2014年03月24日

「宅地建物取引主任者」呼称変更の署名を断った

これは、ちょと前の出来事、

去年の暮れ、地区の班長さんから電話があり、「宅地建物取引主任者の呼称変更の請願の署名が未だのようですが、署名して頂けませんか?」とのこと。呼称変更には賛成だが内容に納得できず、断った。

理由は、現在の運動では単に「宅地建物取引主任者」の「主任者」を「士」に替えるだけ、つまり、変更後の呼称が「宅地建物取引主任者」から「宅地建物取引士」になるだけだから、である。ハッキリ言って、不動産業協会のお偉方はセンスの欠片もない。

以前、「不動産コンサルタント」の呼称を替えようとして公募した結果、「不動産マスター」に替わっただけになったのは記憶に新しいところ。どう考えても、それなら元の「不動産コンサルタント」のほうが尤もらしくて良かった。鳴り物入りで公募しておきながらその結果である。美人になりたくて整形手術した女性が、手術後に包帯を剥がして鏡で自分の顔を見てみたら元の顔のほうがよっぽどキレイだったら怒るだろう。今度もまた、似たような過ちを犯そうとしているようだ。

だいいち、不動産の仕事は大きく分けて二つある。「売買」と「賃貸」である。そこに付随して「管理」やら「交換」やら「地上げ」などもあるが、大別すればその二つである。

だが、呼称が「宅地建物取引士」であると、「売買だけの名称」のような印象になる。たしかに、アパートやマンションの賃貸管理も「宅地建物」の建物に含まれるものだろうが、売買に偏った呼称であるのは間違いない。実は現在の宅地建物取引主任者も同じであって、以前からこの呼称に違和感は持っていたのだが、「主任者」を「士」に替えることにどれだけ意義があるのか私には不思議に思える。

何となく公的資格の雰囲気が強くなって、高等な資格になったような印象になることはあるかも知れないが、それで何か我々の仕事の本質が変わるのか、ということ。どうせ替えるならシンプルに「不動産取引士」のほうがいいように思う。それならば売買も賃貸も両方に通じるからである。変更後の名称が最初から「宅地建物取引士」と決まっていての請願署名になど応じられるものではない。電話してきた班長さんの話では「署名を断った業者さんもいます」とのことで、私と同じ思いなのかも知れない。

私がこのサイトで扱き下ろしている南多摩支部の村野支部長なんか、まるでライフワークでもあるかのように「宅地建物取引主任者」から「宅地建物取引士」に名称を変更させることにご執心だが、物事の本質がまるで解かっておらず、大局的なモノの見方も出来ない。救いようがないくらいのアホである。だが、アホは村野だけにとどまらない。AD問題なんかでも判るが、業協会幹部の脳ミソは腐っている。腐った脳ミソで何か考えても良いアイデアなど浮かばないものだろう。

私と同じ思いだったかどうかは不明だが、断った業者さんがいたのは救いである。ただし、幹事たちから「そんな名称ではおかしいのでは」という意見が出ないのも不思議な話。うちの幹事たちは上から下りてきた案件に唯々諾々と従うしか能がない人たちである。それだと事務員さんがいれば事足りる話だ。

実は今、ある方から「この地域で新規開業したい」という相談を受けていて、全日も似たり寄ったりなんだろうが「それなら是非うちの支部に加入して」とは言えないでいる。今の私なら全日を勧めるだろう。

待てよ・・・、この地区の全日の副支部長は向かいのDホームの社長だしなあ・・・わーい(嬉しい顔)

「不動産屋なんかやらないほうがいいよ」とでも言っておくか・・・(*^^)v

posted by poohpapa at 07:00| Comment(10) | 宅建組合の行事と活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この名称変更についてですがあまりにも違和感を感じる。

まずこの名称変更は今現在社会から必要とされていない。広く国民が必要としているなら理解できるがそれはありえない。

宅地建物取引業会の役員が自民党の政治家を使って名称変更をしようとしている。本気でやるなら国土交通省とちゃんと交渉してらどうか。断られるのがわかっているから、権力があり、金で動く政治家を使っているのだろう。

結果として、政治家には見返りの献金やパーティー券の大量購入をする。馬鹿な政治家に会員のお金を自分の金のように使う。あまりにもばかげている。

宅地建物取引主任者は単独では仕事ができないことは宅地建物取引業法にも明記されており、現状の宅地建物取引主任者でなんら問題ないのに名称だけ「士」に変更することは、自分たちが偉くなったように国民に誤解させるだけだ。名称が変わるだけで仕事の内容もレベルも罰則も変わらないなら何の意味があるのか?

