2017年04月01日

街の超美味しいレストラン「ファーム グリルバー」

久しぶりに「美味しいレストラン」を発見した。と言っても、店の前は3日に一度は通っていたのだが、なかなか入るきっかけが無かった。

立川駅北口で昨年5月26日にリニューアルオープンしたfrom中武の1階にある「ファーム グリルバー」という店。from中武の1階の立川通りに面した店舗は「いきなりステーキ」「富士そば」「First Kitchen」「創庵(焼小籠包)」が入っていて、「ファーム グリルバー」はそれらの店舗の後ろ側にあるから通りからは見えない。だが、B1の「マルエツ」で買い物してエスカレーターで上がってきた際、嫌でも前を通る。

私よりうちのが気にしていて「一度入ってみようよ」と言っていたのだが入りそびれていた。何と言っても大の偏食家の私のことである、入ってみたけど「食べられるものが無かった」では困るから二の足を踏んでいたのだが、昨日、目指していた店が混んでいたことから諦めて、それで入ることになった。

まるで消去法のような店選びだったのだが・・・、行ってみたら大当たりだった。嬉しい誤算である。

店はスペースを贅沢に取っているしテーブルも広くてゆったりできる。いつものファミレスとは大違いだ。先ず、おしぼりとお冷を出してくれたのだが、このお冷が頗る美味しい。普通は浄水器を通していてもカルキや塩素の味が残るものだが何の味もしないのだ。それは凄いこと。タダで提供しているお冷にそれくらい気を遣っている店の料理が美味しくないハズが無いから嫌でも期待が高まる。

私が頼んだのはファームグリル特製ハンバーガー。目玉焼きのトッピングを付けてドリンク付きで1200円。そう聞くと高く感じるだろうけど、ホノルルのロイヤルハワイアンショッピングセンターのレストランで注文した神戸牛ハンバーガーは2000円もしたし、それと比べても味は全く遜色ない。

うちのが頼んだフィッシュランチも「凄く美味しい」とのことで1600円でサラダ付き。スープを選択することもできたがシーザースサラダにした。うちのが「ドレッシングも自家製だね、既成の物とは違ってるよ」と喜んでいた。味見させてもらったがコクがあってたしかに美味い。

何より、「ライスが凄く美味しい」とも言っていて、そのライスはお代り自由なんだとか。うちのの岩手の実家でも米を作っていて、うちのがお米を褒めることは滅多にないこと。

よく、料理は美味しいのにライスが明らかに古米だったり炊き方に失敗していてガッカリすることがあるが、お冷同様に脇役のライスにも神経が行き届いている。もちろん食後のコーヒーも美味しかった。

料理などは文句なしだが、1点だけ気になったことが・・・。入口に客の来店を知らせるチャイムなどが無く、入口はスタッフがいる場所からは死角になっているものだから、客が入ってきてもスタッフが気付かないことがある。傍で見ていてハラハラして、私が思わず「いらっしゃいませ」と言いそうになった。

それと、これは「面白いな」と思ったことだが、われわれが中に入って席に着いてみて、外を通る人が中を覗いている様子を見て「我々が店を覗いていた時も中からはあんなふうに見えてたんだ・・・」と気づかされた。

で、実は私にとって凄く嬉しかったことがある。それは、ガーナ人の店長とスタッフでもある奥様(日本人)の人柄が素晴らしかったこと。私は「スタッフの人柄も味のうち」と思っていて、いつものガストやバーミヤンに浮気せずに通っているのも馴染みのスタッフの皆さんに会えるから、である。

私の所為でもあるが、もっと早くこの店を知りたかったものと思う。選ぶメニューにもよるが、ランチであっても値段は一般的なファミレスよりは高めだから頻繁には行けないだろうけど、せめて月に一度は行きたいし、接待に使っても失敗することは無さそう。こういう店が立川にあることが嬉しい。この5年くらいで言えば、ある家主様に日野の「海の幸のステーキ屋 大洋軒」というレストランにご招待頂いて以来の衝撃、と言っても過言ではない。

ハッキリ言って、ふだんランチで気軽に行くには「やや高め」かも知れないが、それ以外の目的で行くならとてもリーズナブルなお店だと思う。結婚披露宴の二次会などで貸し切りで予約が入ることもあるそうで、そういう目的で利用するにはもってこいであろう。使い道によっては利用価値が非常に高い店だ。

