桃園国際空港に到着してスーツケースを受け取るべくターンテーブルの前で待っていたのだが、私のスーツケースだけ出てこない・・・。他の方のスーツケースはとっくに出てきていてもう集合場所に行っているハズで、かれこれ30分くらいは待っていたと思うのだが、エバー航空の最後の荷物が出終わったし、ターンテーブルはほとんど空になってるし、で、職員に訪ねた。
言葉は通じないが、航空券に貼られているスーツケースの預かり証を見せると、何度か小さく頷いて私を荷物受け取り区画の隅っこに連れて行く。ターンテーブルは6連あったが、我々の便のターンテーブルとは離れた場所。そこにポツンと一つ置かれていたのは間違いなく私のスーツケース。なんで??
ターンテーブルの周りは何度も廻って見ていたが、これでは見つからないワケである ( `ー´)ノ
スーツケースを待つ間、嫌な思い出が頭をよぎった。
もう15年ほど前のこと、「いなげや」の懸賞で、お台場の「ホテル グランパシフィック メリディアン」のスイートルームの宿泊券が当たってTDRに出掛けた。初日はランドで遊んで、2日目はシーに行くつもりだったのだが、ホテルの送迎バスが待てど暮らせど来ない。ホテルに電話して確認しようとしたら「担当者が不在で分からない」とのこと。再び電話すると間違った場所を教えられ「そこにホテルのロゴが入ったバスが行くからとにかく待つように」と言われたが、それでも来ない。3度目にホテルに電話すると担当者が席に戻っていて、言われた場所は数百メートル離れた場所。
走って行くとバスの運転手が外で待っていて「中には急ぎのお客さんがいて怒っているので謝ってほしい」とのこと。他のお客さんを待たせてしまったのは事実だから乗り込む際に一人一人に頭を下げたが、あの時の冷たい視線は今も忘れない。不手際があったのはホテル側のほうなのだから、他の乗客に事情を説明しておいてくれれば良さそうなものだが、こちらを悪者にしてホテルが責任回避をする・・・。
せっかく当たった懸賞だが泊まらずに帰ってきた。その代わり、ホテルのマネージャーを呼んで、ホテルの車で府中の家まで送らせた。ほとんどクレーマーのような扱いを受けたのでグランパシフィックメリディアンは絶対に利用しない。と思っていたが・・・、昨年、オークラに売却されたとのことで、それなら話は別である。ま、本音では「ザマア見ろ!」と思っていたりして (^◇^)
で、考えられるのは、誰かが間違って取って、ターンテーブルに戻さず放置したのを職員が隅っこに移動した、ということくらい。間違いに気づいた時点で戻しておいてくれれば私も直ぐ受け取れたのだが迷惑な話である。私よりもっと迷惑したのはさんざん待たされた現地ガイドさんとお仲間さん。
ようやく自分のスーツケースを手にして集合場所に向かったが、ここで問題が・・・。この状況をありのままに伝えたら話が長くなる、ということ。そうなると「ただの言い訳」にしか聞こえなくなるので、申し訳ないけど、そこは嘘も方便、単純に「スーツケースがなかなか出てこなかった」ことにして平謝り。
すると、現地ガイドさんもお仲間さんも実に寛容で「気にしなくていいですよ」「ロストバゲージなんてアメリカなんかに言ったら2回に一度は起きてるし」と擁護してくださったりして非常に恐縮した。
旅行の終盤で仲良くなった方には真相を話したけど、ま、皆さん大らかで「大丈夫、気にしないで」と仰って頂けたので安堵。お仲間さんと現地ガイドさんに感謝。
そんなワケで、今回の旅行は皆さんに借りを作ったところからスタート (´・ω・`)
もって行かれなくて、よかったかも。
まあ、古い下着しか入ってないでしょうから、実害はなかったかもね。
そうだよね、持って帰っても古い下着くらいしか入ってないもんね、って、どうして知ってんの?
これ、そのまま持ち帰ってスーツケース開けたらガッカリしたでしょうね。大金持ちの屋敷に押し入って金庫を盗み出した泥棒が、棲み処に持ち帰って開けてみたら中から出てきたのは大人のオモチャばっかだった、てのと似てるかも (^◇^)