資格を取得し、日常的に不動産業務をしている人と試験に合格し、一度も重要事項説明書を書かない人、試験に合格し不動産業以外の仕事をしている人に同じように「士」の資格を与えて何の意味があるのか?
それはこの資格名称を変更を企ている輩の自己満足、或いは、業界に自分の名前を残したいだけではないか。単なる名誉欲に過ぎない。協会の私物化ではないか。

適切な取引を行うことを目的とし、業法違反をした場合、即座に資格停止や資格はく奪をする制度に変更するなら理解はできるが、単なる名称変更では意味がない。
本当に取引をしている実績のある宅地建物取引主任者に対してのみ交付する制度まで考えが及ばなかったのか。考えが及ばないなら、この企画を立ち上げた者はあまりにも幼稚すぎる。

資格を取れば一生ものなんて言っている本部役員がいるそうだが、そんな輩が旗振りをしている名称変更はばかげている。
こんなバカげたことよりもっと他にやることがあるのが気が付かない、役員たち政治連盟の会長たち事務局、お粗末すぎる。無駄な金を使いすぎる。会員の金を使うことばかりではなく頭を使うことを役員、事務局に求めたい。

この件にかかわっている役員たち全員がもう一度取引主任者の試験を受けて合格してから名称変更の企画を練り直して提案してみたらどうか。昔と今の違いが初めてわかるはずだし、自分の今のレベルがわかるのではないでか。
Posted by この道 at 2014年03月24日 09:35
以前できた「賃貸不動産経営管理士」という民間資格(一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会)と賃貸不動産管理業者登録制度(一応国土交通省管轄)との兼ね合いで、国土交通省は宅地建物取引業者を売買業者と賃貸業者に分けたがっているように感じています。

しかし、実際にはそんなことは無理だと思いますが…
Posted by だいゆー at 2014年03月24日 10:20
士資格の定義は・・
決められたものはないと思うが、単純に考えれば高度な専門知識を有して、可能なら業務独占資格になる。

まず現状の宅地建物取引主任者は独立資格ではない(不動産業社で雇われる)。
また、皆さんは高度な専門知識を有して・・・・(笑)
この現状を変えなければ士資格にする意味もなく、さらにはもっと高度な広範の専門知識を本当に有しているのかそのあたりが重要だと思う。

取引主任者の資格を持っている人(で、きちんと業務を行っている人)のためになるようにするには、資格者のさらなる知識の向上と不動産業界の刷新である。

個々の資格者が会社に縛られず、その専門性を十分に発揮できるようにするには、不動産会社の団体ではなく、取引主任者の団体をもうけることも必要では・・・
そこから、専門性を持った士資格に格上げできるよう努力するべきである。

弁護士にしても、広範な知識を持っているが、得手不得手(民事専門、刑事専門等)があるように、たとえば「不動産取引士」でも賃貸専門、売買専門等々あっても構わないと思う。
そこには会社がかかわるのではなく、個人の資格者が、その責任において、説明をし契約をする。
このようになれば士資格としての地位向上にもなるし、ただ会社にいればいいだけの資格者ではなくなる。

こうなれば、資格者の資質によりいくらでも仕事は増えると思う。
そして、個々の資格者が、どのような取引にでも間に入り、中立で安全で安心な取引ができるようにしていきたい・・・と願っています。

あっ、その場合には自由取引なので、手数料競争が激しくなり儲けが少なくなってしまうか(>_<)
不動産業者との癒着は・・
いや、どうやって営業するんだろう・・・

あまりに浅はかな考えかもしれませんが、個人の資格に格上げしたい(^_^)
Posted by 悪徳仲間 at 2014年03月24日 11:11
宅地建物取引主任者 ⇒ 宅地建物取引士

この宅建主任って重要事項を読み上げるだけが、仕事だったかな?


