読売新聞の気流欄（読者投稿欄）から二つ

一つ目が、京都のある駅で、ツバメの（作り始めていた）巣が撤去されてビニールシートで覆われているのを悲しむもの。私も、駅の対応に憤慨しているクチである。

駅長や駅員の判断ではなく、利用者の誰かが苦情を申し入れたことによるものだろう。ほとんどの利用客は微笑ましく見守っていたと思う。よしんば、スーツの肩に糞や土が落ちてきて汚れたとして、もし勤務先や取引先で指摘されても、「今朝ね、〇〇駅の構内を通過してたら上から落ちてきたんですよ。卵が孵って無事に巣立ってくれたら嬉しいですね。今から凄く楽しみにしているんですよ」と返したなら、評価が上がるくらいの話だろう。だいいち、頭上の巣に気付いたなら自分が真下を歩かなければ済む話。

声の大きな極めて一部の利用者のクレームに配慮して営巣途中の巣を壊す・・・、バカげている。そういうクレームを申し立てる人こそが普段は自然保護や環境保護を声高に訴えていそうだが・・・。


もう一つの話、

個人情報保護法が壁になって学校の連絡網が作れないことを嘆いている投稿。名簿から個人情報が洩れることもあるかも知れないが、即座に連絡が行き亘って事件や事故を未然に防げることもあるだろう。

なんでもかんでも「個人情報だ」「プライバシーだ」と騒いで必要な情報を提供しないのは愚かなこと。いたずらに先生方の負担を増やすことにもなる。どういう利用目的であればどこまでが必要な情報なのか、個別のケースで線引きすることも必要だろう。あ・・・、今度、小田原潔事務所に行ってこよう。

どちらも、投稿者の方の意見に賛同する。今の世の中、余裕が無くなっている人が多い。物質面や経済的には豊かになっても精神的な部分で「ゆとり」が無い。「ゆとり」はカネの有無とは関係ない。

「ゆとりが無い」と言えば・・・、昨日、ガストでこんな光景が・・・、

我々はレジの前の席にいたのだが、中年のオバサンが帰りがけに何やら怒っている。一人で来て喫煙席を希望して、そこそこ混んでいたので少し待たされていて、ホールを担当していたマネージャーが「直ぐにお席をご用意しますので少々お待ちください」と言って、空いたばかりの席のお皿などを片付け始めたのだが、先に席に案内しなかったことを怒っていたもよう。通常は食器を片付けてテーブルを掃除して、それからお客さんを案内する。作業の手順は正しいし、それに要する時間は掛かっても１分ほど。

よほどお腹が空いていて、早くタバコを吸いたかったとしても、待てないほどの時間ではないだろう。帰る際、マネージャーが深々と頭を下げてお詫びを言い、「どうぞまたお越しください」と言ったら・・・、

「もう来ない！」と捨て台詞を残して帰って行った。マネージャーも本音では「二度と来てくれなくていい」だったことだろう。歳をとると、時間に対する許容度が減少していくようだが、６００円前後のランチを頼んで「私は客よ」という態度をとるのは情けない。「客」ではなく「それだけの客」だと思う。

昔は日本人はみんな経済的には貧しかったが、人を思い遣る心のゆとりは今より持ち合わせていたように思う。根本的に教育が悪いんだろう。そのオバサンは「ゆとり教育」以前の年齢と思われるが、「ゆとり教育」が今の日本社会から「心のゆとり」を奪ってしまっている一面もありそうだ。人権だのプライバシーだの個人情報だのと騒がれるようになって日本という国が住みにくくなっている。

それでも他の国と比べたら民度は高いと言えそうだが、もしかすると、「（優先して）本当に護るべきもの」を私たちは間違っているのではなかろうか。

Comments

このお客様は、「ゆとり教育世代」ではなくて、「お客様のゆーとーりするのが当たり前」という教育を受けた、あるいは、一分の時間さえ待てない、「ゆとりなし教育」を受けた世代なんでしょうね。

こんな年寄りはほっといていいんですよ。

小生も、残念ながら、そういう世代になりつつあります。

Posted by Occhan at 2017年05月26日 06:52

Occhan さん、おはようございます

たしかに、そんな客が再び来なくなっても何の影響もないでしょうね。

実は昨日は、馴染みのスタッフ（パートさん）が退職する前の最後のホール担当の日でして、最後にこんなトラブルが起きるなんてね。ま、印象には残るでしょうけど。彼女も苦笑いしてました。

混んでいて、待つのが嫌なら他の店に行けばいいし、みんな文句を言わずに待っているのですから我慢すればいいのです。「直ぐお席をご用意します」と言っているのですから本当に直ぐ席に着けるワケで。人生の残りが少なくなっている、という歳ではありませんし・・・。

歳をとって「せっかち」になるのは、無意識のうちに自分の余生の短さを感じているからかなあ・・・。

Posted by poohpapa at 2017年05月26日 07:27

poohpapaさんおはようございます。

＞＞「個人情報だ」「プライバシーだ」と騒いで必要な情報を提供しない

昔、卒業名簿や会社の社員住所録などを売買する業者がありました。個人情報はカネになるとかで、大騒ぎ。
その反動で過敏になって、なんでも個人情報が。。。と騒いでいるのでしょう。でも、いざ、卒業した仲間に連絡もとれない、なんてことにもなっていますね。

今時、個人情報を集めるのは簡単でしょう。景品が当たる、とかで住所氏名職業などを明記させれば、すぐ応募する人が多いですからね。。。。！？

Posted by たか at 2017年05月26日 07:58

たかさん、おはようございます

＜＜今時、個人情報を集めるのは簡単でしょう。景品が当たる、とかで住所氏名職業などを明記させれば、すぐ応募する人が多いですからね。。。。！？

それはアタシのことですか！？ (*^_^*)

