いきなり閑話休題
先ず、こちらの写真を、
これ、ガイドの須さんが自嘲気味に皆に見せてくれたもの、
台湾の屋台で日本円にして150円くらいで売られていたベルトなのだが、「このピンク色が凄く可愛い色だし、安いし、半年ももてばいいか」と思って購入したのだが、半年どころか4時間でこの有様。台湾の屋台では土産物は買わないように、という、自らの恥ずかしい体験を基にしたアドバイスだった。
で、その素材、皮でもビニールでもなく・・・、何と、紙 (^◇^)
紙だとしても、150円で売られているなら原価は幾らなのか。これを150円で売るには原価100円以下でなければならないだろうし、材料費と製作の手間賃だけでも1000円は軽く突破しそう。150円という値段で売れるのが不思議である。
不思議、と言えば台湾の交通事情、
とにかくバイクの数が夥しい。ベトナム以上、である。何故そうなるかと言えば、車の値段が高いから。どうしてもバイクが庶民の足となるようだ。交差点の信号待ちの最前列にはズラッとバイクが並ぶ。道路の両端の歩道の脇にもバイク専用の駐輪レーンが並んでいる。
道路脇の駐車スペースも、30分に一度監視員が廻ってきて、たまたま停まっている車のウィンドーに請求書を貼っていく。運が良ければ25分くらい無料で停められるが、タイミングが悪ければ30分ちょっとで1時間分請求される。メーターはついておらず、一週間以内にコンビニ等で支払わねばならない。
そうそう、台湾の街中ではコンビニの数より圧倒的に銀行のほうが多い。日本では考えられないこと。
さて、次に観光したのが、台湾の英雄「鄭成功」を祀った赤嵌楼。本来ならばその前に寝具店にショッピングで連れていかれるところだが、ガイドさんが「観光に時間が割けるよう」機転を利かせてパスしてくれた。そういう意味でも我々2号車のガイドの須さんは素晴らしいと思うし、我々は運が良かった。
赤嵌楼があるのは台南市で、2ヶ月ほど前には大地震が起きている。赤嵌楼にも爪痕は残っていた。厳密に言うと、台湾は日本より地震大国で、台湾では2日に一度はどこかで地震が起きているとかで、それを怖がっていたのでは台湾を旅行できない、それくらいの話である。台南の地震では日本もいち早く救援隊を送っていて台湾の人たちはとても感謝してくれている。ま、お互いさま、ということか。
鄭成功とオランダの将軍の像。台湾の勝利の象徴であって、当初はオランダの将軍が土下座をしているものだったようだが、「それはいくらなんでもマズイのでは」という良識ある判断で現在のように全員が起立しているものに作り替えられたとか。そこらあたりは中国や韓国とはまるで違う、真逆である。
赤嵌楼は元々はオランダによって建てられた城郭
2階に行くと、ちょっと怖い形相の魁星爺の像(これは写真)がある。官吏登用試験の合否を記すべく手にしている朱墨の筆がよく盗まれてしまったとかで、現在は祈願を記した札(絵馬)を掛ける板を設置している。
その横では2つの石(平たくて丸い石を縦に切ったもの)を床に投げつけて3回連続で表(裏)が揃えば御神籤が引けるようにもなっていた。回数制限は無いから何度もやってれば3回連続で揃うもの。
鄭成功は学問の神様でもあって、受験シーズンになると受験生が受験票のコピーを張り付けて祈願していく。まあね、本音で言うと、神仏に頼っているようでは合格は覚束ないことだろう (ぷっ)
2017年01月23日
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