Posted by たか at 2014年03月24日 13:41
>まるでライフワークでもあるかのように「宅地建物取引主任者」から「宅地建物取引
>士」に名称を変更させることにご執心だが、物事の本質がまるで解かっておらず、大局
>的なモノの見方も出来ない。

うーん、私は宅建の名称は大賛成です。
そもそも、この業界の一番ダメな所は「従業員自身が自分の仕事に誇りを
持っていない」って事に尽きます。
自分の仕事に誇りがないから、仕事に対するレベルも低い。
だから業界そのもののレベルもいつまでも低いのです。

だから今回の名称変更はせめて、名称を士業化し、なんとか
プライドぐらいは高めて、業界にプラスにしようという考えです。

今後の業界の為、また不動産業で働く若者の為にも、ここは
広い視野をもって、取引士に賛成すべきではないでしょうかね?
Posted by tk at 2014年03月24日 23:07
この道さん、おはようございます

私も、この資格を取る際に、「なんで宅地建物取引主任者なんだろう?」と不思議に思っていました。「主任者ってナニよ!?」でしたね。

だからと言って、その「主任者」が「士」になることを素直に喜べません。どうしてピンポイントにしか目が行かないのか、が不思議です。

こんなことで不動産政治連盟を使って族議員を動かして借りを作って選挙で協力する・・・、悪循環でもあります。そもそも私は「不動産政治連盟」なんてものは有ってはならないもの、と思っています。「我田引水」を目論む組織であって、そういう付属団体があるような協会が公益法人であるのもおかしいのです。

一度資格を取れば不祥事を起こさない限り免許が更新される・・・、運転免許と一緒ですが、簡単に免許が飛ぶこともあるくらいに運転免許とは比較にならない縛りがあるのも事実ですね。

ペーパードライバーで事故など起こすハズもない人が更新の度にゴールド免許を取得しているのに対し、日夜たくさんのお客さんと接している資格者(被免許者)が僅かなミスで処分を喰らう・・・、納得いきませんが世の中そういうもの、仕方ないのかなあ。

で、今の不動産屋に何年か毎に「試験」を受けさせたなら8割くらいが資格を失うでしょう。それだと「やりすぎ」ですね。ただ、国交省は不動産屋の数を減らしたいようですから今後は分かりません。

こんな名称変更より、他に考えなければならないことが山積しているのに、協会の幹部はホント、自分のことしか考えてなくて、会費を納めている会員業者のことなどちっとも考えていないのです。

誰か、人望のある救世主が現れないものか・・・。中から変えるのは無理そうですから。

Posted by poohpapa at 2014年03月25日 06:44
だいゆーさん、おはようございます

<<国土交通省は宅地建物取引業者を売買業者と賃貸業者に分けたがっているように感じています。

私もそれは聞いておりました。TPPの絡みで、双方代理が禁止されて売主と買主の双方からの委任が受けられなくなる、とも聞いています。バカな話です。自分の会社に「その物件を買いたい」という人が来ても、どちらかを別の会社に紹介することになりますもんね。もっとも、体力がある会社なら別会社を作って結局は両方の手数料を手にすることになるでしょうけど。

国交省が進めてきた「賃貸不動産管理業者登録制度」に登録する業者数もまったく伸びていませんが、そもそもその制度は業者にとってのメリットはほとんどなく、登録したなら負担が増えるだけのものですもんね。国交省から課長補佐を呼んだ研修会の時に私も質問したんですよ。明らかな欠陥制度です。そういうことを何も検証しないで国交省に言われるままに参加を呼びかける協会の幹部は無能です。

正式名称は忘れましたが、民間の賃貸住宅管理団体も一緒になって旗振りしていましたが、彼らと不動産会社とは相容れない利害関係があります。どちらも互いの立場を鑑みるなんてこと、しませんし。

その登録制度との絡みで賃貸と売買の業者を分ける、というのは私も「無理がありそう」に思います。

それより、公的な資格か民間の資格か分からないくらいにいろんな(不動産取引に関する)資格が乱立していますね。それを取ったからといって怪しい肩書が付けられるだけで何ら身分を保証されることも無いようで、そういう怪しい資格も整理してほしいもの、と思います。多額の寄付をして大学の名誉博士号を貰うようなものですね。

