10月15日付の記事で不動産業関連の資格について書いたが・・・、その後も調べていったら他にも何件か出てきた。参考までに一覧を書いておきたい。参考にして頂いて、無駄な努力と出費をしないようお気をつけ頂きたい。ハッキリ言って、取るのは自由だが、大半は持っていてもしかたない資格と思われる。お客様に「ああ、この人は専門家なんだ・・・」と思わせる効果はあるだろうけど。
【不動産の主要な資格】
宅地建物取引士 一般財団法人不動産適正取引推進機構
不動産鑑定士 (公社)日本不動産鑑定士協会連合会
マンション管理士 (公財)マンション管理センター
管理業務主任者 一般社団法人 マンション管理業協会
土地家屋調査士 法務省
土地改良換地士 農林水産省
土地区画整理士 一般財団法人 非営利型 全国建設研修センター
以上が国家資格。下の二つは役所に勤めている人間が配属先に応じて必要となる資格。
【コンサル系の資格】
不動産証券化協会認定マスター 一般社団法人 不動産証券化協会
再開発プランナー 一般社団法人 再開発コーディネーター協会
ホームインスペクター NPO法人 日本ホームインスペクターズ協会
公認 不動産コンサルティングマスター (公財)不動産流通推進センター
宅建マイスター (公財)不動産流通推進センター
不動産キャリアパーソン (公社)全国宅地建物取引業協会連合会
不動産戦略アドバイザー NPO法人 日本不動産カウンセラー協会
不動産カウンセラー NPO法人 日本不動産カウンセラー協会
不動産アドバイザー NPO法人 住宅産業推進協議会
不動産アナリスト (公社)全国宅地建物取引業協会連合会
太陽光発電アドバイザー NPO法人 日本住宅性能検査協会
任意売却取扱主任者 一般社団法人 全国住宅ローン救済・任意売却支援協会
住宅建築コーディネーター 一般社団法人 住宅建築コーディネーター協会
既存住宅アドバイザー 首都圏既存住宅流通推進協議会
定期借地借家権プランナー NPO法人 首都圏定期借地借家権推進機構
不動産投資アドバイザー 株式会社週刊住宅新聞社
【営業系の資格】
不動産仲介士 NPO法人 日本レジデンシャル・セールスプランナーズ協会
住宅ローンアドバイザー 一般財団法人 住宅金融普及協会
競売不動産取扱主任者 一般社団法人 不動産競売流通協会
住宅販売士補・住宅販売士 一般社団法人 全国住宅営業認定協会
リフォーム提案士 一般社団法人 全国住宅営業認定協会
【管理系の資格】
マンション管理員検定 一般社団法人 マンション管理員検定協会
ビル経営管理士 一般財団法人 日本ビルヂング経営センター
賃貸不動産経営管理士 一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会
管理業務主任者 一般社団法人 マンション管理業協会
区分所有管理士 一般社団法人 マンション管理業協会
補償業務管理士 一般社団法人 日本補償コンサルタント協会
敷金診断士 NPO法人 日本住宅性能検査協会
敷金鑑定士 日本敷金鑑定士協会
社会保険労務士 全国社会保険労務士会連合会 これは国家資格
【相続関連】
相続士 日本相続士協会
相続診断士 一般社団法人 相続診断協会
相続カウンセラー 一般社団法人 日本相続コンサルティング協会
分類はしてないが、他にも以下の資格がある。
シックハウス診断士 NPO法人 シックハウス診断士協会
地盤品質判定士 地盤品質判定士協議会
屋上緑化コーディネーター(旧称・スカイフロントコーディネーター) NPO法人 屋上開発研究会
古民家鑑定士 一般財団法人 職業技能振興会
地盤インスペクター 一般社団法人 地盤安心住宅整備支援機構
空き家相談士 一般社団法人 全国空き家相談士協会
2級建築士 (公財)建築技術教育普及センター ※木造建築士、建築設備士というのもあるみたい
インテリアコーディネーター (公社)インテリア産業協会
少額短期保険募集人 NPO法人 日本少額短期保険募集人研修機構
損害保険募集人 一般社団法人 日本損害保険協会
ファイナンシャル・プランナー 日本FP協会
公認 不動産コンサルティングマスター 相続対策専門士 (公財)不動産流通推進センター
公認 不動産コンサルティングマスター 不動産有効活用専門士 (公財)不動産流通推進センター
上記二つは「公認 不動産コンサルティングマスター」を更に専門分野に特化させた資格。
福祉住環境コーディネーター(1、2、3級) 東京商工会議所
マンション維持修繕技術者 一般社団法人 マンション管理業協会
以上55資格。「木造建築士」「建築設備士」も入れると57資格。もっと多いかも・・・。
あと、資格ではないが、
不動産流通実務検定 (公財)不動産流通推進センター
というのもある。
ほとんど野放し状態であるのは間違いない。資格や肩書を有り難がる人は多いのだろうけど、自分がどういう形態の不動産業を目指しているのか、その為に本当に必要な資格は何なのか、資格を有していないと出来ない業務は何なのか、ちゃんと理解したうえで資格試験を受けてほしいと思う。
現状に満足して胡坐をかかずに更なるスキルアップを目指すのは素晴らしいことではあるが、端的に言ってしまうと、今後法律や制度が大きく変わらない限り、今は「宅地建物取引士」一つあれば事足りる。賃貸管理をしているなら、あとは保険募集人の資格くらい。私が念のため取っておいた「賃貸不動産経営管理士」も、(国交省に賃貸管理業者登録をしないので)資格が生きることは無いだろう。
不動産戦略アドバイザー NPO法人 日本不動産カウンセラー協会
と
不動産アドバイザー NPO法人 住宅産業推進協議会
は、どう違うのでしょうか?
