2014年03月05日

ある入居者の夜逃げ 2

書留の届いた一昨晩は暗くなってしまっていたし、室内の様子は昨朝7時ごろ見に行ってきた。

室内はゴミの山。大きな家具は木製のベッドだけ。目ぼしい家具や電器製品はほとんど無い。強いて言うならマイナスイオン・ドライヤーくらい。それに未開栓の赤ワインが1本と飲みかけの白ワインが1本。

台所には調理ずみの料理もあった。ついさっきまで「そこで生活していた」という感じ。犯罪者がアジトから高飛びする時もこんな感じなんだろうか、とにかくゴミが凄い。室内も外のゴミ置場も、である。中国人らしく、分別ができていないので最初からやり直し。うちのに「部屋に残っていた赤ワイン1本あげるからゴミの仕分け手伝ってよ」と頼んだら意外とアッサリ了解してくれて拍子抜け。向こうで選別しておいて決められた日にその都度出しに行くか、うちに持ち帰ってこっちで出すかだが、いずれにしても経費はかかる、タダではない。

鍵をまだ持っているから、もしかして「夜、寝るために帰っているかも」と思って早朝に行ったのだが、布団に手を入れてみたら冷たかったので戻ってはいなかったようだ。だが、まだ戻る可能性はあるから「私で良ければ相談に乗りますよ。娘さんの為にも一緒に考えましょう」とA4のメモを残してきた。

もし連絡をくれたならちゃんと相談に乗るつもりでいる。一度信じたなら最後まで信じ通す主義だから。もしこのままで終わって、この中国人がただの夜逃げ者になってしまったとしても、それでも私は信じる。この人たちでさえそうなってしまうなら余程の事情があったのだろう、と思えるし。

外に出ると隣の部屋のKさんが顔を出し、「窓から見ていたら、7時頃、お母さんと娘さんが向かいの小学校に入っていったような気がするんだけど・・・」とのこと。それで小学校にも行ってみた。早い時間帯だったが、児童がお母さんと一緒に少しずつ登校してきて、誰もが私なんかにも「おはようございます」と声を掛ける。校長先生になった気分、いや、用務員のオジサンか(*^^)v

その小学校は親も子も礼儀正しくて気持ち良い。挨拶は基本、隣近所とも挨拶はしなければいけないあせあせ(飛び散る汗)

少し待たされたが、副校長が話を聞いてくださった。それによると、「Sさんは2月28日で転校手続きをしていて、全ての必要書類を渡しました。なんでも、中国の親族の介護をする為に2日後(3月2日)には中国に帰るということで、28日には皆で送別会をしました」だと・・・。

子供に罪はないし、知らないこととはいえ、夜逃げする人たちのために送別会まで開いてたんだ・・・わーい(嬉しい顔)

3日早朝には隣室のKさんが「奥さんのハイヒールの靴音」を聞いているから2日出国はないだろう。

昨日は電気、ガス、水道の契約解除をして保証会社にも連絡したが、すべきことはまだまだ多い。この時期、賃貸が主業務の不動産屋は何かと忙しい。こういう仕事をさせられるのは本当に辛い・・・ふらふら

posted by poohpapa at 06:17| Comment(4) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
何だか、裏がありそう。。。。

Posted by たか at 2014年03月05日 15:10
poohpapaさん、こんばんは。

夜逃げの現場、リアルですね。調理済みの料理とか。
元々散らかっていたのですかね。それとも慌てて出て行ったのか。
生活感のあるゴミを処理するなんて、切ないですね。
お疲れさまです。
Posted by バラキ at 2014年03月05日 19:44
たかさん、再び、おはようございます

裏は無いでしょう。ただ単に、カネに行き詰まっただけ、かと思われます。
Posted by poohpapa at 2014年03月06日 07:40
バラキさん、おはようございます

奥さんが料理を作っていながら、それを食べずに夜逃げした・・・。たぶん、ご主人が「もうどうにもならない、これから直ぐここを出るぞ」と家族を説得したものと思われます。

写真も撮ってきましたが、あまりにリアルで、ここでは紹介できません。よほどのことだったんでしょうね。私も子供の頃は「夜逃げもできないくらい貧乏のドン底」でしたので、事前に相談してくれていたなら、と思わずにいられません。

今日、うちのと一緒にゴミをどう片付けるか検証するため見に行きます。不動産屋にとってこの時期にそんな仕事が加わるのは辛いのですが、それでも私はその中国人家族のことを怒ってはいません。
Posted by poohpapa at 2014年03月06日 07:51
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