2016年02月08日

不自然な台湾での地震被害の写真

ちゃちな建物が残っていて高層ビルが倒壊している・・・、

報道によれば、

台湾南部で6日発生したマグニチュード(M)6・4の地震は、多数の死傷者を出し、常に地震と向き合う台湾のリスクを浮き彫りにした。台湾では建物の耐震性への不信感も強く、市民にも不安が広がっている。

 台湾の中央気象局は同日、地震は高雄北部の山岳地の断層が原因で、最大震度は6程度との見方を示した。震源が比較的浅いため、隣接する台南市などで大きな揺れを感じたとみられる。台湾はフィリピン海プレートとユーラシアプレートが交わる部分に近く、日本と同じく地震が多い。気象局によると、高雄から台南にかけては断層が多く、「台南南部の地震集中地域」だという。

 台湾では1999年9月21日に南部・南投県を震源とするM7・7の台湾中部大地震が発生し、死者2400人、けが人1万人以上の被害を出した。台湾当局はこの地震を受けて建築基準を改正しており、改正以降の建物は耐震性が高い。

 台南市で被害を受けた建物は築20年以上のものが多く、倒壊した16階建ての集合住宅は92年に建築許可を得ていた。元々の耐震性が低かった可能性が高いが、台湾では一部の建築会社に対する不信感も根強い。倒壊は「手抜き工事」が原因ではないかとの見方も広まっている。

 一方、台湾は6日から旧正月に向けた休暇に入っており、市民生活にも大きな影響が出た。南部では約40万戸が断水し、給水車に並ぶ人々の姿が見られた。


とのこと。写真で見る限り、高層マンションの崩壊の様子は凄まじく、隣の古い商店の建物が無事に残っているように見える・・・。だいたいが、高層マンションが倒壊するほどの地震の規模ではないように思えるのだが、なんとも不思議な光景である。場所は台湾だが、まるで中国の欠陥マンションが崩れているよう・・・。建設会社が何らかの手抜き工事をしていたのは明らかだと思う。

3.11東日本大震災の際、どの国より早く多くのご支援を頂いた台湾の方たちに日本として恩返しをしなければならないのは当然だが、正直、「一度台湾を旅したい」との思いが萎えてしまっている・・・。

被害者の救出が最優先なのは言うまでも無いが、ビル崩壊の原因はしっかり究明してほしいと思う。


posted by poohpapa at 05:50| Comment(4) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
poohpapaさんおはようございます。

台湾の地震で16階建てのビルが倒壊している写真はビックリですね。まだまだ取り残された人はいっぱいいるのではと思われますね。

さて、倒壊した写真をみると、ビルが将棋の駒のように倒れているところから、考えられるのは、下層階での柱の崩壊によってビルが横倒しになった、と考えられますね。まあ、柱に鉄筋が不足していた可能せいがあげられるでしょうか、

また、ビルの転倒情況から、旭化成建材の杭が支持層に届いていない場合などの、ビル底面での地盤の崩れによる陥没などでビルが倒壊した、のも考えられますね。

どちらにしても手抜き工事か、当初の地震を考慮していない設計ミスなのかでしょう。政府は東日本震災で台湾にお世話になっていますから、救援隊をいっぱい送るべきでしょうね。

そして、古い商店の建物が残っているところから、地震はそんなに大きくはないといえるかもしれません。今回の被害は人災といえるでしょう。

これは、poohpapaさんの向かいのビルが倒壊しても、poohpapaさんの店は残るといえそうです。
Posted by たか at 2016年02月08日 08:37
たかさん、おはようございます

いえいえ、うちの店は震度2でも危ないくらいでして・・・ (*´ω`)

てか、放っといてくれ ( `ー´)ノ

台湾のビルは、特級建築士のたかさんが仰るように、下層階の柱の鉄筋不足と、基礎工事の手抜きによるもの、と思われます。だいたいがM6.5くらいで、「あれだけのビル」が倒れたりしませんて。台湾は地震が頻発しているので、過去の地震によって金属疲労とかも重なっていたりして・・・。今まで危険な兆候は表れて無かったのかなあ・・・。

日本政府は直ちに救助隊や医療チームを派遣すべきでしょうけど、今の台湾の政権は辞退するかも、と言う話もありますね。選挙では負けましたが、まだ親中政権の馬英九総統は代わっていないので、それでそんなことが言われているようです。もっとも、日本も3.11の際は菅直人が総理だったので、いち早く救助に来てくれた台湾隊を成田で足止めして韓国隊を先に入れてたりしてますから、台湾のことばかり言えないものでしょうけど。

政治信条やメンツでなく、まず国民のことを考えるべきなのですが・・・。

今回の地震被害、たぶん、人災ですね。
Posted by poohpapa at 2016年02月08日 08:51
台湾の地震で倒壊した建物についてですが、
現地の報道と現地の方のお話を総合すると、
台湾にも耐震基準があって、日本でいうところの
建築基準法に定めがあり、これは1999年9月21日発生の
台湾の大地震の反省から作られ、その後に建てられたものは
建築確認等も行われているので倒壊しているものはありません。
あの建物は、名前を3度も変えながら建築を続けてきた企業が建てたものです。
写真などからも、「おから工事」と呼ばれる手抜きが行われていた
ことが明らかになっています。
ちなみにこの建物は25年前に建てられたものですが、
その後何度か低層階が改装・改築されており、必要な壁などが
撤去され、強度が弱まったのではないかという見方が出ているそうです。
この建物は中・低所得者が手に入れられるマンションとして
有名だったそうですよ。
現在台湾ではこの業者の中心にいたとされる人物3名を特定し拘束、
取り調べているそうです。
台湾ではこの事故をもとに、耐震基準の順守、日本にさらに学ばねばという
風潮が出ているそうです。
Posted by とおりすがりのチョコ at 2016年02月20日 18:30
とおりすがりのチョコさん、こんばんは

詳細に有り難うございます。

<<あの建物は、名前を3度も変えながら建築を続けてきた企業が建てたものです。

そもそもそういう企業は信頼性ゼロですよね。実はうちの近所にもそういう建設会社がありました。今のところはその建設会社が建てたマンションも倒壊はしていませんが、怖いですね。

例えば壁なんかを壊しても基礎や鉄骨がしっかりしていればああいう倒れ方(コテンとばかりに積み木が倒れるよう)にはならないと思うのです。壁でも支えられていた、ということなら、自分の重量に耐えられなくてクシャンと潰れるのではないかと・・・。基礎と1階の付け根の鉄骨が緊結されていなかった倒れ方ですね。犠牲になられた方には申し訳ない言い方ですが、結局は「安物買いの銭失い」で、命まで落としてしまったことになりますね。

日本では、あれほど騒がれた構造計算偽装事件で、対象物件が3.11の地震でヒビ割れ一つ起こしていない、ということで、あの騒ぎはナンだったのか、くらいの話になっていますが、日本の構造計算偽装マンションよりもっとヒドイ建物だったということなんですね・・・。台湾は日本同様に地震が多いのですから、手抜き工事なんかしていたらどうなるか簡単に予測が付いたものでしょうに・・・。

他国のことですが、しっかり捜査して関係者に厳罰を与えてほしいですね。
Posted by poohpapa at 2016年02月20日 19:13
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