2005年06月20日

「今、店の前にいるのですが・・・」

出先から店に帰る途中、しかも、店まであと50mくらいのところで携帯が鳴った。飛び込みのお客さんからの電話であった。

うちの商店街は直線道路で見通しも良いから、50mくらいの距離なら相手の様子が分かる。お客さん、とあれば「もう店の近くまで来てますので直ぐ戻れます」、と普通なら言いそうなものであるが、私は言わない。

店の前に立つお客さんの様子を見て、「これはアカン」と感じたなら、「夕方まで戻れません」と言ってしまう^_^;

で、相手は片言の日本語を話した。かなりたどたどしい。
「ワタシ部屋探シテマスネ。イツ戻リマスカ?」

店の前で自転車に跨り、携帯から電話してきている後ろ姿を見て、私は最初、イントネーションから中東かアフリカ系かな、と思っていた。私が「どちらの国の方でしょうか?」と聞くと、意外にも・・・、

「チュウコクデス」との答え。

私は、「ああそうですか、申し訳ありませんが夕方7時頃にならないと戻りませんので、宜しければその頃来てみてください」、と伝えてUターンしてしまった。もちろん7時に来ても店は閉まっている(陰険)

電話の声の感じからすれば、感じの良さそうな人物ではあった。
だが、私は「中国人の部屋探しはしない」と決めている。探せば見つかるだろうし、私が断れば他の不動産屋で決めるだけのことだろうが、私はやらない。何故私が中国人の部屋探しをしないか、を明確に伝えた方がスッキリするのだが、そこまではしない。こちらも商売だから、である。不動産は売っても喧嘩は売らない

実は、あとちょっとでお店、というところで、店の前にいるお客さんから携帯に電話を受けることがよくある。そういう時は話しながら相手が視認できる所まで寄っていって、直ぐ帰るかUターンするか判断している。Uターン、と言っても、私には商店街に緊急避難できる店があるので、そこで、店の前にいる人物の姿が消えるまで時間を潰させてもらっている。まるで「小学生が下校時に変なオジサンに声を掛けられた時に駆け込む民家」のようなものである(なんだかなあ・・・)

「お客さんが来てるなら、直ぐ戻ればいいじゃん」
「嫌だよ、モノにならないのは直感で分かるし、時間の無駄だから」
「やる気ないね〜」
相手によりけりだよ」
これは国籍には関係なく、日本人客であっても、である^_^;

店の中にいると逃げ場がないから、どんなお客さんであっても全部に対応せざるを得ない。これからは店を閉めたままにして50mくらい離れた所で店番をしていようか、などと思ってしまう(爆)
posted by poohpapa at 06:54| Comment(4) | エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
50mくらい離れた所で店番って、それじゃあ「監視」ですよね。
双眼鏡で覗いて、店頭に隠しマイク設置して声を拾って…想像しただけで笑ってしまいました。
Posted by あっくん at 2005年06月20日 08:50
あっくん(さん)?、おはようございます

いえ、もっと詳しく言いますと、「うちの店なんかに来なくてもいいような」内容の良いお客さんであることはほとんどありません。14年間で、店の前で待っててくれたお客さんで決まったことは2度しかありません。それくらい確率が低いのです。もう、見るからに「ああ、このお客さんなら何処に行っても相手にされないだろうな」と思ってしまうような人ばっかりで、今までは全部に対応していましたが、親身になって話を聞いているうちにすっかり当てにされてしまったり、結局は(そもそも条件が厳しすぎたり内容が悪すぎて)決まらないことが圧倒的に多いもので、疲れてしまっているのです。

歳をとって気が短くなっているのか、すっかり手抜きを覚えました。
困ったものですが・・・(笑)
Posted by poohpapa at 2005年06月20日 10:31
poohpapaさん、お久しぶりです。
励ましのコメントいただいたのに、ご挨拶が遅くなりましてごめんなさい。
少しずつ、地下から出てこれるようになってきました。

>不動産は売っても喧嘩は売らない

私もそうですよ。お客様のための私達ですから。
でも、それはあくまでも「基本形」です。
2回目までは笑って(多分ひきつっているでしょうけど)許しますが次には一言言わせていただきます。
売られたら、つい買ってしまうんですよね。
血液がドロドロと濃くなっているんでしょうか?
(^_^;)
Posted by 温泉芸者 at 2005年06月20日 14:22
温泉芸者さん、こんにちは

メッチャ苦茶嬉しいです。復活なさったのですね(*^^)v

そっか、温泉業者さんの稼業も「気風(きっぷ)」が命ですもんね。
芸者をしていた姉がよく言ってました。「芸は売っても体は売らないのが本当の芸者」って。

あ、でも、温泉芸者さんの引きつった顔、見てみたい気もします。

また遊びに来てくださいね、きっとですよ(指きり^_^;)
Posted by poohpapa at 2005年06月20日 15:22
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