昨日の記事で書いた二人の滞納者の話の続編、
実は、45万のうちのおよそ半分を振り込んできた滞納者、話が違うので電話すると、「残りの半分はネットで26日中に振り込みます」などと言い、昨日の午前中に銀行に記帳しに行くと、残金は振り込まれていない。ネットで26日中に振り込み手続きしたのなら昨日(月曜日)の朝一番で確認できるハズ。
当社は28日で年内の業務を終了しているが、それで29日も店に出なければならなくなった次第。
その男の滞納額は90万ほど。家主さん夫妻が相次いで他界されて娘さんが後を継いでいるが、家主が亡くなったのをいいことに「大家さんが草取りなんかをしに来ていて家賃を直接渡した分もけっこうある」と主張している。家賃通帳や領収証などの記録は全く無い。「お互いの信頼関係で領収証なんかは貰わずに渡していた」とも言うが、そもそも慢性的な滞納者なんだから信頼関係など成り立っていない。
だいいち家主さんとアパートの敷地で偶然会って家賃を渡す、なんてこと、あったとしても年にせいぜい1度か2度。それを「半分以上は直接渡していた」と主張する。言わば「死人に口なし」で卑怯である。
以前は「家主が代わったら以前の滞納分は払わなくていい、と最高裁の判決が出たハズ」などと勝手なことを言っていた。それは競売等で家主が代わった時の話であって相続はその限りではない。それが通るなら、滞納して家主が死ぬのを待っていればよいことになる。悪質な滞納者は何でも自分に都合よく解釈する。
後を継いだ家主さんの娘さんはもともとは金融機関にお勤めだったこともあって非常にしっかりした方で、失礼ながら「最初から娘さんが管理していれば良かったかも・・・」と思ってしまう。
その娘さん、「両親がちゃんと記録しておかなかったのもいけないのですから、両親が存命中の分はもう諦めて、私が継いだ後の分だけ(40万ほど)でいいですけど・・・」と仰る。娘さんはそう仰るが、それだと私が納得いかないので、独自に計算して532700円を請求することにした。敷金の返却分もあるので、それも計算して請求額は457100円になった。娘さんの計算だと敷金返却を計算すると28万ほどの請求になってしまう。私の出した金額との差はおよそ17万ちょっと。その差は大きいだろう。
「最高裁の判決で・・・」などと言わなければ、そして、ひたすら「申し訳ありません」という姿勢でいたなら、請求額はもっと小さくなっていただろう。少なくとも、娘さんの仰っていた金額にはなったと思う。
重ねて言うが、娘さんから「オタクで取り立ててくれ」などとは一言も頼まれていない。空室募集や退去時の敷金精算、更新契約は当社で委託を受けているが、家賃管理はしていない。当社で家賃管理を受けていたとしても、滞納家賃の督促は本来は家主さんの責任で自分で行うべきものである。もちろん、それでも「取り立てに成功したら手間賃をください」などとも言っていないし頂く気も無い。
私が「こちらでしましょうか?」と申し出たのは、娘さんと滞納者の人柄の違いから。その滞納者は家主を舐めているから、娘さんが督促したのでは支払わない、とハナから判っていた。それは、「滞納分は当社に振り込むよう」言った際、「家主さんの口座ではダメなんですか?」と訊いてきたことからも判る。家主さんに振り込むことにすると確認するのにタイムラグが生じるから当社の口座でないとマズイし。
26日に全額(457100円)を振り込む約束になっていたが、振り込まれたのは257100円。それも26日には確認できるよう、と強く言って約束させてあったのに振り込んだ時間は15時過ぎ。なので確認できたのは29日。しかも残金は振り込まれていない・・・。それがために冬休みに入った29日も出勤するハメになったが、振込先を当社にしておいて良かった。
この男の連帯保証人は年金暮らしの祖父である。以前も電話で話したことがあるが、真面目そうなお年寄りであった。29日に残金の振り込みが無かった時点で本人の携帯に何度も電話したが全く出ない。それで、祖父の自宅に電話した。出たのは祖母で「主人はいろんな病気を患っていて、〇〇病だの〇〇だの・・・」と言い訳が始まったので、「申し訳ありませんが、それはそちら様の都合であって、当方とは関係ありません。連帯保証人さんが病気であっても滞納している家賃が免除になることもありません。家賃は基本的に本人が支払うもの。本人に必ず私に連絡するよう伝えてください」と言って電話を切った。
