2016年03月04日

今どきの若者には理解できないモノ

先日、いつものようにガストにモーニングに行ってゆっくり(置いてある)読売新聞を読んでいたら・・・、懐かしいモノ(CD全集の広告)が載っていた。若い人には「まず理解できないモノ」だと思う。できたら凄い、くらいの話である。何の広告かと言うと・・・、



「至宝 浪曲名人選 CD12巻」(29,800円)、である。う〜ん、ちょっと高いなあ・・・ (*´ω`)

「浪曲」というのが初耳、という若者、絶対多数だと思う。私が子供の頃は、落語や漫才と同じく「寄席」の出し物には欠かせないモノで、他にも「講談」とか「声帯模写」とかもあった。まだテレビが無かった時代はラジオから流れてくる寄席芸や歌謡曲こそが庶民の娯楽だったから嫌でも覚えている。

広沢虎造、寿々木米若、春日井梅鶯、三門博、玉川勝太郎、天津羽衣、東家浦太郎、相模太郎などなど錚々たる面々で・・・、今でも名前を聞いてすぐ思い出せる。以前は、こんなこともあった。

海外をツアーで旅していて、どういうワケか私と同年代の旅仲間さんと佐渡島の話になって、そこから浪曲の「佐渡情話」の話が出て、私が「ああ、寿々木米若ね」と言ったら驚いていた。たぶん、同じような生い立ち、育ち方をしていたんだろう。10年以上も前の話だが、今も年賀状での交流がある。

全集、非常に懐かしいが・・・、買おうとまでは思わない。買ってもたぶん聴かないから。日本の伝統芸として今も人気があって代々世襲する歌舞伎とは違って、浪曲の後継者は現れないだろう、それだけでは食べてはいけないから。子供の頃はただただ退屈な演目でしかなかったが、文化遺産としての価値はあると思う。

時代は変わった・・・。今の若者は浪曲のように「じっくり聴かせる演芸」は好まない。テンポの速いギャグを連発するお笑いタレントを好む傾向が強いから、浪曲や講談はやがて廃れてしまうのだろう。

市の図書館に何枚か浪曲のCDがあったと思うので今度借りてこよう。私もそれくらいで充分かな。

posted by poohpapa at 06:52| Comment(10) | 芸能・アイドル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
poohpapaさん、おはようございます。

15年ぐらい前の日本テレビのバラエティ「進め!電波少年」で、無名の芸人を東大受験させるとい企画がありました。その時の家庭教師が東大卒のケイコ先生(春野恵子)ですが、今浪曲師として活躍しています。自ら進んで門を叩き、舞台に立つまでかなり苦労したそうですが、自己表現の場を見つけていきいきしています。寄席がある限りは続いていくのではないでしょうかね。そういえば、大衆演劇、見たことがないです。
Posted by バラキ at 2016年03月04日 07:25
poohpapaさんおはようございます。

浪曲名人選って、何なんでしょうかね?

さっぱり理解できません。昭和の歌謡曲集なんていうのならわかるけど。

図書館ってCD貸してくれたっけ?。ツタヤならわかるけど?
Posted by たか at 2016年03月04日 08:14
図書館にCDありますよ。当然借りられます。
今はDVDもありますね。昔はVHSのビデオ・テープだったりしました。
アカデミックなものだけじゃなく娯楽系もありますが、全体の量としては非常に少ないです。
Posted by ハリケーン at 2016年03月04日 09:50
poohpapaさんへ
この話、僕の琴線に触れました。
僕の小学生の頃はTVはまだなくて、ラジオが娯楽の主流でした。
大阪出身の祖母がよく聞いていた浪曲、側で僕も付き合っていました。
僕が好きだったのは広沢虎造の三十石舟(森の石松の話です)。
’兄さん江戸っ子だってねー’
’神田の生まれよ’
’飲みねー、寿司食いねー、江戸っ子だってねー、ところで清水の次郎長ってのはそんなにえれー親分なのかね’
’神田の生まれよ、次郎長もえれーにはえれーが、ついてる子分が強えー’
’うれしいねー、ま飲みねー、寿司食いねー江戸っ子だってね、そんなに強えー子分がいるのかね’
’神田の生まれよ、まず大政、小政、大瀬の半五郎・・・(得意とする業物と子分の名が続きますが忘れました)、まーこんなところだな’
’ちぇ、俺の名前が出てこねー、江戸っ子だってねー、ところでもっと他に強えー子分がいなかったかい’
’神田の生まれよ、もういねーよ’
’よーく考えて思い出してくれねー、ほかにいないのかね’
’しつこいねー、もういねーよ’
’ちきしょうー、寿司食わせるんじゃーなかったなー’
’客人悪かった、肝心なのを忘れてたー’
’おっ思い出したかい、飲みねー食いねー、江戸っ子だってねー、そんなに強へーのは誰だい’
’神田の生まれよ、めっぽう強い子分の名は遠州、森の生まれの石松よー’
’オッやっと俺の名前が出た、うれしいーねー飲みねー食いねー、江戸っ子だってねー、森の石松ってのはそんなに強いのかね’
’神田の生まれよ、強いってなもんじゃねー、あんな強えー奴は見たこともねー’
’うれしいーねー、飲みねー食いねー、江戸っ子だってねー’
’神田の生まれよ、やくざが束になってかかっても、かなうもんじゃーねー’
’うれしーねー、飲みねー食いねー、もっと詳しく教えてくれよ、江戸っ子だってねー、
’神田の生まれよ、でもね奴は強いだけで馬鹿なんだよ、何も考えちゃーいねー’
’やろー飲むな、食うなあっちいけー’とまーこんな話で子供心に焼き付いて、今もよく覚えています。
Posted by ボース at 2016年03月04日 10:05
横からすみません。
森の石松の有名なフレーズ、「神田の生まれよ」、「飲みねー」、「寿司食いねー」って浪曲だったんですか!
なんとなく落語出典かと思ってました。