敷金診断士 NPO法人 日本住宅性能検査協会
と
敷金鑑定士 日本敷金鑑定士協会
は、どう違うのでしょうか?
宅建はもっているけど、こんなに資格が必要なのかねぇ・・・
脱法利用にしか生かす場がないような、インチキの香りが漂っています。
かなり前に教授を退職されて起業された方と仕事をさせていただいた時に、怪しさ100%の似非大学(イオンド大学とかサウス・パシフィック大学とか…)のディプロマ・ミルを「簡単に論文書いてアメリカの大学に送るだけで学位がもらえるんですよ。ハリケーンさんも博士号取っていた方がいいですよ。」って本気で勧められて辟易したのを思い出しました。
そりゃあんたは東大でPhD持ってるからネタにも使えるだろうけど、私が持てったら笑い者だよo(`ω´*)o
善意って怖い…(´・ω・`)
「不動産戦略アドバイザー」と「不動産アドバイザー」の違い・・・、解かりません。
前者は「戦略」って付いてるから、より戦略的なアドバイスをしてくれるのかと・・・(おい)
出される答えは、ほとんど「手相占い」と「姓名判断」くらいの差でしかないかと思いますね。
「敷金診断士」と「敷金鑑定士」・・・、そもそも、敷金て、鑑定や診断をするものなんでしょうかね。以前も書いたけど、「貴方が預けていた敷金は、残念ながら偽物で何の価値もありません」なんて言われたりして。だいたいが、そんな人たちに相談する人がいるのやら。役所に相談すれば済むのですから。
<<まずカタカナの資格は胡散臭いですね。
カタカナ使うと権威があるように勘違いする人は多いですね。社名でも、カタカナの会社は潰れる可能性が高いとか、「株式会社」が後付けの会社は前付けの会社より長く存続して栄える、という話は聞きますね。それで言えば、当社は漢字名ですが株式会社は前付けで、そろそろヤバそう (*´з`)
ハリケーンさんが博士号を持ってても何の不思議はないですけどね。まあ、その気ならご出身大学で取っていたと思います。そう言えば、有名な宗教家で世界中の大学からの名誉博士号なんかを集めて喜んでる人がいましたね。
と言いつつ、私も、明海大学不動産学部あたりから名誉博士号授与の話がこないかなあ・・・ (^◇^)
不動産業といっても範囲が広いので、専門分野を示すための肩書としては悪くはないと思うのですが、資格を取得し維持するための費用と釣り合いがとれるのかどうか。
例外は業務独占資格になりますが、不動産に関わりがある業務独占資格は意外と少ないものです。
・宅地建物取引士
・不動産鑑定士
・土地家屋調査士
・建築士
・電気工事士
・消防設備士
・防火管理者
このうち、収入を一番得られる資格は「不動産鑑定士」ですね。
その逆に、一文にもならない資格は「防火管理者」です。
私の「防火管理者」資格が、ある日突然「不動産鑑定士」に進化してくれないものでしょうか 苦笑
ちなみに「木造建築士」は、「二級建築士」の下位資格です。
建築士の最上位資格は「一級建築士」になります。
「建築設備士」は、国家資格ではあるのですが、ものすごく位置づけが微妙な資格です。
微妙に成らざるを得なかった背景を書いてみたのですが、あまりにも長く分かりづらかったので止めました 汗
いつも有り難うございます。それにしても、AK さんも朝が早いですね (^◇^)
私は昨晩は8時半に就寝して3時に尿意で目が覚めて、トイレに行った後また布団に戻って5時起きです。歳をとると、夜も朝も早くなって、(1時間ずれる)サマータイムならぬ(3時間ずれる)老人タイムになっています。でも、布団に戻ってももう寝付けないのですが・・・。
さて、不動産関連の資格、ご指摘の通り、業務独占資格は少ないですよね。仰るように、資格を維持する費用も定期的に掛かってきて、対効果で考えたら合理性があるかどうかは疑問ですね。
どの資格の持ち主も堅実に業務をこなしていたなら「不動産鑑定士が収入を一番得られる資格」というのも間違いないかと思いますが、中には荒稼ぎしている「宅建士」もいまして・・・。不動産鑑定士が安定的な高収入を得られる資格だとすると、やり方によっては宅建士が一番稼げる可能性がある資格かも。でも、資格なんかなくても営業で稼げたりもするか・・・。
やはり、見ていると、資格試験を実施している協会の幹部、たぶん天下り組なんでしょうけど、その人たちが儲けるためだけの資格(仕組み)、なんてのも多そうですね。他の支部の、ある支部長と話していて、その方も「協会が整理して会員に伝えないといけない」と仰ってました。
<<私の「防火管理者」資格が、ある日突然「不動産鑑定士」に進化してくれないものでしょうか
ありません (爆)
ただ、税務署に勤続何年で無試験で税理士の資格が得られたり、大学の法学部の教授や准教授を5年以上勤めれば司法試験を受けずに弁護士資格が得られる、なんてこともあるようですから、不動産屋に10年以上勤めていれば宅建士の資格が与えられる、なんてことになっても良さそうに思います。現実に、資格を持っている私より専門知識を有していていろいろ詳しい無資格者がいますもん・・・。
いずれにしても、一つの業界でこんなに数多くの資格が存在する業種、不動産業だけでしょうね。