2017年07月17日

入居者からの借金の申し入れ

ここんとこ毎月、私が家賃を集金しに行く高齢の入居者がいる。本来は振り込みで支払ってもらうことになっているのだが、「ATMの使い方がよく分からないから」と現金で持参していた。最近になって「体調が悪いから、ついでがあれば集金に来てくださる?」と言って、アパートまで徒歩10分の距離を毎月私に集金に来させる。駅方向ならともかく反対方向なので、めったに「ついで」は無いし辛いものがある。

しかも、何十人という(当社宛てに家賃を振り込んでもらう)入居者さんがいるのに一人だけ、私が毎月集金に行くのは、いくら高齢だからと言っても納得がいかない。私としては他のお客さんと公平に接したいから。それに、この老婦人、家賃の集金だけでなく他のことでも「私は動けないんだから、してくれて当然」という態度でいろいろ要求してきて、そのことで近隣ともトラブルを起こしている。

以前、私にも「入院先に(当社で保管している)合鍵を届けて頂戴」と依頼してきた入居者で、私が断ったら「じゃあ近所の〇〇って店に届けといて頂戴」と言う。私が「知らない相手に合鍵を届けるワケにはいきません。あなたから相手に電話して話を通しておいてください」と言うと、「それができないから頼んでんじゃないの」と怒る。私に電話してくるくらいなら、その店にも電話できそうなものだが。だいいち、相手だって病院に鍵を届けさせられるのは嫌なものだろう。そういう話だと手ぶらでは行けないのだし。

それも断ると「もういい!」と癇癪を起こす・・・。「申し訳ないのですが」と言われたなら「けっこうですよ」と快く受けるが、私もヘソ曲がりだから「してくれて当たり前」という態度で接してこられると断ってしまう。家賃にしても、毎度集金に来させるなら手間賃を払うべき、とも思う。

そこんところは先日記事にしている「更新料、半分にならないか」「黙って聞け!」の入居者と同じである。腹の中で舌を出していてもいいから「申し訳ありませんが」と一言添えればいいのに・・・、と思う。「悪いけど」とは言うが、それと「申し訳ありませんが」とではまるで違うものだし、「悪い」とは全く思ってないのはミエミエ。


で、今月分の家賃、近所まで行くついでがあったので集金に行くと・・・、

「今月はどうしても遣わなくちゃならないカネがあって、2万円、家賃の中から貸してくださる?」と言う。私にしか借金を頼めないとも・・・。いつものように「当然に貸してくれるもの」と決めつけている。いつもなら断るのだが、そうすると確実に近隣トラブルが起こることになる。仕方ないから貸した。

「私はそういうことで人を裏切ったことはないから」と言うが、そんなのは向こうの言い分であって私には関係ない話。だから「貸しても心配いらない」と言われても、何の保証にもならない。

良く言えば「私はそういうことが頼みやすい人」ということなんだろうけど、悪く言えば「舐められている」ということ。本音で言えば腸(ハラワタ)は煮えくり返っている。それは自分に対しても、であるが。

一度貸すと、また困った時には当てにされるに違いない。「来月分の家賃に足して返す」と言っていて、「次は無いですよ」と念押ししておいたが、必ず次があるだろう。

この老婦人からは「私が店をやってた時には(お客さんに)あんなこともした、こんなこともしてあげた」とよく聞かされるが、それを言ったら、職業柄たぶん私のほうが凄いと思う。ただし、相当に恩着せがましい私でも、「だから何かしてくれて当たり前」とは思わないし当てにはしていない。

この老婦人、病院で亡くならないとしたら間違いなく孤独死が待っている。私はその時の覚悟をしている。




posted by poohpapa at 04:49| Comment(4) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
poohpapaさんおはようございます。

>>「次は無いですよ」

あらら、今月も生活費が足りないの、また貸してくれる?!
来月分の家賃に足して返す、から。。。。。

ってなるでしょうね。
Posted by たか at 2017年07月17日 07:36
たかさん、おはようございます

入居者の方におカネを用立てたことは何度か、そして何人かいます。中には一度だけで終わる人もいますし、一度目は返してくれて2度目を踏み倒したままになっている人もいます。元々が、貸す際には「返ってこない」と思って貸しているので、ま、それは仕方ないと諦めていますが、このご婦人の場合は何度でも「次」があることでしょう。最期は、踏み倒されて逝かれてしまう、ということもあるかもですね。

不動産屋が入居者にカネを貸す、なんてことは「良いこと」「褒められたこと」ではありません。本来キッパリ断らなければならないものでしょう。私一人でやってるから断れない、てこともありますね。これが5〜6人でやってたり、経営者が他にいれば断れるものでしょうけど・・・。

正直、助けて差し上げたい人もいれば、「そんなの知るか!?」と言いたくなる人もいます。利息や見返りを求めているのでなく、感謝もしてなくて(自分に都合よく)忘れている人もいたりして・・・。

家賃の立替えだけでも相当なことになっているんですけどね (ふう・・・)

Posted by poohpapa at 2017年07月17日 08:04
保証会社を利用(連帯保証人なし)している入居者の滞納が3ヶ月になり、弁護士のご登場で退去が迫っている案件があります。

家主は神様?みたいな人で、追いだすと可哀そうだから保証契約打ち切り後も定期借家で住んでよいと言います。
今後について日にちを決めて話し合う予定だったのですが、ドタキャンされました。
まぁドタキャンと言っても、電話を持っていないので連絡の取り様がありません。。
毎度毎度、ポストへ手紙を入れて遣り取りしてます(汗)

ガリガリになっているので、心配して社会福祉への橋渡しも行いました。仕事の紹介もしました。

知らない所で何人もの人が動いているのに、平気で人を裏切る行動をされるとドッと疲れます。

ただの愚痴になってしまいましたがコメントさせてもらいました<m(__)m>
Posted by えびけん at 2017年07月17日 11:07
えびけんさん、こんにちは

それは酷いケースですね。うちにも神様みたいな家主さんが何人かいらっしゃいますが、いくら家主さんが「気の毒だから・・・」と仰っても、それが通じない相手だと匙を投げたくなりますよね。たぶん、一種の精神異常なんだと思いますね、そういうのも。

<<追いだすと可哀そうだから保証契約打ち切り後も定期借家で住んでよい

考えられません。そういうのは役所で面倒を見させて、せめて家賃だけでも入るようにしなければなりません。最後は孤独死までされてしまうでしょうから。 

当社でもよくあることですが、家主さんのほうも、管理会社が相当に大変な思いをして客付していたり、その後の取立てをしていたり、いろんなトラブルに対して家主さんに損害が出ないよう、あるいは入居者が一方的に不利益を被らないよう努力していても、そういうことに全く思い至らない人がいて、中には逆に逆恨みする人もいます。例の気違いなんか、その典型的な例なんですね。

えびけんさんが仰るように(自分の為に)「知らない所で何人もの人が動いている」のに、そういうことに全く関心が無い人っているものですね。そういう人にはどう言って聞かせても理解はしません。自分のこと、今「目の前にあること」にしか興味が無いのですから。例えば「お腹空いた、何か食お」なんてそれだけのことでも約束を反故にします。

えびけんさん、私なんかより「お人好し」みたい・・・ (^◇^)



Posted by poohpapa at 2017年07月17日 11:30
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