介助犬のボランティア団体が寄付を求めていた。本を買うギリギリの現金しか持っていなかったが、一昨日のような記事を書いていて素通りも出来ず、千円札を一枚入れさせて頂いた。本屋さんには出直せばいいし、先に本屋さんに行ってしまえば寄付の為に駅前まで出直す気にはなれないだろうから。
で、なんで本屋さんに行こうとしたかと言うと・・・、
先日、うちのと、いつも通っているガストでランチしていると、サブマネージャーさんがテーブルまで来て、「長い間お世話になりましたが、9月1日付けで〇〇店に移動することになりました」と挨拶なさる。昇進試験に合格して晴れてマネージャーになられるようだ。それはとてもめでたいこと。
お世話になったのはこちらのほうだから、何かお祝いを、と思い、それとなく「お酒を嗜むか」訊くと「飲まないことはないですけど、あまり・・・」とのこと。ワインでも、と思っていた目論見が外れた

それで、何かで役立つ啓蒙書でも贈らせて頂こうと思った次第である。本屋さんにはその類の本は「これでもか」とばかりにズラ〜っと並んでいる。いろいろ手に取って立ち読みしてみた。
実は、私は啓蒙書の類は好きではない。「私はこうして3日で1億円稼いだ」だの「私が難関大学に合格した勉強法」だの自称「成功者」の体験談ばかりが書かれていて、私からすれば「馬鹿野郎!」なのだ。
中でも失笑してしまったのが、「東大主席弁護士が教える超速『7回読み』勉強法」という本。東大在学中は4年間通してオール優の成績で主席で卒業している弁護士の山口真由氏が書いている本。
経歴を見ると、3年時に司法試験、翌年には国家公務員T種に合格。4年時には「法学部における成績優秀者」として総長賞を受け、2006年4月に財務省に入省。その2年後の2008年に退職し弁護士登録、とあって、エリートを絵に描いたような人物。
そんな人間が勉強法を紹介して誰かがしっかり真似をしたところで全員が「東大に入れる」ハズがない。ウサイン・ボルトが「私はこうして金メダルを獲った」という本を書いていたとして、子供がその練習法を真似たからといって皆がオリンピックで金メダルを獲れるワケがない。つまり、「それは(元々才能があった)アンタだから出来たこと」であって、ほとんどが何の参考にもならない内容。私は、人の自慢話をカネを払ってまで読みたくはない。胡散臭い似非「啓蒙書」が好きではないのだ。
その弁護士、そんな話を自慢気に書いている時点で成績優秀であっても「あまり賢くはない」と思う。皆が読みたいのは「こうして成功した」という(自分にだけしか有効でない)ノウハウでなく、むしろ「こうして人生をしくじった。私の転落人生の一部始終」というものであろう。成功者から秘訣を教わるより、失敗者から教訓を得るほうが楽しいし、簡単に勉強できて身に着くもの。
私は、弁護士にとって最も必要なのは(法律の知識もさることながら)人生経験では、と思っている。
それはさておき、いろいろ手に取って読んではみたが、これといった本はなく、結局、私のいつもの定番であるカーネギーの「人を動かす」の、ちょっと豪華な装丁の本を贈ることにした。何度も書いているが、その本は私にとってのバイブルのようなもので、家と店の両方に置いて繰り返し読んでいる。
幸い、支払いはSuicaカードが使えたので出直さずに済んだ。今日、モーニングに行って渡してこよう

語学やスポーツなどは継続することが大事だといわれますが、どのように継続すればいいのか知りたくて買い求めました。時間をつくり、何をするかは自分で考えられますが、「こんなこと無駄なんじゃないか」「努力したって最終的には大したレベルには到達しないし。バカだから」とネガティブになって、継続できないのです。
「○○すれば××できる」という本の多くは、著者のセミナーや塾の宣伝本ですから大事なことは書いていないのです。「天才とは・・」が同様の本だったら、即古本屋さん行きです。
ただ今、ガストのモーニングから戻りました(*^^)v
啓蒙書も、誰でも実践できる内容のものと、そりゃあアンタはできたかも知れないけど、そんなの誰も真似できないだろうに、という内容のものがありますね。
自分が成功したことを自慢するのが目的みたいな本を消費者に買わせる、あるいはセミナーの宣伝みたいな本を出版する・・・、私は好きではありませんね。
「天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。」というのは同じ山口氏の本なんですか??
