2007年04月17日

頂くワケにはいかない手数料

入居申込者に来店してもらい契約が完了したので、契約書を家主さん宅に持参すると、ご主人は不在で奥様が対応してくださった。

一通り契約内容を説明し終えると、「これ、とっておいてください」と封筒を差し出す。なんでも、駐車場の仲介料分だと言う。

そのアパートは駐車場が無く、弟さんが貸主の「隣接する駐車場」を家主さんが部屋数分借り上げて確保してあって、部屋の契約とは分けて弟さんとの間で駐車場契約を結ぶから、当社は駐車場の仲介料は頂かない。どのみち、駐車場の仲介料を頂くとしても客付け業者に支払ってしまうものだから元々当社には入らないカネである。

家主さんは、「○○さんもご商売だから、手数料はうちが払います」と仰るが、それでは家主さんは赤字である。自分が借り上げて空賃料まで支払っているのに、1ヶ月分を出そうというのである。さらに、「弟には半年単位で纏めて支払い済みなので、5月分と6月分の駐車場代金は要りませんから」とも仰る。オイオイ、である(*^^)v

だからこそ、「ああそうですか」と受け取る訳にはいかない。

で、過去にはこんなこともあった。

さらにさらに、その日に引越しの立会いをした退去者には、退去するに当たって気の毒な事情があって、それを知った家主さんは私に、「4月分の日割りは結構ですから、と伝えてください」と言い、敷金から何も引かずにそのまま返してあげるつもり、とのこと。私からしてもお気持ちは有り難いが、普通に精算をさせてくれるようお願いした。そのうえで、退去者にはこう伝えた。

「実は、家主さんは4月分の日割りは頂かなくてよい、と仰っています。ですが、私がとめました。不公平になってしまうのが嫌なので。ただ、家主さんのお気持ちだけはお伝えさせて頂きますね」、と。

退去者は気持ちよく納得し、かえって喜んでくれたのでホッとした。

同じことを、今度入居する契約者にも伝えた。

「家主さんは、5月分と6月分の駐車料は要りません、と仰っていました。ですが、私がとめました」、と。

せっかくの家主さんのご厚意を私がとめてしまって黙って知らん顔しているのも気が引けるので^_^;
posted by poohpapa at 06:38| 家主さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする