水曜日にディズニーランドに遊びに行って、帰った翌日から風邪気味、喉の痛みは昨日がピークで今は全身の倦怠感と節々の痛み。夏風邪は長い、と言うが、いつまでこの状態が続くんだろう・・・。
そんな中で昨日、孤独死したCさん宅に荷物を運び込んできた。運び出した、ではなく運び込んだ。
というのも、何社か産廃業者に見積もりを取ったが、一番安くて56万あまり。でもって、現状から何か家電品や家具を運び出しても、逆に増えても料金は変わらない、とのことだし、弁護士さんや取引先から依頼を受けていた郵便物の回収も済ませ、娘さんの成長記録もPCから抜き出してDVDに焼いて「相続人である娘さん」の母親(Cさんの元妻;法定後見人)に送ったし、家主さんからも「このまま時間だけ過ぎていくのも辛いから、もうその金額でも良いから片付けてください」との指示を受けたので、うちの店の2階にあった不用品などを運び込んだ。
と言っても、この体調では一人ではできないし運搬する手段がない。そこで、うちのお客さんでもある I さんにお願いして手伝ってもらった。車は I さんの会社の小さめのトラック。それでも最初は「でか!」と思ったが、全部の量を見たら「これは2回に分けないと無理かなあ・・・」と心配になるほど。
どうにか1回で済んだが、そこそこの量。2階から降ろすのもCさんの部屋(2階)に運び込むのも、重たい荷物は I さんが快く「ああ、私が運びますよ」と言ってくれて、この体調なので大いに助かった。
ハッキリ言うが、アイツが死んで役立ったことと言えば「このことだけ」で、他に残ったのは迷惑の山。この仕事をして26年間で最悪のクレーマーだったから、もう関わらなくて済むだけでもどれだけ気が休まることか。「死者に石を投げないのが日本人の美徳」だろうけど、そんな綺麗事など言えない。そんなのは私の立場になってみないと解からないもの。現に「そう思っている」のは私だけではないのだし。
ところで I さん、20年越しの付き合いになる。国立市の不動産屋に勤めていた時に、新婚さんで部屋探しにみえて以来、ご兄弟の部屋探しも私がさせて頂いている。数年前まで自動車整備会社の中間管理職をなさっていて、逆に、うちの車検や、私や長男が車を購入する時には I さんにお願いしている。
何と言っても、車にトラブルが起きたら、たとえ I さんの休日でも電話一本で直ぐに駆けつけてくれる人。しかも、少しでも嫌な顔をされたことは一度も無い。もちろん、だからこそ私も「タダで使おう」などとは考えないのだが・・・。昨日も I さんは休日で、奥様からすればご主人に「してもらいたいこと」も何かと有ったと思われる。申し訳ないことではあるが、私としてはとても助かった。
I さんとは一回り以上も歳が離れているが「阿吽の呼吸」で付き合えるのが嬉しい。私が何か言ったり、やったりしても「誤解されるかも・・・」「怒るかな」などと全く気を遣わずにいられる。
昨日は、普段は滅多にしない力仕事をしたので疲れて9時には寝てしまった。I さんはもっと疲れたと思う。いろんな人の協力で少しずつ前進している。と言うか、ようやく動き始めた。
体調不良の中、お疲れ様でした。ゴミが有料化されてから、袋に入らない大きさのゴミ捨てた不自由になりました。粗大ごみとして頼めばよいのですが、回収は数週間先になるので、面倒になってしまいます。ゴミ処理施設に持ち込むこともできるようですが、大きな車がないとね。
探偵ナイトスクープの昔の定番ネタで、長期間放置された冷蔵庫や弁当箱を開けてくださいという依頼があました。C氏宅もそのような状態かと。真冬に亡くなってくれたのが不幸中の幸いでしたね。
真冬に亡くなったと言っても、発見されたのが2月17日で、かれこれ3ヶ月も経ってしまいました。ここんとこ春とは思えない夏のような陽気で室内の臭いもMAXでした。
うちの店の階段は急だしステップが狭いし、凄く神経を使いながらの作業でしたので、今日は体中が筋肉痛です。率先して重いものを運んでくださった I さんには大感謝です。
実際に産廃業者が荷物を運び出す際には私も立ち会いますが、その過程でいろいろチェックしていかなければならず、怖いものがありますね。
まだまだ先が長いです。これからこういう案件が増えるでしょうね・・・。