まあね、男の立場からすると、全く口説くつもりのない女性と行くならガストかバーミヤン、なるだけカネを掛けずに口説いてみたい相手であるなら「ファーム グリルバー」、絶対に落としたい女性を誘うならミシュランの星付きレストラン、てことでいいかな、と思う (*^_^*)

正直、我々も、入る前は「敷居が高そう・・・」と思っていたが、入ってみたらそんなことは全くなかったし、こんなことを言ってはナンだが、そもそもfrom中武に来る客層の人たちが気楽に入ろうとする店ではないだろうから、あそこに出店した選択がそもそも間違っていたかも知れない。それでも、味もサービスもスタッフの人柄も全て頂点で揃っているのだから、ぜひ多くの人に知ってもらいたいと思う。


posted by poohpapa at 06:53| Comment(2) | グルメ・クッキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お誘いありがとうございます。遠すぎて伺えませんのでお気持ちだけありがたく頂戴します。

キリギリス生活に突入し、昨夜は王将、一昨日はサイゼリヤですけど、星つきってどうなのでしょうね。先週、台湾前に和食の一つ星に行きましたけど、昨日行った、四季の食さいとう、の1000円ランチのほうが和食に飢えていたせいか美味しく感じましたわ。

パイナップルケーキも、歩き疲れた後にいただいたサニーヒルズは(試食、と言って、お盆にお茶と一緒に1人1つずつ乗せられてきて、素敵なお席でいただきました)、台湾ではちょっと砂糖が少なくて、酸っぱいし、エグみも強い、あっさりしすぎと感じたのに、ゆるみきった日本ではとても新鮮に美味しく感じます。オークラもですがサニーヒルズも瓜は使っていないので、甘ったるくはありません。ニッコーは、バターとチーズが多すぎなせいでカロリーメイト感。
でも人の好みと体調次第とおもいます。
ニッコーはこの批判を予期したかのような、どこより小さな一口サイズです。また次回にでもお試しください。

それより、ワイン屋が、私にはとても売れない(評価が低すぎるので)、といって買わせてくれないオーパスワン2011を用意してくださるなら、たとえ立川でも伺います。
私はヨーロッパ赤はいただかないのですが、パーカーの評価を見るに、ヴォーヌロマネよりは2011でもお買い得。それでも高すぎですけどね。
今週また試飲会に呼ばれているので、2012,3を追加で買わされてしまう予感。。。
Posted by 日本も台湾もオークラが好き at 2017年04月01日 19:03
日本も台湾もオークラが好きさん、おはようございます

<<お誘いありがとうございます。遠すぎて伺えませんのでお気持ちだけありがたく頂戴します。

それは残念・・・、なるだけカネを掛けずに口説きたい、と思っていたのですが・・・ (おい)

サイゼリヤは私は苦手ですが王将は美味しいですよね。って、そういう話ではなく、パイナップルケーキの話、私なんかは本当にパイナップルの果実を使っているケーキなのか冬瓜のシロップ漬けを使っているのか、言われなければ判らないくらいですから私の舌は当てになりませし、どれを食べても(言われてみれば)カロリーメートにしか思えなくて・・・、違いは判らず終いかも知れませんね。いつかは(違いが判るという)オークラのパイナップルケーキを食べてみたいもの、と思っています。

次回、台湾に行ったならいろいろ試してみたいと思います。

そうそう、ワイン、今、伊勢丹の特設コーナーでフランスワインフェアをやっていて、1本55000円のワインが半額で売られていて残り一本でした。うちのに「買ってあげようか?」と訊いたら辞退されてしまって、買って帰ったのは5本で5000円(税込み)のワイン・・・トホホ (´・ω・`)

でも、コストパフォーマンスが高いのですよ、言われなければ1000円のワインかどうか判りません。もっとも、冬瓜とパイナップルの区別がつかない舌ですから当てにはなりませんけど。

それ、セットではなく、ソムリエさんと親しくさせて頂いているので片っ端から試飲させて頂いて選びました。今日再び伺います。一昨日は半分しか試飲してないので今日は残り半分に挑みます。

オーパスワン、検索してみましたら相当なワインですね。その2011年物を用意したなら口説けるのなら女房を質に入れてでも準備いたしますが、たしか他にも条件があったような・・・(^◇^)

それにしても、ワインほど値段の差が如実に出る酒はありませんね。たまに安いワインで掘り出し物に当たりますが、まず値段どおりの差があります。ま、うちはボーヌロマネあたりで我慢します。
Posted by poohpapa at 2017年04月02日 07:29
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