以前も書きましたが、昔、丸井の海外旅行が当たる懸賞の応募葉書を会社が買い取って、その葉書を基に営業電話を掛けていたことがあります。海外旅行にタダで行きたい、と思っている人なら商品を買う可能性が高いから、ということで買い取っていたみたいです。丸井のような大企業でも個人情報を売っていたんですね。棄てるゴミがカネになるのですが、今から考えると有り得ない話です。

昔、新橋には名簿を売る店がありましたが、今はもう無いでしょう。卒業名簿やらゴルフ場会員名簿やら、いろんな名簿が揃っていました。ゴルフ会員権の営業会社からすれば、会員名簿が手に入れば売り込みの対象が絞られるワケで、幾ら払っても欲しいものです。

日本人は、とかく「何かに懲りると極端に反対側に針を振る」国民性ですね。

Posted by poohpapa at 2017年05月26日 08:14

「環境保護だ」「死刑反対だ」なんてのを声高に主張しているのは、レタスにナメクジがついてたらスーパーに激おこでクレームを入れるような天然信仰主義の、ハエも飛んでこない高層マンションで24時間空調の聴いた部屋にいる頭の残念な人だけなんですよ。（※個人の感想です。）

今のPTAとか町内会ではLINEで事前の連絡事項などやりとりですよ。
そのためにわざわざ入れたくもないアプリをダウンロードしました。
揚句、使い方が良く分からんという…まぁこれはこっちの都合ですけど。
ヤレヤレです。┐(-。ー;)┌

Posted by ハリケーン at 2017年05月26日 09:02

ハリケーンさん、おはようございます

＜＜今のPTAとか町内会ではLINEで事前の連絡事項などやりとりですよ。

すんません、LINE て、よく聴きますけど、スマホも持ってないし何のことやらサッパリですワ。

そっか・・・、マンションの高層階に住んでればハエも蚊も飛んでこないんですね・・・。エレベーターで部屋まで辿り着くまで時間が掛かって面倒ですが、利点もあるんですね、ふむふむ。

それにしても、どんな便利な道具でも、使い方が分からなければどうにもなりませんね（とほほ）

Posted by poohpapa at 2017年05月26日 09:26

poohpapaさんへ
良く降りますね、お陰で涼しいので文句なしです。
人権やプラーバシーを尊重しろと言っている連中ほど権力を取ったら、真っ先にそんな権利を無視しそうな連中なのが笑えます、そうです共産党の事です。
そう言えば、最近警察官の戸別訪問を見かけなくなりましたね。
防犯にはこれが一番効果的だ思うのですが、プライバシーが何とか言って止めさせたのでしょう。
僕は学生時代、世田谷に住んでいたので三億円事件の関係で下宿に警察官の訪問を受けたことがあります、友人たちにも訪れたようで、しばし話題になったのを覚えています。
昨今、テロ等準備罪で喧しいですが、法律の整備も必要でしょうが、個々の法律うんぬんする以前に警察官の見回り、訪問を増やす方がテロを目論む不届きな輩には効きます。
安心安全とプライバシー、どちらを優先するべきか国民投票してみればいいのにと思います。
警察は都道府県単位ですから、この投票、地方単位でやれば面白いことになりそうですね。
プライバシーや個人の権利を盾にテロ等準備罪や警察官の戸別訪問に反対する勢力は誰のために働いているのか、本当に分り易い連中です。

Posted by ボース at 2017年05月26日 16:32

ボースさん、こんばんは

雨も小降りになってきて、凌ぎやすいですね。適度なお湿りと相まって有り難いです。

今ね、一度帰宅して、この後、７時過ぎから契約のために店に戻ります。実に有り難いお客様なんです。いつか記事にしたいと思っていますが、数年に一度、こういうお客様に恵まれます。

お巡りさんの戸別訪問の件、最近、我が家でも同じことを話題にしていました。警察官が廻ってこなくなったのは個人情報がどうのってクレームが出るからじゃないのかな、って。

どう考えても、戸別訪問が犯罪防止に役立っているのは分かり切っていること。そういうことで「プライバシーの問題が」だの「個人情報がどうの」なんて言ってる奴はアホですね。何か起きても護ってやらなくていい、と言いたくなります。地域のお巡りさんが、どこにどんな家族が住んでいる、子供がどこの幼稚園に行っている、小学校に通っている、ということを把握してくれていたならこんな心強いことはありません。稀に警察官が犯罪を起こすこともありますが、比率を考えたら取るに足らない数字です。

などと言っていて、私は警察官を信用していませんけど・・・、とくに立川警察は。

個人情報保護法・・・、大幅に整備する必要がありそうですね。逆に犯罪の温床になっていますもん。

各都道府県の警察のトップは知事ですよね。だとすると、誰が知事になっているかで都府県民を護れるかどうかハッキリ色分けされることになりますね。沖縄がデモ隊の天下になるワケか・・・。

我々不動産業や家主さんからすれば共産党は「百害あって一利なし」です。市役所にとってもそうです。生活保護者にとっては心強い味方かも知れませんけどね。共産党は自分たちのイデオロギー優先で、国民のことも弱者のことも考えていません。「家主はブルジョアなんだから潰せばよい」くらいにしか考えていません。今の中国を見ていれば真の社会主義はとっくに崩壊しているのがミエミエです。

ならば自民党なら問題ないか・・・、と言えば、そう言い切れないところが辛いところでして・・・。

う〜ん、だんだん暗くなってきた (´・ω・`)

さて、店に行こう (＾◇＾)

Posted by poohpapa at 2017年05月26日 18:51