2014年05月26日

地理不案内で困っていた母と息子と、クロネコのお兄さん

昨日は、ある事情で入居者に呼び出され、暗くなってからの帰宅となった。その事情については後日書くとして、家の前、厳密に言うと隣家のAさん宅の前まで来ると、Aさんの駐車場に成田ナンバーの車を停めて、お母さんと近所の人が地図を見ながら何やら話をしている。どうやら建物を探しているようだ。

そういう話ならば(方向音痴ではあるが)私もいちおうプロ、「どうしました?」と声を掛けた。お母さんが「コーポ〇〇というアパートを探しているのですが・・・」と言う。地図を見せてもらうと実に大雑把なもので目標物などほとんど書かれていない。そんな地図では他県の人が探し当てるのは困難なもの。

だが、一つだけ見覚えがある建物が有った。Dホームが管理するアパートである。そこを中心に考えれば場所は直ぐ見当が付く。あとちょっとで我が家ではあったが、不動産屋だと伝えて案内することにした。母親から離れて探しに行っていた息子さんが戻ってきたので、車に同乗して案内することにしたのだが、道が狭くて角が曲がれないのと一方通行が多いのとで目標物はすぐそこなのに辿り着けない。

すると、車を停めて配達中のクロネコヤマトのお兄さんが「そのアパートなら、このすぐ裏ですよ」と教えてくれたが、そんなことは分かっている。こっちは車で行けなくて難儀しているのだ。と、内心ムッときていたら、「車で行くなら、その角を曲がって、コインランドリーの前の公園の角を曲がると空き地があって、今の時間はそこに車が停められます。私に付いてきてください」と丁寧に言って走り出した。

大回りしたからけっこうな距離である。仕事中だし蒸し暑いのに、ずっと走って先導してくれた。空き地に車を停めさせると、更にそこからアパートまで案内してくれたのだ。たしかに、不動産屋より宅配業者のほうがその地域の建物のことはよく知っていて当たり前か・・・たらーっ(汗)

「知らない土地で親切を受けて凄く嬉しいです」とお母さんは仰るが、お礼を言うべき相手は私ではない。もちろん、クロネコのお兄さんにもお礼を言ったが、向こうは仕事中、早々に立ち去った。

その場から、お兄さんが車を停めていた場所まで戻って私からも再度お礼を言おうと思ったのだが、もう車は停まっていなかった・・・。宅急便のお兄さん、いい働きをするなあ・・・、と感心した。

明日、ヤマト運輸に電話して事の経緯を話し、謝意を伝えさせて頂こう。

ところで、昨晩は息子さんが借りた部屋に少しだけ荷物を運びに成田から来たとのことで、その後で直ぐに帰るらしい。物件は、我々の仲間内では悪評高い大手業者からゼロゼロ物件として紹介を受けて契約しているが、訊けば契約内容の中身(とくに退去時の特約条項)には危ない点は無さそうで安堵した。

(自分は契約等に絡んでいなくても)地理不案内の人を案内するのも不動産屋の職責だと思っている。まあ、私はあまり役に立っていなくて、本当にお役に立ったのは宅急便のお兄さんではあるのだが・・・あせあせ(飛び散る汗)

このお母さんと、うちの町で新生活を始める息子さんが、うちの町を好きになってくれたら嬉しい。



posted by poohpapa at 05:06| Comment(4) | 出入りの業者、各種営業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます

道がわからなくて困っていても、なかなか人に聞くのは遠慮してしまいます。そんなとき、poohpapaさんやヤマトのドライバーに助けてもらい、その親子は嬉しかったことでしょう。「何かお困りですか?」って言いにくいものですよね。「職責」と仰っていますが、人としての優しさで声をかけられたのではないですか?私も見習います!
Posted by JOY at 2014年05月26日 08:58
いつも楽しみに記事を拝見して。またしてもいいお話を読ませて頂きました。お二方とも素晴らしいお人柄ですね。そういう親切の積み重ねによって良い街や住みやすい街が出来ていくのだろうなと思います。私なんかはどうも人見知りなところがあるものですから、真似できそうで簡単には真似できません。お二方に心から拍手したい気持ちです。
Posted by やまちゃん at 2014年05月26日 12:12
JOYさん、おはようございます

「世界番付」という番組で、各国の優しさ度を競うコーナーがあって、日本人はだいたい上位ですね。元々が親切ではあるけどシャイな国民性なので、場面によっては「声がかけにくい」(むしろ外国人なら平気で声が掛けられる)というシチュエーションだと1位というワケにはいきませんが・・・。

私だけでなく、日本人は困っている人がいると、「私で助けられるかな」と考えられる国民性なんですね。それは世界に誇れるもの、だと思います。

ただね、正直なところ、チラッと見た車のナンバーが「成田」(千葉県)だったので声を掛けましたが、それがもし「水戸」とか「常陸」、つまり茨城だったなら・・・、分かりません、私は苦手なので・・・(*^^)v
Posted by poohpapa at 2014年05月27日 06:18
やまちゃんさん、おはようございます

実は、この話は別のオチがありまして、

昨夕、店を閉めて帰ろうとしたら、隣のAさんのご主人が店の前を通りかかったので、「昨日の夜、オタクの駐車場に成田ナンバーの見かけない車が停まってたんで、『ここの家の主は超うるさいから、見つかったらもう大変なことになる。早くどかしなさい』と注意してやったんだよ」と言ってやりました。

もちろん、温厚なご主人です。私がそんなことを言っても一緒に大笑いするような人なので(*^^)v

まあね、東京人、と言っても、生粋の江戸っ子、東京人なんてほとんどいなくなってるもので、たいていは地方から来た人たちの集まりですから、もうそんな東京と田舎の違いなんてものはありませんしね。立川は、言うなれば墨田のあたりと同じ下町気質ですしね。

こんなことでもその後の気分が凄く良くなります。元手は一切かからずに、それで気分よくなれる・・・、親切をしない手はありませんよね。ぜったい得ですもん。

声を掛けにくければ、最初に「おや・・・」と思ったら間髪いれずに「どうしましたか?」と声が掛けられるよう習慣付けるのがいいでしょう。迷ってしまうと声が出なくなりますもんね。どうぞお試しを♪

Posted by poohpapa at 2014年05月27日 06:35
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