イヤー、目から鱗(使い方ちょっと間違ってますね(笑))・・・
ボースさんありがとうです!
今度ちゃんと聞いてみたいです。

これだからpapaさんのブログ貴重なのだわ〜〜(笑)
papaさんじゃなく、(今流行りの言い方で言えば)コメンテーターの皆さんが素晴らしくて。うふふふ


Posted by 葉山猫 at 2016年03月05日 00:51
バラキさん、おはようございます

ケイコ先生・・・、懐かしい名前ですね。「進め!電波少年」は観ていませんでしたが、その企画は知っていました。ま、結果は日大合格で終わったようですが、メチャクチャ失礼な言い方ですが、道に転がっている石ころをどんなに磨いてもダイヤにはなりませんもんね。そして、石には石の使い道がありますよね。鉄道のレールの枕木をダイヤで支えることはできませんが石ならできますもんね。

世の中には「暴走族から東大に入った」とかの話はよくありますけど、元々の素材が違っていたんでしょう。そして、ケイコ先生、浪曲師ですか・・・、へえ・・・。

私は、女性に浪曲師は向いていない、と思っているのですが・・・。声質が合わないものだと思うのですよ。なんかねえ、空手は別にして、女性にレスリングや柔道といった格闘技をしてほしくないんですよ。女性は女性らしくあって欲しい、と願っているもので・・・。などと言うと、またジェンダーフリー信奉者のK子(私からすれば異常者)が騒ぐものでしょうけどね (^◇^)

そういえば、大衆演劇、私も、もう半世紀も観てないですね。以前、立川の高松町にも専門の劇場がありましたけど・・・、ま、ストリップ小屋と一緒になってましたが (*´ω`)
Posted by poohpapa at 2016年03月05日 07:06
たかさん、おはようございます

またまたあ・・・、たかさんが浪曲を知らない、なんてことは有り得ませんよ。

東京では市立の図書館でCDとかDVDまで借りられますよ。松井知事や橋下さん、そういう整備はしてくれてなかったんですかねえ。大阪でも借りられるんじゃないでしょうか。たまたま、たかさんが文化的施設に出入りする習慣が無くて知らないだけのことで・・・(ぷっ)
Posted by poohpapa at 2016年03月05日 07:10
ハリケーンさん、おはようございます

中央図書館にありましたね。中央図書館では、映画のDVDを視聴できる席があって、いつも誰かが映画を観ています。家にプレイヤーがあるなら、借りて帰って少しでも大きな画面で観たほうがいいように思うのですが・・・。たまに、ヘッドフォンをしていて「他人に聴かれていない」と錯覚して大声で笑っている人がいますね。自分が聴いている音は自分にしか聴こえてないから自分の出す音声も他人に聴かれていない、と勘違いするんでしょうね。突然聞こえてきますからビックリします。

ま、図書館に置いてあるDVDですから、シャロン・ストーンの「氷の微笑」なんかはありませんが。
Posted by poohpapa at 2016年03月05日 07:16
おおおお・・・、ボースさんが政治ネタ以外で反応してくださった・・・ (^◇^)

広沢虎造の「石松 三十石舟」の再現、有り難うございます。懐かしいです ♪

実は、私も、浪曲、と言えば広沢虎造です。しかも、2代目、ですね。

子供の頃は、お袋の膝の上で聴いていた記憶しかありません。最初は「なんて退屈な・・・」くらいに思っていたんでしょうね。「どこが面白いんだろ・・・」と子供心に馬鹿にしていましたが、子供に名人芸が理解できるハズもなく、今頃になってようやく「良さ」が解かるようになりました。

何度も聴いているので「石松 三十石舟」のオチも分っているのですが、それでも面白いですね。

不思議なもので、たまに聴きたくなります。お袋を思い出すからでしょうね。

それぞれの浪曲師が独特の節をもっていて、それぞれが皆「名人芸」の域に達していましたね。浪曲師の中で誰か人間国宝になっていたんでしょうかね・・・。落語家にはいるのですから、浪曲師や講談師にもいて不思議はないのですが・・・。

さて、私も、「〽旅行けば〜」で、月末には北海道に行ってきます (*^_^*)


Posted by poohpapa at 2016年03月05日 07:35
葉山猫さん、おはようございます

ん・・・、もしかして、また酔っぱらってコメントしてるな・・・、なんとなくハイですもんね (*^_^*)

「シブガキ隊」の「寿司食いねえ」も浪曲から、ということになりますね。「江戸っ子だってねえ、神田の生まれよ」は広沢虎造の「石松 三十石舟」からですね。

良いものは受け継がれていって頂けると嬉しいですね。

そうそう、このブログは間違いなく「寄せられるコメント」によって支えられていますね、ほんと。

 
Posted by poohpapa at 2016年03月05日 07:46
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