そんなの言われなくても解かってますよね、みんな・・・、って、お買いになってたんですね^_^;
以前も書きましたが、なぎら健壱や吉幾三の話が面白いのは、失敗談ばかりだからで、聞いていて「うん、あるある」という話がテンコ盛りだからですね。そんな中にも教訓はありますし。
「天才とは・・」の本が即古本屋さん行きにならないことを願っております(*^^)v
私はビジネス書や啓蒙書は買ったことがないです。人様の成功事例や、最新のトレンドをうっすらと解説したものが、自分の役に立つとは思えません。でも、書店にあれだけ陳列されているという事は、売れるんですよね。それと、成功者が直筆ではなく、出版社やゴーストライターが話を聞いて仕立てた本が多いと思われ、陳腐になるのでしょう。「人を動かす」は啓蒙書というより、哲学書であって、普遍的なので万人に薦められると思います。
銀座のママさんが書いた、「出世する男、しない男」みたいな本がありますが、これもつまらないです。当たり前のことしか書いていないし、それを読んで女性にモテるようになったなんてありえないです。
でも、どうしても手っ取り早い指南書が必要な人がいるんでしょうね。
啓蒙書・・・、読んで、目から鱗、という内容でなければ意味がありませんよね。誰でも知っている内容を整理羅列されただけのものではねえ・・・。
銀座のクラブのママさんの本、実は興味があったのですが・・・、人を見る目に長けているクラブのママさんが男のどんなところに着眼して評価するのか、ですね。
まあ、よく言われていることですが、「先ず靴を見る」と言った話で根拠が書かれていると「なるほどなあ、そういうところで本質が暴かれてしまうのか・・・」などと参考になったりしますが、たぶん「時間や約束を守る男でなければ」などと当たり前のことが書かれているワケですね。
啓蒙書は、悩める人にとっては宗教みたいなものなんでしょうね。
「人を動かす」、新マネージャーさんのお役に立ってくれると嬉しいのですが(^◇^)
啓蒙書は、読んで目から鱗、なんてことはないのではないかと思ってます。
当たり前のことが、当たり前に書かれているだけで、「誰でも知ってて、そうすればいいことは自明だけど、やっぱり誰でもできることじゃない『普通』のこと」が書いてあるだけでしょう。
きっとみんな分かっていて読むのだろうとは思いますけど。
同様に「努力すれば夢が叶う」という、嘘のスローガンは嫌ですね。
「努力しないと夢は叶わないよ(保証はないけどね)」と素直に言えばいいんです。
しかし、「努力する」(主観的で曖昧なものですが)ことができる才能は、素晴らしいです。
「怠ける(楽する)」魔力に取りつかれた私には、羨ましい力です。
「科学者は楽する方法を考えるのだ」(確かに真理だけど)と教えられた高校時代の教師の言葉が、堕落の道を後押ししてくれてます(完全に曲解してます)。
東大での弁護士やましてカーネギー氏のような人の行動は、まず真似できないのが99%の人なので。(笑
深い!(*^^)v
<<当たり前のことが、当たり前に書かれているだけで、「誰でも知ってて、そうすればいいことは自明だけど、やっぱり誰でもできることじゃない『普通』のこと」が書いてあるだけでしょう。
たしかに(*^^)v
私も「努力すれば夢が叶う」というのは嘘だと思います。極端な話、努力しなくても夢が叶う人もいますしね。夢に向かって努力しなければ夢が叶う可能性は低くなりますが。
ハリケーンさんは、怠ける(楽する)魔力に取りつかれていたって超一流大学に進んだのですから、同じ病の私とは比べ物にならないじゃないですか。私からすれば羨ましい話ですよ。
「科学者は楽する方法を考えるのだ」との恩師のお言葉は、一面、真理ですね。別の視点から、と言うか、結果から見れば正しいですね。
そっか・・・、啓蒙書なんかに頼ってる時点でアウトなのか・・・^_^;
啓蒙書みたいなの私は時々買いますよ〜
でも必ず序章くらいは立ち読みしてから買います。
僕の中では本を読んで
「え!そうなのか!」→役に立たない残念な本
「そうそうそうなんだよなー」→忘れていたことを思い出させてくれる良本
と認識しています。
本読んだくらいで人間変われないと思うんですよね。その人の中に元々ある要素を思い出させるくらいだと思うんですよね。
私小さいながら薬局を自営しているのですが、異業種の本とか結構参考になりましたね。一番興味深く読めたのは風俗店経営の本wでしたが・・・
意外ですが店の中は女性社会という点では薬局も風俗店も同じなんですよね。
かくいう私の店は現在すき家ばりの私のワンオペですがねw
啓蒙書・・・、一時的に売れて一過性の流行で終わってしまうものと、後世まで読み続けられるものがありますよね。「人を動かす」なんかは内容は全く変わっていないのに今も多くの方に読まれていますし、多くの大企業が就職内定者に送る「卒業までに読んでおいて頂きたい本」のリストに必ず入っています。ということは、本当の意味での啓蒙書だと認められていることになります。
<<本読んだくらいで人間変われないと思うんですよね。
いえいえ、一冊の本で人生が変わることも有り得ます。ぺるおさんもいつかきっとそういう本に巡り会えると思いますよ。本も人も、出会い、ご縁が大切なんですね。
仰るように、異業種の方の意見や本は参考になることが多いですね。読書はとても良いことですが、偏らずにいろんなジャンルの本を読むことが大切かも知れませんね。
それにしても、そうですか・・・、薬局は風俗店と同じ要素があるんですか・・・(*^^)v
てことは、女性の薬剤師さんは・・・、違うか(爆)
お互い、良い読書習慣を維持しましょうね♪