AD問題でも何一つマトモな対応ができない国交省に、業界を正しく導くことなんて望み薄で、ここはやはり、業界の中から公正な判断と強烈なリーダーシップを発揮する人が現われてほしいですね。

Posted by poohpapa at 2014年03月25日 07:10
悪徳仲間さん、おはようございます

いえいえ、浅はかなんかではありませんよ〜。鋭いご指摘ですもん。

宅地建物取引主任者の上に、不動産コンサル(コンサルタント)という資格を設けて、一般的な宅地建物取引主任者との差別化を図っていますが、そのうち、新規に開業するためには不動産コンサル(今は名称が変わって不動産マスターですが)の資格が必要で、営業するためには社員5人に一人の割合で宅地建物取引主任者が必要、なんてことになるかも知れませんね。

<<個々の資格者が会社に縛られず、その専門性を十分に発揮できるようにするには、不動産会社の団体ではなく、取引主任者の団体をもうけることも必要では・・・
そこから、専門性を持った士資格に格上げできるよう努力するべきである。

凄い視点ですね。たしかに、そういう団体も必要ですね。私が仲良くしている取引主任者の方も、勤めている会社が不法行為をしていて、そのあおりでいつ自分の取引主任者の資格に傷が付くか、と怯えている人がいます。

経営者と宅地建物取引主任者とは必ずしも一致してませんし、宅地建物取引主任者の地位や立場を護ってくれる(互いに護る)組織は必要ですね。

<<弁護士にしても、広範な知識を持っているが、得手不得手(民事専門、刑事専門等)があるように、たとえば「不動産取引士」でも賃貸専門、売買専門等々あっても構わないと思う。

どちらも扱えるけど専門は(例えば)売買、とかあっていいですね。消費者に解かりやすいですし。

悪徳仲間さんのような意見を協会では誰も提案しないですし、しても取り上げないのが実情です。そういう自由闊達で有意義な意見が交わせる勉強会のようなものが必要ですね。

「主任者じゃダメだ」「士だ」と騒いでる場合じゃないですよね(ふう・・・)


Posted by poohpapa at 2014年03月25日 07:29
たかさん、おはようございます

<<この宅建主任って重要事項を読み上げるだけが、仕事だったかな?

正しい重要事項説明書を作成して(或いは別の人が作成した重要事項説明書に誤りがないかチェックして)捺印し、取引主任者証を提示してお客様に説明する、それが取引主任者に課せられた仕事であり、取引主任者にだけ許される仕事であります。その為の資格ですね。

それだけに責任も重いのです。たしかに、「主任者」などという呼称では責任の重さに比べれば軽すぎますが、だからと言って、「士」に替えれば済む話でもありませんね。
Posted by poohpapa at 2014年03月25日 07:38
tkさん、おはようございます

<< そもそも、この業界の一番ダメな所は「従業員自身が自分の仕事に誇りを
持っていない」って事に尽きます。
自分の仕事に誇りがないから、仕事に対するレベルも低い。
だから業界そのもののレベルもいつまでも低いのです。

その通りですね。私の前妻なんか、私が不動産屋だということを近所の人に話せるまでに何年もかかりましたもん。家族ですら人には言いにくいくらいでして・・・^_^;

私は誇りを持っています。いえ、お客様によって持たされていますね。生活保護やホームレスのお年寄りの部屋探しをお手伝いして感謝してくださることで自然と誇りを持たされています。

ですが、「主任者」を「士」に替えるだけで、みなが誇りを持てるようになれるか、は疑問です。足懸かりにもならないんじゃないでしょうか。

私も不自然な「主任者」を「士」に変更すること自体は賛成なんですよ。問題は、その前の「宅地建物」なんです。ずっとそうなんですが、これ、明らかに売買に偏った呼称です。呼称変更に熱心な人たち、単純に「士」に変更するだけしか考えていません。もう少し柔軟な発想で捉えてほしいものです。

私は、「宅地建物取引士」でなく「不動産取引士」のほうが、売買と賃貸のどちらの業態にも適っていて風格もあるのでは、と思っています。そのほうが誇りが持てそうな名称でしょ?(*^^)v

広い視野で捉えるのなら、そういう視点からも考えてほしいのです。
Posted by poohpapa at 2014年03月25日 07:56
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