昨日の世界フィギュアで羽生がショートプログラム5位から逆転優勝した話、ではない。それも凄いけど、私が感動したのはこちらの話、
高校野球で0ー91 元不登校投手「1つのアウト格別」
スコアボードに並んだ数字・・・、野球のスコアじゃないよね。負けた英心も素晴らしいけど、対戦した宇治山田商も素晴らしいと思う。まるで横綱と序の口が相撲を取るようなもので、一回平均23点弱の得点・・・、ふつうなら初回に8点取った時点で勝負は見えているから適当に手を抜きそうなもの。
最終的に91点も取っていて、途中で「まあ、このへんでアウトになってチェンジしてやるか」でなく、最後まで真剣にぶつかってくれたワケで、それでこそ高校野球の神髄。ほとんどの観客も、もしかすると相手チームの宇治山田商の関係者さえも英心に声援を送っていたのではなかろうか。
元不登校投手の「1つのアウト格別」という言葉は私たちの人生にそのまま当てはまる言葉だと思う。一生懸命頑張っても何も成果が得られず、いろんな人から誤解をされたりして、もう死んでしまいたい、と思った時にようやく小さな成果が得られたり理解者が現れた時には「頑張ってきて良かった」と心から思うもの。それは、人生を諦めず真剣に生きてきた人間にしか解からない喜びだろう。
全員で途方もない時間を掛けて一つのアウトを重ねて、それでもコールドゲームで負けてしまったこの試合、選手たちには一生の宝物になると思う。て言うか、ここまでボロ負けすると清々しいよね。また不登校生徒や問題児を集めて叩き直して、先ず予選での一勝を果たしてほしいと思う。
私の旅仲間の茨城の歯医者さん、母校の札幌一高が文武両道で甲子園にも出ていて、今年も出場が決まった際にはメールしてきた。3回に先発がKOされて負けてしまったのを残念に思って明らかに仕事中にメールしてきたので、先ず「仕事しなさい」と送信して、次に「甲子園は形を変えた教育の一つの姿ですよ。教育に勝ち負けはありません。その後をどう生きるかが本当の勝ち負けの分かれ目です」と送っておいた。私は、入試の結果でさえも通過点でしかなくて本当の結果が出るのは死ぬ時だと思っているから。などと、お医者様に対して偉そうなことを言えるのも友だちという立場だからこそ (^◇^)
高校野球、放送されている甲子園では幾多の劇的な試合があったけど、誰も観ていない地方大会の予選にも素晴らしい試合は数多くある。日々の練習も無様に負けた試合も、立派な教育になっている。
全国優勝を何度もしている強豪桜花学園対豊明。
東京だと学校数が多いせいか3回戦くらいまでお会いできない学校が、地方は1回戦からでてくるのでこういうことが起きてしまうようです。
豊明の選手のツイートに泣きました。
うちらの新人戦は終わってしまいました!!
桜花に得点できず、ボッコボコにやられました!!
0-268!!
自分にシュートチャンスがあったのに
それを決めきれなかったから0点で終わった。
あれを決めてれば桜花に無失点という結果を出させることは無かったのに。
まじくそくやしい。
Twitterで点差が出たりしてて
相手かわいそう。とかえぐい。とか言われているし
会場で観てた人に笑われた事もありました。
たしかにえぐい点差だし、かわいそうに見えたかもしれない。下手くそだから笑われたかもしれない。
でも、全力でぶつかった!
やれる事も何もできんかったけど、
とにかく挑戦した!
周りにどう思われたとしても
素晴らしい、とっても強い、すんごい尊敬する大ファンのチームと
同じコートで戦えた事がまず真理子は嬉しかった!
周りにどう思われようが
真理子はすごい楽しんで試合やりました!
本当に悔しい。
でも、本当に心から楽しんで
試合でも何度も笑顔になりました!
本当に強かった。体当たってもびくともしないし
こっちから当たったのにこっちが吹っ飛ばされるし!
桜花学園、本当に強かった!
本当にありがとうございました!
今年もまた、
三冠してください!!!!
などなど。。。ほかにもありますがこのくらいで。
娘も全国優勝レベルの強豪相手だとダブルスコアで負けていた弱小チーム(それでも週7で練習してたんですよ。お蔭で高3夏前の引退まで一切勉強してないという)にいましたが、
0点なんて、ろくに練習してないクソみたいなチームの奴らかと思ったら、ちゃんとした子達で泣いたわ と言っていました。お下品。。
桜花の練習、テレビで見たとき、男子コーチ?に両肩前から押させたままドリブル練習ですよ。そりゃあ当たり負けしませんわね。
バスケでもそんなことがあったんですね・・・。ワンゴールくらいは入れられそうに思うのですが。
というか、これから昼飯なんですけど、連日の泣けるコメント、ほんと、かんべんしてください。鼻水まで出てきた・・・。でも、有り難うございます。
まぁ稀ですが…
当事者は傍で観てる人ほどの悲壮感も無責任感もないと思います、少なくとも自分はそうでした。
お手上げ的な諦観はちょっと意識しますけど、点差を気にしないくらい集中してましたね。
だってプレイしてること自体が面白いもの。
外部の人が勝手に感動して涙を流すのは別にいいと思いますけど。⊂(^ω^)⊃
団体競技の良いところは、ゲームの勝利の喜びも全員で共有できることと、負けた試合の個人のミスも同調して全体で感じることですね。
自然と協調性が備わります。(まぁ同じベクトルで一所懸命がんばってるわけで、当然なのですが。)
これは陸上競技や競泳、テニスなどの個人競技にはないところです。
そのせいか、個人競技者には性格的に問題のある人が多いです。(※個人の感想です。)
うわあ、ハリケーンさんがラグビーをしていらっしゃったとは・・・、全然イメージが湧きませんね。
もっとも、私も茶道部にいましたけど・・・ (^◇^)
<<当事者は傍で観てる人ほどの悲壮感も無責任感もないと思います、少なくとも自分はそうでした。
それは全くその通りだと思います。少なくとも試合中はそうでしょうね。終わった後も「全然歯が立たなかったなあ・・・」とチームメイトと笑顔で語り合っていたんじゃないかと想像します。
<<団体競技の良いところは、ゲームの勝利の喜びも全員で共有できることと、負けた試合の個人のミスも同調して全体で感じることですね。
たとえ誰かのエラーが原因で負けたとしても、それを責めるチームメイトはいないでしょうね。それをやる人間がいたならスポーツマンとしては失格ですもんね。
個人競技の選手は、良くも悪くも、日頃の練習も成果も全て自己に掛かってきます。コーチの責任でもありませんから、団体競技よりストイックになったりするものでしょう。ま、勝った時には指導者に恵まれた、ということはあっても、負けた時は自分の責任ですもんね。個人競技は団体競技より「チームプレーという日本人の国民性から求められる美しさ」が無いのは確かですが。
体操競技のように、団体と個人の両方の種目がある競技はそういった面ではいいですね。ただし、採点競技は子供にやらせたくないとは思ってましたが。陸上競技みたいに、誰の目からも「勝者が誰か」判る競技でないとやらせたくないな、と思っていまして・・・。
今度、ハリケーンさんのラグビー部時代のお話もぜひ聞かせてください。