夕方、本人から「残金をさっき振り込みました」と連絡があったので再び銀行に出向くと入金になっていた。直ぐに家主さんの口座に全額を振り込んだ。それでどうにか一人の滞納者だけ片付いた。
これ、正直なところ、両親が連帯保証人だったら支払ってきたかどうか怪しい。病弱な祖父が連帯保証人だったからこそ、だと私は思っている。「支払いが無ければ、半額で良いなどと言わず全額に滞納利息を計算した額を請求させてもらうことになるし、祖父のところにも取り立て会社が行くことになるよ」と話していたことで払わざるを得なくなっただけのことだと思っている。本人は極めて不誠実だから。
細かな話だが、私は振込料も引かずに全額を振り込んでいて、人件費などの諸経費を滞納者に請求したいくらいである。滞納しているカネの問題だけでなく、滞納者はいろんな迷惑を掛けているもの。
さて、携帯の電源も切っていてメールしても返信してこないもう一人の滞納者、解決は年明けになりそう。こちらの連帯保証人は市議会議員の先生なので、取りっ逸れることはないが、できれば本人に支払わせたいので時間が掛かるかも知れない。幸いにも家主さんは長引くことは了解してくださっている。
他にも、水漏れだ、給湯器の具合が悪いから見てくれ、などと当方の冬休みなどお構いなしで電話が入る。中には「何でもかんでも人を当てにせず、それくらい自分でしなさいよ」と言いたくなる用件もある。
とにもかくにも、年内の業務はやっと終了した。
2018年には振込は24時間365日可能になるそうです。オークションで取引するときも、土日を挟んでしまうと、落札→入金確認→発送までに時間がかかってしまうので、ネットバンキングが一般的になった現代としては、早く実現してほしいですね。ATMも24時間対応になるので、行列を回避できそうです。その頃までには「母さん助けて詐欺」を撲滅しないと大変なことになりそうです。
振込が24時間365日可能になるのは聞いていましたが、時間外手数料はどうなるんでしょう。各金融機関によってマチマチなんでしょうね。機械がやることですから時間外も無いものですが。
オークションなんかは土日を挟んでも即座に支払いできるので商品到着は早くなるかもですが、先方が「銀行で記帳している」人だと従来と同じになりますね。入金の確認も翌銀行営業日でないと出来ないでしょうし、口座にはまだ入ってないまでも振り込みがあった連絡だけでももらえると有り難いですね。本人からの振り込みの連絡だけでは確実ではありませんから。
また、来年も続きそうで大変ですね。
取り立ての厳しい管理会社に委託をしてみてはどうでしょうか?
取りっぱぐれるくらいなら、多少の費用をかけるほうが安心です。
poohpapaさんも、パンチパーマにして、黒いサングラスに縦縞の
スーツを着てみてはどうでしょう。
オークションでの取引では、振り込んだら、オークション会社から
メールがいくようになってますね。
今度とも世直し活動におけるご活躍を期待しております。
私も非力ながら悪の撲滅に尽力します。
引き続きよろしくお願いいたします。
毎年、こんなものですよ。警察官や、公共交通機関、ファミレスなどのように年中無休である業種も多いですが、不動産屋もまた、店は閉めていても年中無休みたいな業種であります。
昨日、もう一人の滞納者と電話で話しましたが、話したというより怒鳴りつけたんですけど。まあ、勝手な言い訳ばかりで、契約も解除する旨伝えました。その件は後日記事にします。もしかすると、向こう(住宅新報版ブログ)で、になるかも知れませんが。
今日一日まだ何があるか分かりませんね。我々の商売、除夜の鐘を聴くまで今年は終わりません。
今年一年、有り難うございました。来年もどうぞよろ・・・、あ、オランダ・ベルギーご一緒しましょうね。
ようやく一年が終わりそうです。前半は良かったですけど後半は酷かったですね、今年は・・・。でもって来年はその流れを引きづりそうです。困ったものですが。
ほんと、いい年をお迎えくださいね。お互い、適当に頑張りましょう(^^♪