2015年04月29日

仕事とはいえ辛い日々

Cさんの部屋の件で、ここらあたりで記事をちょっと纏めておきたい。

例の孤独死のCさんの部屋に何度か入っている。急に暑くなって、室内の臭いも強烈になってきているが、従兄弟の方が依頼した弁護士さんから「相続人さんが家財の所有権は放棄してくれましたが、お子さんの成長記録などがカメラなんかのメモリーやPCの中に残っていれば頂けないか、とのことでした」とのお話があって、当然にそのお気持ちは理解できるし、所有権放棄をしてくださったことで室内の片付けが出来るようになったので、それくらいはお役に立ちたいと思って作業している。

弁護士さんから「室内にあるものは如何様に処分して頂いても換金して頂いてもかまいません」とのお墨付きは頂いているが、金目の物が遺っているワケがなく、目に付いた物はギターなどの楽器くらい。

娘さんの成長記録以外はとくに依頼されていたワケではないが、何か小さな物で父親の形見(愛用品)になるようなものがあればお送りしよう、と思っていたら「 Ω (オメガ)の金張りの腕時計(革バンド)」が出てきたので、文字盤は少し変色して電池は切れていたが、それをお送りすることにした。

女性であれば何がしかの宝飾品もあっただろうが、男の一人所帯だから、まあそんなものだろう。

あとはカメラが数台とレンズが何本か出てきたが、ニコンの古いD70以外は全て壊れていて、D70も状態は頗る悪い。部屋の状態がアレだから・・・。レンズもちゃんと作動するかどうか怪しいが、孤独死専門の産廃業者に纏めて破棄されるより、事情を知っても気にせず使ってくれる人にあげることにした。

というのも、私は「物にも命がある」と思っているので・・・。

PCは何台もあって、故人にとっては最大のプライバシーではあるが、この場合は「生きている人の希望」を優先して中身を確認することにした。と言っても、私には出来ないから専門家に依頼した。ボランティアで快く引き受けてくださって、あの強烈な死臭の中でPCからハードディスクを抜き取ってもらい、その専門家の方から一昨日、写真などをDVDに焼いて頂いた物が届いたので、室内の書類やビデオカメラと撮影済みのテープなどと一緒に弁護士さんの事務所あてにお送りした。

PCには当然にパスワードなんかも設定してあったが、専門家にかかればそんなものは無いに等しい、ということが分かって、いい勉強にもなった。

弁護士さんは「連休明けでかまいませんよ」と仰っていたが、連休前に間に合ってホッとしている。専門家の方は無償で引き受けてくださっていたので、私から「欲しいものがあったら好きに持って行ってください」と伝えてあって、何点かは持ち帰って頂き換金してもらったが、正直、とてもとても割に合う仕事ではないと思う。他の方なら断られただろう、それは間違いなく・・・。なので本当に感謝している。

その方の話では、「PCの中に、今までのヤフオクの履歴なんかも几帳面に残されていて、ダイヤの指輪なんかもあるみたいですね」とのことだが、何のために落札していたものやら不明だし、今のところ見つかってはいない。何人も業者が出入りしてたりするから、もしかして誰かが持ち去っているかも知れない。ただ、私はそれでも構わないと思っている。むしろ産廃業者にドーンと廃棄処分されるより遥かにいい。

現在はリフォーム業者が産廃業者から「相みつ」を取っているところで、それが揃ったら家主さんにご報告して、この後の指示を仰ごうと思っている。

Cさんの取引先に連絡して、アパートに送られてきている(事後処理のための)郵便物を取りに行って転送したりとか、他にもいろいろやらなければならないことがある。Cさんが死んで困っているのは私や家主さんだけではないし、私が間に入ることでしかできないこともあるだろう。

Cさん宛ての郵便物や形見の品の件は弁護士さんにお送りして一段落ついたし、ここから先は私の手を離れて「相続人さんがどうするか」の話になる。実は、通帳や郵便物をチェックしていて、生命保険を掛けていることが判ったが受取人は会社・・・。それが生きている契約なのかどうか、他にも何か保険に入っているのか、など細かなところは私には不明である。私が知ったところで私にはどうすることも出来ないのだが。

本人も他にもう一人いた役員も既に死亡しているから、相続人である娘さんが受取人になるのであろうが、負の遺産もあるかも知れないから、それらが全て判明してからの判断になるだろう。もろもろの滞納分や借財を考慮しても「一息つける」くらいの額は残りそうには思えるのだが・・・。

娘さんが相続を受けてくれて、滞納分などの支払いを済ませ、従兄弟の方が負担してくださっている様々な費用や、室内の原状回復費くらいは保険金の中から負担してくださると皆が助かるのだが、あとは相続人(法定後見人)さんの判断。「そんなの要らないし知りません」と言われてしまえばそれまでの話。

実は、今日も室内に入る。何本か遺されていたエレキギターを見に来てくださる人がいてご一緒する。

このブログに何度か登場している自動車整備会社の元課長で、うちの古くからのお客様でもあり、現在は父親の事業を継いでいらっしゃる方。今は車の仕事からは離れたが、それでも今も車に関する相談は何でも乗ってもらっていて助かっている。お客様だし歳は離れているが、もう20年来の親友みたいな間柄である。

