2007年05月11日

私の独立裏話2

1年ほど前、社長と専務が連れ立ってお店にやってきました。

突然、私に専務がこう言います。

「今度、本店と杉並店を統合して現在の会社の持ち株会社にします。で、そこの社長を井下さんにやってもらいますから」

青天の霹靂、なんじゃソレ!?です。

チラッと社長の顔を見ると、視線が定まってない感じで、「あ、専務の発案であって、専務に押し切られたな・・・」と直ぐ判りました。

うちの会社にはホームエレベータの工事と管理部門があって、それぞれ独立採算ですが、全体で見ると収益の大半はエレベータ部です。そのエレベータ部が(後日アップする記事の中の理由により)抜けてしまったので、このまま続けていく意味が無いから一つにする、ということですが、私の店と杉並店は元々独立採算なのですから、それを一つにするのには無理があります。

夕方、社長に電話して「社長は特に驚いた様子も無かったから、事前にその話は知っていたことになりますよね。いつからそんな話が出ていたんですか?」と訊くと、「いやあ、だいぶ前に達○から聞いてたけど、たいして重要視してなかったから聞き流していたんだよ」とのこと。しかしながら、わざわざ連れ立ってやってきたのですから「今日、その話をしに行く」と分かっていたハズです。

実は、私は「社長になる気」は元々ありません。なりたい、とは思っていないのです。その気があるなら、とっくに独立しています。なので、自分が社長に推されなかったことを怒っているのではありません。もちろん、そういう話をトップダウンでいきなり切り出されるのは愉快なことではありません。

私が不快なのは、少なくとも「井下さんは事前に専務から打診されていたハズ」で、井下さんがその話を私に黙っていたこと、です。

それで、井下さんに電話して、こう言いました。

「あなたは2年前に僕が連れてきた人だよ。もし、専務から『この話はまだ○○(私)に言わないように』と口止めされていたとしても、あなたは私に打ち明けるべきではないか。『実はこういう話があって、専務からは言うなと口止めされてるんだけど、そういうワケにはいかないから・・・』と話してくれれば、元々僕は社長をやる気は無いし、『ああ、いいんじゃないの、受けちゃいなよ。今の話は聞かなかったことにしておくから』って僕は言うんだから、それで何の問題も起こらなかったんだよ」、と。

井下さんは、「でも、信じて!、私は受ける気は無かったんだから。『○○さんが断ったらやります』って言ったんだから・・・」

(ほえ・・・・・??)

受ける気、有ったじゃないか!ちっ(怒った顔)


独立採算、と言っても人事権は経営者にあります。私は人事(結果)に文句を付けているのではありません。ハート(経緯)に、です。


もちろん、こうなった原因は当然私にもあります。

私は週に1回くらい、用が無くても社長に電話していました。近況であったり愚痴であったり、政治情勢の話だったり、です。なぜそうしていたのか、というと、社長は歳を召してきて現在は一人暮らしです。自分が話し相手になれればいい、そう思っているからです。

逆に、井下さんは開店当初から何でも専務に相談していました。私に「会社の経営は事実上は専務が握っているんだよね。だったら私は何でも専務に相談するからね」と言っていたので、派閥ではありませんが、そういう意味で二派に分かれました。

井下さんは毎月の売り上げ目標を100万に定め、「達成したら奢って」と専務に約束させて、何回かは飲みに連れて行ってもらったそうです。う〜ん、私も少しは飲めるようにしとけば良かったかなあ^_^;

まあ、甘え上手、ということでしょうね。私が同じことしたら気持ち悪いだけ、ですもんね(爆)

なので、歳は専務より一回り以上も上ですが、専務が井下さんを可愛がる気持ちは分からないでもありません。


3年前、私は社長に井下さんを紹介する時、「私より営業力があります。笑顔が優しいからお客さんの信用を直ぐ掴める人です。ただし、冷たい部分も持ち合わせています。だからこそ経営者に向いています」、と事前に伝えてあって、まさにその通りでした。

                      
                        (つづく)


※ このへんまでは未だ序章です。なんでそれくらいのことで怒ってるの?、などとはお考えにならないでくださいね(*^^)v

posted by poohpapa at 05:47| 私の独立問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする