旅行記はお休みさせて頂いて・・・、
日本年金機構(立川年金事務所)から当社宛に封書が届いた。開けてみると・・・、
「厚生年金・健康保険の加入義務について」とあって、申告書のような書類が3種類入っていた。
一つが、「厚生年金・健康保険 被保険者資格取得届」
次に、「厚生年金・健康保険 新規適用届」
そして、3枚複写の「健康保険被扶養者(異動)届」、の3種類。
書類には社会保険労務士の署名捺印欄があるが、うちは私一人でやっているし社会保険労務士と付き合いは無い。書き方の見本もあるが、どうにも解かりづらい。法人ナンバーの記入欄もあり、迂闊に書いてよいものか相手が相手だけに疑わしい。それで立川年金事務所に電話してみた。
掛けること10回目でようやく繋がった電話に出たのは男性職員。「うちは私一人しかいませんし、既に年金も受給しています。それでも提出する必要がありますか?」と訊くと、「株式会社であるなら70歳までは年金の支払い義務があります。最近は会社組織でありながら年金未払いのケースが多く見られますので調査しています」とのこと。「でも、年金を受給している者が年金を払うなんて、おかしいでしょう?」と言うと、「はあ、まあそうなんですけど・・・」と煮え切らない。さらに追い打ちをかけた。
「私は60歳になる少し前にそちらに伺って担当者に教わりながら、60歳で年金の支給を開始して頂くことと、今後は(受取額が減ったとしても、最低限の月数はクリアしているので)この先は年金を納めなくて良い手続きをしています。そちらの窓口で手続きしたのに、今になって溯って払えは無いもんですよね」と言うと、「では改めて説明しますのでこちらにお越し頂けませんでしょうか?」とのこと。「嫌だ!」と答えた。そういう用件なら「そっちから来い」である。
「だいたいが、送られてきた書類には『期日までに書類を返送しないと立ち入り検査が入るよ、罰則があるよ、溯って請求されることになると凄い金額になるよ』って書いてあるけど、アンタら年金の資料を失くしたりデータを漏らしたり、運用に失敗したりして国民が収めた年金を目減りさせておきながら、誰か責任を取りましたっけ?。それでいて、国民には調査に協力しなければ罰するよ、は無いもんでしょ!?」と言ってやった。
さらに、「封筒の中に返信用封筒が入ってなかったけど、たまたま?」と訊くと「入れてません」だと。今時、調査に対する回答依頼をしておきながら返信用封筒を入れない組織がどこにある!? ( `ー´)ノ
「黄色い紙の一番下にある宛先に送って頂きたいのですが・・・」と言う。なんたる傲慢、不親切。我々の仕事で、家主さんやお客様と郵送で書類のやり取りをする際、もし(切手を貼った)返信用封筒を入れずに送ったなら、当然にそれだけでいっぺんに評価を下げることになる。
これ、もし返信用封筒が入っていたなら、問い合わせの電話を入れずに生真面目に回答して返送していたかも知れない。そういう意味では返信用封筒が入っていなくて助かったのかも。
担当者も全く反論できないでいたから、自分でも「このやり方はマズイな・・・」と思っていたんだろう。
「あのね、立ち入り調査でも何でも入れなよ。私はかまわないからさ」と言って電話を切った。
実のところ、60歳前に年金の支払いを止めてはいたが、その間も「いつ督促が来てもいいように」積み立てていて、その金額が30万を超えたところで「3.11東日本大震災」が起きたので、年金で支払うよりおカネが生きると思って全額を寄付させてもらっていて、うちの収入では年金に回す余裕は無い。
これらの書類、私がもし年金事務所に問い合わせずに、(善意で)できる限り記入して、封筒も用意して宛名も自分で書いて切手を貼って年金事務所に返送していたなら、上記の2番目の書類「厚生年金・健康保険 新規適用届」によって、私が「遡って年金を支払う」ことが確定されてしまっていたようだ。
こんなでは、日本年金機構は何も反省していない、と思われても仕方ないだろう。軽〜く何人か処分しただけで自分たちは損失補填など一切せずに国民に埋め合わせさせようとしているのだから。個人的には「当時の幹部職員の全資産差し押さえ」くらいして欲しかったと思っている。ほとぼりが冷めた頃にこんなことをやっているようでは、日本年金機構・・・、看板を掛け替えても体質は全く変わっていない。
電話に出た担当者は感じの良い男性だったんですよ。もしかすると、日本年金機構の方針と、その担当者とは意見が違っているかも知れませんね。そんな気がしました。
でね、思うのですよ。不祥事があっても責任を取らされたり補填をしないで済む組織は羨ましいですね。 香菜子さんが仰るように、だから一般常識なんておかまいなしでいられるんでしょう。
日本年金機構・・・、組織そのものが腐ってますね。
切手が貼ってなくても、まだ返信用封筒が入っているだけマシですよ。3枚複写の書類もあるし、あまり小さく折りたたむワケにもいきません。細かな話ですが、封筒も経費が掛かっています。どこの不動産屋もそうでしょうけど、家主さんから直接お客さんに郵送してもらう書類にもこちらで切手を貼ります。それで当たり前だと思っています。
昨日、法人(個人事業主)のお客さんがおみえになったので、この話を出したら「うちにも届いてました」とのこと。やはり返信用封筒は入ってなかったとか。そういうところで「税金の無駄遣いをしないよう努力しています」などとアピールしてくれなくてもいいんですけどね (^◇^)
ただ、あまりに酷いので時には喧嘩になることもあるそうです。
年金機構のHPに記載されている事も余裕で
「それはポチョムキンさんの個人的な意見ですよね?」
と言ってくるくらいは序の口で、弁護士サイトの用語解説でさえも同じ感じで返答されるので、かなり用心して対応しないと危険です。
(確認しますと言って15分くらい席を空けた後、回答する内容も間違っている事が多いいので要注意です)
労務士の話しだと、嘘や間違った事を言っても発覚しにくく、バレてもペナルティーがないのでこの様な方々ばかりになったのではとの事。
これじゃ、年金機構の体質は変わりようがないなとタイトルを見て思い出しました。
<<年金事務所の方々は説明できなかったり、間違った手続きをするおかげで、社会保険労務士が儲かるそうです。
へえ、やっぱりそうなんですね。私が窓口まで相談に行った時は、まだ不祥事のほとぼりが冷めてなかった時なので、窓口の担当者も私の希望にそって手続きを進めてくれました。もちろん、メリットもデメリットも教えてくれましたし、「収入との絡みで年金の支払いがキツイようでしたら支払い免除の手続きをして頂ければ、その間も年金を支払っていた計算で支給されますよ」とまで言ってくれましたが、さすがにそれは辞退して「ただ支払わない」ということで支払った分での計算で頂くことにしました。
当時は対応も言葉遣いも丁寧で、相談者の言うことに逆らわないようにしてたんじゃないでしょうか。
ミスを犯しても罰則が無いのは民間では考えられませんね。所詮は人のカネなんですね。それで給料も身分も保証されているなんて、なんとも幸せな人たちですね (嫌味)