月が明けないうちに年賀状のお話。
毎年200枚近くの年賀状を出し、先方からも頂いているのだが、とても印象に残った年賀状があった。
私の長男の保育園の先生からのもので、私の子供たちは3人とも保育園に通っていて、それぞれ当時お世話になった先生(保母さん)とは今も年賀状でのご厚誼を頂いている。もう30年以上にもなる。
で、長男がお世話になった先生は、同じマンションの、私が3階、先生が1階に住んでいて、先生は息子さんとの二人住まい。その息子さんに私が万年筆を贈ったらしいのだが、実は、私はよく覚えていなかった。どういう経緯でなのか、先生のほうは毎年その万年筆を使って私に年賀状を書いてくださっているらしい。今の若い方は万年筆みたいな筆記具を使わないからだろうな、とは思っているが・・・
年賀状によると、息子さんが高校卒業時にピアノの調律士を目指していて、私が「電話帳から近隣の楽器店のリストを作って届けた」のを今も感謝してくださっているとか・・・。実は、それも覚えていない・・・。
うちのからも娘からも「恩着せがましい」と常に非難されている私が・・・、である。たぶん私は、その時は恩に着せるが直ぐ忘れてしまうタチなんだろう・・・
だが、そういう些細なことを今も忘れずに覚えていてくださる人がいる、というのは凄く嬉しい。これからも、私が死んだ後で私のことを懐かしんでくれる人が一人でも多くいてくださるように努力したい。
のだが・・・、私には敵も多い。私のことを好きな人と同じくらい(の数)私を嫌う人もいることだろう
ま、いいや。私は誰からも(100%の人から)好かれるような人間にはなりたくない。そんな人間は世の中の役にも立っていないことだろうから。これからも適当に敵を作りながら生きていきたいと思う。
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何年経っても、人様に良くして頂いた事っていうのは忘れないものです。
些細な事であっても良くして頂くと、暫くは良い感情を持っていられるような気がします。
逆に悪くされると、ずっと悪い印象のままですが(笑)
不動産の仕事は敵と味方とハッキリしてると思います。仕事のうえではドライにやっていますので、私も結構偏った人付き合いかも・・・・ですね(>_<)
ずっと、くれる人もいます。今年は、来ないだろうと思って出さ
なかったのですが、来ました。ん。。。いつまで来るんだろう?
って思っています。
もちろん、返事は書きました。
何はともあれ、覚えていてくださるのはとても嬉しいですね。年賀状は時にそんな話や、昔の思い出話が出てきたりして楽しい(懐かしい)こともあります。
でもって、うちのや娘から私が「恩着せがましい」と言われるのは、何か差し上げた時に薀蓄を垂れるから、だと思います。その品物が「いかに(職人さんの)手が込んでいるか」とか「どれだけ入手しにくいか」とか「なぜ一流品の評価を受けるのか」を知ってもらいたくて説明しちゃうからなんでしょう。
この先生にはそこまで説明してなかったとは思うのですが・・・(滝汗)
自分自身が気に入っている物だと、ついつい説明したくなります。美味しい物も同じです。それで味が変わるワケではありませんが、どうしても「これ、何ヶ月待ちなんだよ」とか言っちゃいます。
そうそう、ヤンコさんが仰るように、この仕事は「好かれるか」「嫌われるか」のどちらかですね。同じことをしていても喜ばれたり恨まれたり・・・、相手の受け止め方の違いもあるでしょうけど・・・。割り切らないとやってられませんね。私もそういうのが納得できるようになったのはまだ最近のことです(*_*;
来ないだろうな、と思ってて出さないでいて届くのが一番辛いですね。ただ、もう何十年も互いに出していて、急に来なくなった人もいます。元々ふだんの付き合いがないのですから私が何か言ったワケでもやったワケでもないハズで、最後は私から送ったきり、ということもあります。
何かあるなら言ってくれればいいのですけど・・・。年賀状に限らず、そういうことは時々あります。凄く気持ち悪いですね。大変なストレスです。
物事、なんでもそうですが、良い面も悪い面もあるものですね。