的な若者」という感じなんですけど・・・。

たしかに、態度の悪い公務員・・・、二昔前くらいの法務局の職員みたいな感じですね。
Posted by poohpapa at 2014年01月29日 09:46
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]