台湾旅行の最終日、故宮博物館に入る。
ここからは展示物の写真だけでも相当な枚数になるので、何話かに分けて記事にする。しかも説明はほとんど抜き、またはガイドブックから転載。何故なら、撮った私が何だか覚えていないから (おい)
言えるのは、中国・北京の故宮博物館には何も無かったが台湾の故宮博物館には国宝級の品々が数多く有ったということ。蒋介石が台湾に逃げる際にしっかり持ちだしていたからで、中国が「返せ」と言わないのが不思議なくらい。対馬の仏像なんかとはスケールが違う話なのだから。
最長の銘文を内側に刻んだ青銅の鼎「毛公鼎」
紀元前1046〜771年、晩期の鼎。内側には、現存する商・周代製造の銅器7000点の中で最長の500文字の銘文が刻まれている。
ここからは、故宮博物館で最高の宝「翠玉白菜」
高さは18.7cm。天然翡翠の色を巧みに利用して本物そっくりに仕上げた白菜の彫り物。清朝・光緒帝の妃である瑾妃の嫁入り道具として紫禁城に持ち込まれ、寝室である永和宮に飾られていたとのこと。分かりにくいが、白菜にはイナゴとキリギリスも彫られていて恐ろしく精巧な彫り物。ちょっと力の配分を間違えたら細い足の部分なんか簡単に折れてしまうのだから。何年がかりで完成させたものか。
これを観ただけでも故宮博物館に行った価値がある、と思う。
蒋介石が大陸から持ち出してくれたことに感謝であります。
でなければ今頃これも政争の具に使われていたかも。
<<蒋介石が大陸から持ち出してくれたことに感謝であります。
でなければ今頃これも政争の具に使われていたかも。
全く仰るとおりかと思いますね。ただ、蒋介石は、今の台湾の人たちからの評価は非常に低いようですね。現地ガイドさんからいろいろ聞きまして、「なるほどな」とは思いましたが、よく覚えていません。その時は解かったつもりでいたのですけど・・・ (´・ω・`)
白菜とは中国の代表的野菜(=chinese cabbage)。
皇帝になりたかった蒋介石は台湾で無茶苦茶したので、現在の台湾の親日に繋がっています。
ナイス!国民党。
西太后が好きだったという白菜の包子、どうしても食べてみたくて家で作ったことがあるのですが、形にすらならなかったです。
これが翡翠の最高級品。これを見たら庶民が宝玉を欲しがるなんて、愚かなことだと思えます。
<<「鳴かず飛ばず」と噂される日本の荘王poohpapaさんとしては
放っといてくれ!、今日からハリケーンさんもこのブログへの出入り禁止に処す (^◇^)
それにしても、「鼎の軽重を問ふ」という言葉が出るところは流石ですね。
蒋介石は、今の習近平バリの独裁者だったようですね。中華民国建立の父、台湾の父、とまで呼ばれていながら評価が低いのは意外でした。トルコのアタチュルクやユーゴのチトーなんかは今も国民から尊敬されているのですが・・・。お札の顔になっていても何の違和感もありませんもんね。
これが日本で佐藤栄作が1000円札の顔になったなら・・・、私は万札しか持ち歩かないでしょう。
<<これが翡翠の最高級品。これを見たら庶民が宝玉を欲しがるなんて、愚かなことだと思えます。
この「翠玉白菜」は凄かったですね。どういうワケか、ほとんど行列に並ばないで観られてラッキーでした。我が家の家宝・・・、私はいろんなもののコレクターですが、これが家宝、なんてものはありませんね。生きてる家宝(ノルン;猫)ならいますけど・・・ (^◇^)
家宝・・・、値段が高いかどうか、でなく、例えばブログの読み手さんから贈って頂いたものなら家宝と言えそうです。綺麗事でなく、物そのものより入手した経緯とかお相手の気持ちが大切なので。