昨晩、いつものように軽い夕食で「素麺」を一口食べたところに娘から電話。
「今日、レモンが死んだ・・・」とのこと。レモン、というのは、前飼主が「移転先でペット可物件が見つからないから」と動物愛護団体に託した犬で、その職員から娘が頼まれて預かった犬のこと。
転勤先の仙台でペット可物件が見つからないワケがないし、以前から心臓の病気を持っていたようだから、元の飼主は知っていて動物愛護団体に託した、いや、棄てたんだろう。子犬の時から飼い始めて10年、これから病気で治療にカネも掛かる、ということで「知っていて棄てた」と私は疑っている。現に直ぐに電話も繋がらなくなって逃げているし無責任にも程がある。そんな奴にペットを飼う資格は無い。
娘のところには先住犬がいたが、幸い拒絶することもなく仲良くしてくれて、亡くなる数日前からはいつになくレモンに寄り添ってくれていたようだ。人間には感じることができない予知能力だったものか。
娘に「最期は苦しんだか?」と訊くと、「いつもの餌を食べないんで、缶詰を開けて出そうとしたら寝ちゃってて、そのまま死んだみたい」とのことなので苦しまずに眠るように死んでいったのだろう。
レモンはその日(昨日)のうちに荼毘に付されたとのこと。なんでも車で迎えに来て、車の中で燃やしてくれるらしい。煙も出るから住宅街から離れた場所で処置するようだ。帰ってきたお骨の中には「燃え切らなかった塊」があって、正常な細胞は燃えてしまうけど癌細胞は燃え切らずに残るとかで、もしかすると癌も患っていたのかも。辛かっただろうけど、レモンは娘に貰われて幸せだったと思う。薄情な飼主の元を離れて、病気を持っているのが判っても「保健所に連れていく」などという選択肢はなく、最期まで愛情を注いでくれたのだから。そういうところは娘を誇りに思える。もちろん、陰に私というスポンサーがいてこそ、ではあるだろうけど。
荼毘に付す費用は25000円。先日、先住犬が壁に穴をあけてコンセントと電気コードがむき出しになっているとのことで、万一火災が起きて死者が出たなら連帯保証人の私に巨額請求が来るから、管理会社に連絡して早く修繕してもらうよう言い、私自身の保険の意味でその補修代28000円を振り込んでおいたのだが、それを荼毘の費用に回したらしい。一月に両方は払えない娘は大いに助かったようだ。
ハッキリ言って、不幸だったのは私だけだ。治療代は家族カードで支払っているから私が出していて毎月4万近くの負担だった。「ちゃんと返す」と言ってはいるが、今の暮らしの中でどこまで返せるかは疑問である。娘には「オマエが悲しみに浸っていられないくらいに厳しく取り立てしてやるから」と言っておいた。正直、レモンが死んだと聞いて最初に「ああ、これで毎月の負担から解放される・・・」と思った。
考えようによっては私も幸せだったかも。娘はそういう時に母親(前妻)には頼まないで私に相談してくれるのだから。ま、頼みやすい方に頼んでいて、単に利用されてるだけかも知れないけど (*´ω`)
以前、一度だけレモンと会った時の、「ご迷惑をお掛けしてすみませんねえ」とでも言っているかのような眼で私を見上げる(申し訳なさそうな)表情が忘れられない。
娘には、「もう動物愛護団体から頼まれても安易に引き受けるなよ」と言っておいた。そういうのは他人様に負担を掛けずに「自分ができる範囲でしか受けるべきではない」のだから。
さて、娘からどうやって累積治療代の60万を取り立てるか・・・。アパートの悪質滞納者の取り立てで慣れてはいるが、生活に支障が出ないように配慮もしなければならないし、難しいところだ (*^_^*)
あら、亡くなったのですか。寂しいですね。
うちの犬も、高齢犬ですから、最近、ちょっと元気がありません。
ほぼ毎週、動物病院に通っています。費用もかなりになってきてますが、見捨てるわけにもいきませんね。
ペットと言えども家族の一員ですもんね。うちのノルンなんか、うちのからすれば家族以上、いえ、亭主以上の存在です。今、何か起きても悔いが残らないほどに愛情を注いでいます。私のことは置き去りですが、私も異存はありません。口が利けない相手だからこそ大切にしなければ、と思います。
私が言うまでもありませんが、たかさんちの愛犬も、どうぞ大切になさってください。
娘も、レモンと暮らしたのは数年ですが、悔いは残ってないと思います。そう信じています。
娘さんは、感心するほどやさしいですね、女性はやさしさと愛嬌があれば言うことなしです、僕に息子がいれば嫁にもらいたい位です。
僕のつたない経験からすれば、母親似の息子、父親似の娘は○、その反対は?です。
僕は父親似ですが、何ごとにも例外はあります。
さてペルー旅行記を楽しみにしています、この度はご尊顔を拝し、僕より髪の毛が多いのが羨ましい。
体調は戻られたようなので安心しました、体力の続く限り、好きなことをするのは長生きの秘訣です、頑張ってください。
下痢も4〜5日前にようやく収まりました。長かったですね、どんな細菌に感染したんだろ・・・。
ところで、娘のことをお褒め頂いて恐縮です。ボースさんのお宅に息子さんがいらっしゃらなくて幸いでした。親の贔屓目を差し引いても、溜息しか出ないくらいのバカ娘なんですよ。
でも、レモン、娘に貰われて先住犬とも仲良くしてもらえて、最後は幸せだったと思います。そう信じたいですね。娘も出来る限りのことはしてあげていたようなので悔いはないでしょう、それが一番です。
明日からまた飛び飛びで旅行記に戻ります。あ・・・、頭髪、てっぺんは薄くなってますよ。ただ、この歳で自分の歯は全部残っているので、それは自慢したいとこですね (^◇^)