2016年02月16日

昨日は長〜い一日だった・・・

一昨日の夏日から、昨日は雪がちらつく天気にまで気温が急降下。2日間の温度差ということでは過去最高かと思われるくらいで、日中は、たぶん20℃くらいの開きがあったかと・・・。

9時半に外国籍(中韓ではないアジア)の方の案内をすることになっていたが、紹介するつもりだった物件の管理会社の方から(差別ではなく正当な理由があって)「外国の方は・・・」との断りが入り、早出して準備していたがキャンセルさせてもらった。実は、私もホッとしている。頼ってくださるのは嬉しいのだが、本人は日本語があまり話せず、妹さんが代理で店にいらっしゃる・・・。私は本人と会っていないから、である。別の物件も用意していたが同様に「日本語が通じないのは・・・」と言われたし。

10時半からは遠方からおみえになるお客様の契約。午後から研修で夕方まで拘束。2部に分かれていて、前半は「テレビでレギュラー番組を持ってはいても、我々不動産屋にとっては参考にもならず何の役にも立たない話」の1時間。前日は4時間しか寝てなかったので猛烈な睡魔に襲われていた・・・。

後半は「相続絡みの話」で、こちらは聴きやすい声でテンポも速く、テキストも虫喰いにしてあって受講者が答えを考えながら聴くことになるから寝ているヒマはない。非常に役に立った、と言うか、これから生かしていきたいと思う。ま、両極端な講義であった。

夕方、いったん店に戻り、お通夜に参列するための準備。いつもはジーンズを穿いて仕事しているが、いくら「お通夜は『着の身 着のまま』駆け付けてもいい」と言っても、最近はお通夜であっても参列者は喪服を着ていることが多いから、さすがにジーンズはまずい。家に帰って黒っぽいズボンを探したが、見つかったのはウエストが合わなくて「座ったなら尻がブチッと避けそう」なズボン。だが、それしかないから極力「座らないよう」気を付けて電車で向かった。

亡くなられたのは家主さんで、棺の中のお顔を拝見して驚いた・・・。亡くなった私の父親とあまりにソックリだったのだ・・・。まるで親父の葬式を二度しているかのようで・・・。しばらく見つめていた。

たまたま、亡くなられた病院の病棟の看護師長(婦長)さんは当社の入居者さんで、ご遺族の方が「坂口さんから『くれぐれも宜しく』とお願いしてくださっていたからでしょう、兄さんが亡くなった後で先生も看護師さんも霊安室にお線香を上げに来てくださいました。同じ病院で姉さんが亡くなった時はそんなことはなかったので・・・」と仰って頂いたが、そんなことはないと思う。たまたま、ではなかろうか。

帰路、電車に乗る前にうちのに電話して「これから帰るけど(電車の待ち時間を考えたら)30分くらいかな」と言うと、「じゃ先にお風呂に入っているね」とのこと。風呂から出た頃に私が帰宅するくらい、と思っていたら、そういう時に限って電車がすぐ来る・・・。それだと、帰宅しても「浄めの塩」を掛けてくれる人がいない。立川に着いたら、時間は7時前・・・。そこで、いいことを考えた。

伊勢丹はまだ開いている・・・。

地下に行って、馴染みのソムリエさんに「悪いんだけど塩かけて」とお願いした。快く応じてくださったが、こともあろうにデパートの食料品売り場で通夜帰りの浄めの塩を掛けさせるんだからヒドイ客である。だが、おかげで自分で鍵を開けて家に入れることになった。


人が亡くなると、いろんな思いが込み上げてくる。その家主さんとも、正直「いいことばかり」ではなかった。それでも、弟さん夫妻がいろいろ私を気遣ってくださっていたから付き合いを続けていられたようなもの。ご本人も根は悪い方ではなかったし・・・。他人の私でさえそうなんだから、ご遺族の胸中はいかばかりか・・・。

今日の告別式は参列しないが、11時にご出棺とのことなので、私の居場所で手を合わさせて頂こう。



posted by poohpapa at 06:09| Comment(5) | うちの会社、社長、同僚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
poohpapaさんおはようございます。

大阪も寒い。また冬に戻ったみたいだ。2月だからこれで普通なのか?
葬式ですか、私の同期が先月心臓発作でなくなりました。同じ年齢でしたのでショックです。

冬は高齢者の突然死が多いですから、気をつけてくださいね。


<<テレビでレギュラー番組を持ってはいても、我々不動産屋にとっては参考にもならず何の役にも立たない話 

人前で話しをすると、自分の話を興味をもってきいてくれているのか、つまらないと思って
いるのか、すぐわかります。この前半の講師って、それがわからなかったのなら、バカでしょう。

最近はお通夜や告別式でもらう粗品には「浄めの塩」はついてませんね。


Posted by たか at 2016年02月16日 08:55
たかさん、おはようございます

冬は高齢者の突然死が・・・、って、たかさんと私は同世代やないか ( `ー´)ノ

たかさんくらいの世代になると、同級生の訃報が続々と入ってくるでしょうね・・・ (おい)

主催者も「テレビのコメンテーターをしてるから、有名人だろうから」と講師に招いたのでしょうが、私の価値観では「我々の仕事に何ら役立たない」と思いました。きっと、あんなでも50万くらいは払っているんでしょうね。もったいないなあ・・・。

終わった後で司会者がフォローしてましたね、「10年後には役に立つお話しかと・・・」なんてね。

ところで、お返しに頂いた会葬御礼の品、半返しどころではなかったですね。今は香典の額に関係なく一律で済ませているようですが、なんか申し訳なくて・・・。

浄めの塩は入っていました。入ってなければソムリエさんに「塩、ちょうだい」と言うところでした。

Posted by poohpapa at 2016年02月16日 09:24
>ご本人も根は悪い方ではなかったし・・・。

「悪い人ではない」という枕詞は、素敵な人にはつきません。
総じて残念な人の肩にのっかっているものです。

テレビでレギュラー番組のコメンテーターをしていれば、お話は上手なんだろうなと思いますが、話していることが眠くなるほど面白くないのであれば、こちらも残念な方であるようですね。
Posted by ハリケーン at 2016年02月16日 10:51
ハリケーンさん、こんにちは

そうですね、「根はいい人」と言われる人は、致命的な欠陥があって、そこが治ってない、ということですもんね。人間、「あの人は、根はいい人なんだけど・・・」と言われるようになったらお仕舞いなんだそうですね。

あ、間もなく11時・・・、合掌しますので、ちょっと中断・・・、

Posted by poohpapa at 2016年02月16日 10:59
続きです、

テーマは「若者の消費論」というもので、例えば「最近の若者がどのように部屋探しをしていて、それに対応するために不動産屋はどうすべきか、どのようなツールを手に入れるべきか、ということでしたら興味が湧きますし、しっかり聞こうと思うんですがねえ・・・、全く関係ない話なんです。今、何を話していたか思い出そうとしても何も出てこないのです。司会者が無理に「今のお話は10年後には役に立つかと・・・」などと講師をヨイショして立てていましたが明らかに人選ミスですね。

2部のほうは「相続相談から相続案件に持っていくために必要なこと」というもので、冊子の虫食いになっているところに、例えば「控除額」なんかを計算して入れなければいけませんから、眠ってなどいられません。声がよく通るし、あの講師の回はまた行きたいですね。

以前も、協会の研修で「行列・・・」の弁護士が来ましたが、テレビとは打って変わってトークがつまらなくて、「ダメだ、こりゃ!」でした。テレビに出ていればいい、というものじゃないですね。

Posted by poohpapa at 2016年02月16日 11:15
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