2016年07月27日

ネット広告の反響のお客さん

ちょっと前の出来事、

多摩の外れの古い貸家の広告に反響があった。古いも古い、築40年は経っている平屋の貸家で、あちこちガタも来ているのだが、けっこう問い合わせが入る。その最初の問い合わせのお客さんのケース。

前入居者は私と同年代、単身で優しい男性だったが、全身に癌が転移して病院で亡くなられ、ご遺族が室内をキレイに片付けてくれた。だが、猫を複数匹飼っていたので壁は爪とぎの痕でボロボロになっていて、全面的にリフォームすることになりそう。敷金は(当時)3ヶ月分の21万を預かっていて、ご遺族は「放棄します」と仰っている。室内の様子からすると「それで追加請求はしない」のが妥当かな、と私も思う。家主さんも快くそれで了解してくださったので清算に関しては何の問題も起きない。

さあ、どこまで手直ししたものか・・・、と思っていたところに反響。「部屋を見せて頂きたい」とのことだが、今、中を見たなら決めては頂けないもの。我々はリフォーム後の状態をイメージできるが、お客さんは素人なので、説明しただけではイメージは湧かない。できればキレイになったところで見てもらいたいのだが、それだと1ヶ月ほどのタイムラグが発生する。ワケあって、その後で他の業者さんからも問い合わせが多く寄せられているので、再度見てもらったらキャンセル、は避けたいところ。

ワケというのは、その貸家、今は「礼金敷金0、退去時のクリーニングもリフォーム代金も家主負担」という条件だし、駐車場も無料で2台まで置けてペットの複数匹飼いも可、ということ。
 
「汚い状態でもいいので見たい」とのご希望なのでお客さんを案内することにした。その数日の間にも「そのお客さんが決めなければ当社のお客さんが申し込みを入れます」という話が2件入っていた。

事前に家主さんと相談して、トイレも台所も全面改装、エアコンも2台新設、洗濯機置場も新しく作るし、現在は3室とも和室だが、お客さんが希望すれば全室フローリングに変更することもOKとのこと。「他にもご希望があればなるだけ添いますよ」と仰る。それは有り難い。なぜなら、お客さんの要望を取り入れて改装するなら(よほどのことが無い限り)キャンセルは無くなるから、である。

お会いすると、お客さんの人柄も良かったので安心した。あとは双方の了解の下、直接リフォーム業者と電話で打ち合わせして頂くことになった。

私が言うのもナンだが、このお客さん、この家主さんとその物件に出会えて幸運だったと思う。


と、思っていたら・・・、

翌日の朝、電話があって、「息子が(通りから敷地に入る道が角切りしてなくて狭いので)車を入れる自信がないから」、ということで断りが入った。人柄良いお客さんだっただけに残念だが、ま、仕方ない。




posted by poohpapa at 03:51| Comment(2) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
poohpapaさんおはようございます。

改装後でなくて良かったかも。

やっぱり、ペットの複数匹飼いも可という点ではないでしょうか。最近は室内犬もダメっていうところも多いし。
Posted by たか at 2016年07月27日 08:41
たかさん、おはようございます

ま、人柄の良いお客様だったので残念ですが、しかたありませんね。ペットは、通常は犬または猫、いずれか1匹ですが、このご時世、複数飼いしている人もいますので、2匹までは認めてもらえる物件が増えてきました。3匹以上を認めると・・・、無断で無制限に飼う人がいるのでダメですね。

昔は、犬5匹、猫7匹(だったかな)飼っている人から問い合わせがあって、断ったら「あなたは動物愛護の精神が理解できないんですか!?」と非難されまして、「そういう問題ではありません。そういうことをするなら自分で家を所有してからにしなさい」と叱ったことがあります。

家主さんは野良猫を保護したりしていて凄く理解があるんですけどね。
Posted by poohpapa at 2016年07月27日 09:01
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