「すみません、幸町に行きたいんですが・・・」と言う。「幸町のどこですか?」と訊くと、ポケットから皺クチャになったメモを出し、「幸町の(紳士服の)青木は遠いですか?」と言う。
それくらいの年代だとスマホくらい持ってそうな気もするが、私と同じガラケイ派なんだろうか(*^^)v
「とてもじゃないですが歩いて行ける距離ではないですね。バスが何本も走っていますからバスで行かれたほうがいいでしょう」と言うと、「電車賃で使っちゃったのであまりカネが無いもので・・・」だと。
それって「貸してくれ」とか「車で送ってくれないか」と言ってるのかな、と思った。きちんとした身なりで寸借詐欺でもなさそうだが・・・、待てよ、詐欺師は「身なりはきちんとしているもの」だったか・・・

過去には、こんな奴もいて、私は見事に引っ掛かったし・・・

いくらお人好しでも初対面でそれはご勘弁頂きたいもの。だいたいが、目的地までの行程や運賃など前もって調べて出てくるのが当たり前で、そんなの自己責任である。
私も往復2時間歩いて「濃厚チーズ気分」を買いに行ったが、紳士服の青木までは同じくらいの距離だ。それにしても、青木が目的地なのか、青木はその近くに住む知人を訪ねるための目標物だったものか。
「どちらから来ました?」と訊くと「杉並からです」と言うから、紳士服を買うだけなら、いや青木なら近くにもあるだろうに・・・、と不思議に思った。漂ってくる雰囲気が普通の感じではなかったし・・・。
地図を示して丁寧に教えて、徒歩ではキツイことも話したが、「じゃあ、往きは歩いて帰りはバスを使うことにします」と言って出て行った。果たして本当に歩いたことやら・・・。
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世の中には暇人も多いいんですね。
愉快犯なんでしょうか。
今度見破ったら反対に引っかけてやればと思います。
それとも、お人好しだから無理?
お人好し、と人様から言われるのは気分的には悪くないものですね。お人好しは自分は損しても相手には損させていないワケですから。逆に「人が悪い」と言われるのも快感だったりして(^^♪
自分が人のために何かして、それを相手が喜んでくださる、それ以上の喜びはありませんよね。損得の問題ではありませんから。
ただし、そういうところに付け込んでくる相手とは距離を置きますね。愉快犯は不愉快犯ですしね。