お子さんがバンドを組んでいて、もしかするとエレキギターを貰ってくださるかも知れない。私も昔はバンドをしていたので「あまりいいギターではない」とは思っているが、それでも使ってくれたなら嬉しい。

「お休みなのに済みません」と言うが、とんでもないこと。「少しでも片付くから」ではない。私の車が故障したりした際には日曜だろうが祝日だろうが電話一本で何処にでも飛んで来てくれていたのだから。

ただ、臭いがねえ・・・ふらふら

重ねて言うが、この一連の様子をあの世からCさんが見ていたとしても、「迷惑を掛けて申し訳ない」などとは絶対に言わないと思う。「ザマア見ろ!、面倒を掛けてやったわ」と喜んでいるのが関の山。間違いなく「そういう気違い」だから。ハッキリ言うが、死んでくれて喜んでいる人は何人もいる。

もしかすると・・・、飼っていた(今は幸せな)猫にも、今頃はそう思われているかも知れない。

私が死んでも「ああ良かった」と思う奴は何人かいるだろうけど、そう思う奴は同じような気違いであるのは間違いないだろう。もしくは無責任に家賃を滞納して逃げ回っている奴とか、ま、そんなものだろう。

私は今後一切「精神の病」を持っている人の部屋探しはしない。もちろん、隠していたなら契約条項違反になるから契約解除できる。高齢者や鬱病などで生活保護を受けている人も然り。役所が「何かあっても協力することも無く不誠実な対応しかしない」のだから尚のこと。自分の身は自分で護るしかない。


午前中はその件で、午後からは家に長男が来る。私が購入以来一度も着たことが無いカシミアのコートを取りに来ることになっていて、他にもあげたい物はいろいろあるし、「家探し(やさがし)」してもらおうわーい(嬉しい顔)


posted by poohpapa at 06:38| Comment(2) | 嫌な客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
poohpapaさん、おはようございます。

Cさんの部屋の件、お疲れ様です。私の業界(技術系)では個人に近い形で仕事を請け負っている人がかなりいます。会社に属していても、その仕事はその人しか分からない(その人しかできない)とうことも、よくあります。困るのは、その人が突然退職した、死亡した場合。今でも付き合いのある会社で、この状態が続けて2つ発生しました。

一人目はプログラムを担当していた70歳代の方(個人で請け負い)。プログラマーは若い人しかできないという固定観念が業界にはありますが、制御系(例えば食品を自動で作る機械を動かす)には60歳を超えた方が結構います。体調不良が続いていて、私が仕事を引き継いだ1年後に死去。御遺族は資料(機密に属する設計図等)、預けてあった部品の重要性が分からないため、全部捨ててしまっていて(亡くなったことも連絡がなかった)、問題になりました。

二人目は一人目の作った装置を動かし、結果を判断する凄腕の技術者(元請け会社)。クモ膜下出血で突然亡くなり、後継者がいなかったため、その会社の信頼度が下がってしまいました。

結果としては、まあどうにかなるものです。その仕事は今でも続いています。STAP細胞の件で自殺した笹井氏ほどのレベルの方だと、損失は甚大だと思いますが、凡人が「俺の代わりはいない」なんて、思っちゃだめですね。

poohpapaさんにお願い。何かあった時は、「佐々木希コレクションはバラキに譲る」と、ここで宣言していただけると、とてもうれしい。
Posted by バラキ at 2015年04月29日 07:23
バラキさん、おはようございます

退職とか死亡だけでなく、配置転換や転勤などで、自分がいなくなった際に後任が困るのはマズイですよね。どんなに特秘内容でも、誰かが引き継げるようにしておく必要はありますね。

Cさんは、最期のほうでは仕事が減っていたり切られていたようで、それで取引先も連絡が取れなくなっていることに不便や違和感を感じていなかったようで、そういうのも発見が遅れる理由になっていたかと思います。仕事が減っていた、と言っても、何らかの繋がりはあったと思うのですが、誰も気に掛けてくれてはいなかった、ということで寂しい人生です。

人柄云々もですが、そういうことがCさんの生き様を如実に表していますね。

死んでから悪く言うのは気が引けたりしますが、生きてるうちには書けません。話して解かる人ではありませんでしたから。そういう対象、私だけではなかったようですね。

「もしかすると、自分の言っていることに間違いがあるかも」なんて考えられる人ではなかったし。一度敵視すると、もうどうにもなりません。実は、私の周りには、と言うか、世の中には一定の割合でそういう人がいるようで、敵視された人間は迷惑、災難でしかありません。

私の記事を読んで「使者に鞭打つのか!」と批判する人がいたとしたなら、「アンタ、私の立場になってみろよ」と言いたいですね。それくらい滅茶苦茶で、あれが気違いでないなら世の中に気違いは存在しません。とにかく、何かでスイッチが入ると豹変するのですよ。

って、ついついCさん批判になりますが・・・、そうそう希ちゃんのコレクション、残念ながら、私が死んだら棺に入れてもらって一緒に焼かれることになっていますので悪しからず(^◇^)

Posted by poohpapa at 2015年04月29日 09:07
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