そろそろ昼飯を食べに行こうか、と用意していたところに元ホームレスのお爺さんが来店。私の履いている靴を買ってくれた人である。一人暮らしなので、時に美味しいものやビールなんかをお裾分けに持って行ったりもして様子を気に掛けている。最近は映画のDVDを少しずつ貸したりもしていた。
そのお爺さんが相当な剣幕で入ってきた。「もの凄いことになっちゃったんだよ」と言い、一気に説明を始めるが呂律が回ってなくて意味不明。ようやく「そういうことか」と判るのに時間が掛かった。
なんでも、体の中から虫が出てくるらしい。ウ〇チの中にいる、というのでなく、腕や肩を引っ掻いて皮膚が傷つくとそこから3mmくらいの硬い虫が出るとかで、ピンセットを買いに行って引っ張り出そうとしたが取れなくて、また体内に引っ込んでしまったようだ。土曜日には救急車を呼んで病院で診てもらったが原因が分からず、担当医師も「今まで診たことが無くて分からない」と言っているとか・・・。
包帯を剥がして「ちょっと見てくれる?」と私に言うが、私はこれから昼飯である。冷たいようだが、なんでこのタイミングで来るんだよ、という思いである。「見たくない」とも言えないから見たけど、皮膚が剥がれてグジュグジュにただれていた。よほど辛いんだろう、自分のことしか考えない・・・。
「誰にも相談できないからここに来たけど、聞いてもらって楽になったよ」とのこと。ただ、私は医師ではないから聞くだけしかできない。お爺さんが店に来たのが一昨日の日曜日だったので、「明日になればどこの病院も開くから、朝一番で行くといい。できれば総合病院に行って、受付で症状を話せば何科で診察を受けるといいか教えてくれると思うよ」と伝えた。
日曜日の昼飯・・・、何を食べたかさえ思い出せない (´・ω・`)
呂律が回ってないところとかも。
被害妄想、幻覚の症状のある統合失調症の可能性はないでしょうかね?
いずれにしても総合病院に行って、何か分かると良いですね。
精神の病気は持っていないかと思います。以前に事故で脳内出血を起こしていて、その後遺症が出ている、ということなんでしょう。人柄はいいんですよ、優しいし。
私の好きな人柄のお年寄りなので、たまに差し入れしたりもしています。そうやって無事を確認しています。事故以降、家族にも見放されて、今はうちの店だけが拠り所になっています。
全部の(入居者である)老人にはできません。なので、そういう確認システムが業界で構築できないものか、と一部の役員さんとは話しているのですが・・・、なかなか進みません。
昨日は店を空けることが多かったので、もしかすると寄ってくれていたかも。真相を早く知りたいです。ま、本音では知りたくないのではありますが・・・ (^◇^)
それって、疥癬(かいせん)でしょうね。皮膚の中にダニが住みつく病気です。
なお、これは感染力の非常に強い伝染病ですから、近くにいる人もすぐ感染します。
見ただけでうつります。しかし、すぐに発症しませんので大丈夫です。数年後に
発症するだけです。体力の弱った栄養満点の人が好みだそうです。
というはなしをむかしきいたことがありますがほんとうかはわかりません。
<<それって、疥癬(かいせん)でしょうね。皮膚の中にダニが住みつく病気です。
でも、引っ掻いたら出てくる、なんてこと、あるんでしょうかね。いずれにしても、申し訳ないけど、気持ち悪くて・・・。あ・・・、今から朝食だったわ、トホホ。
いずれにしても怖いですね。
<<フィラリアみたいな線虫でしょうか?
いずれにしても怖いですね。
本人は・・・、怖い、でしょうけど、他人からすれば、キモイ、なんですよ。
皮膚が剥がれたとこ見せられてもねえ・・・。せめてランチ後ならまだしも・・・。
カイセンは、昔の日本ではさほど珍しい病ではありませんでした。病、というかなんというか、ではありますが。
抵抗力の弱った方に起こると聞きます。
朝の連続テレビ小説、「カーネーション」で、主人公のデザイナー女性(コシノ3姉妹の母上)の、お父様が、全身やけどを負って寝たきりになり、療養中さらにカイセンでくるしむ、というくだりがありました。
現代日本でも小学生のアタマジラミは増える一方ですし、そういう虫もでるのでしょう。
たしかに、そのお年寄りは抵抗力は弱まっていますね。そこに来て、診察を受けた内科医から別の病院を紹介されて、それが精神科なんですよ。なんで??、ですね。たぶん、患者の言ってることを信じてなくて「心の病」だと決めつけているんでしょう。それで益々落ち込んでました。
私は朝の連続テレビ小説は観ておりませんが、昔は栄養も衛生も不充分でしたから、そんなこともあったでしょうね。私の子供時代まではそんな様子だったと思います。
私は、玉袋が猛烈に痒くなることがありますが・・・、虫ではないと信じたい (´・ω・`)