ここ数ヶ月、毎晩、夜中にトイレに行きたくなって目が覚める。たいていは3時半とか4時くらいだが、たまに1時半なんてこともあって、私の場合、起きてしまうと二度寝が出来ないから辛い。尿意が無くても5時くらいには起きてPCに向かっているが、その差の1時間、1時間半が大きい。睡眠が足りなくなるし、その結果として注意力が散漫になったり、何かの病気を誘発する可能性もある。
で、定期的に自律神経失調症の漢方薬「加味逍遥散」を処方して頂いている主治医に話したら、「ベシケア」という薬を2週間分処方してくださった。5mgの小さな錠剤で、それを就寝前に一粒飲む。
なんでも、膀胱を広げておしっこがたくさん溜められるようにする薬らしい。ただ、今まで聞いたことがない薬で、少々不安があったので、薬剤師をしている(高校時代からの親友)Mちゃんに「どんな薬か」を訊いてみた。彼女曰く「そんなに強い薬でもないし、とくに副作用も無いから続けて使っていても大丈夫だよ。習慣性になることも無いと思うよ」とのことで少し安心した。薬の力で膀胱を広げる、などと聞くと怖くなるものだから。
一点だけ「稀に目の調節機能が衰えたりすることがあるらしいので、それだけ気を付けて」とのこと。とくに車の運転をする際には注意が必要とのことだが、就寝前に飲む薬だからその心配は無い。
彼女、薬剤師として、医師のために「自分が処方した薬がどんなものか」を解説する本を出しているくらいだから信頼できる。何より、試験前にいつもノートを貸してくれていた彼女のお陰で私は高校を卒業できたし。
その彼女から「今年は年賀状書かないから」と言われて、「もしかして、お母さん?」と訊くと、「まだ元気よ」とのこと。我々の世代の親はみんな鬼籍に入っているものと思い込んでいたが、勝手に殺してしまって陳謝。そうではなくて「いつでも連絡が取れる人と年賀状でもないものだから」とのこと。
たしかにそうだ。年賀状は日ごろご無沙汰している人にだけ出せばいいものかも。商売をしていると難しいが私も減らせるものなら減らしたい。年賀状だけの付き合いになっている人にこそ出すべきものかも。私も、小学校を卒業して以来一度も会っていない同級生と今も年賀状だけの付き合いが続いていて、最後の一枚に絞るとしたなら彼になることだろう。
まあ、薬のことを問い合わせたお陰で元気そうな様子が窺えたし、電話して良かった (*^_^*)
そうそう、今朝は(薬の効果か)尿意では目が覚めなかったが、習慣で5時少し前に目が覚めた。9時半には就寝していたし。しばらく薬を続けて様子をみよう。膀胱、そのまま広がっててくれるといいな・・・。
私は2回くらい、2度寝が出来るので助かってますが、
たまに寝れない日もあり、午前4時半頃PCの前でマウスをいじっている。
今年の喪中はがきにこんな文面が「・・・この機に乗じまして次年度より年賀の挨拶を失礼させて頂くことにしました・・・」、これには家内と二人で感心しておりました。
年賀の挨拶はなかなか止めれません、きっかけがあれば整理していきたいと思いますね。
そうなんですよね・・・、年賀状、年に一度、日頃ご無沙汰している方に出すのは意味がありますが、いつも顔を合わせていたり、電話やメールでいつでも連絡が取れる人との間の年賀状は・・・、必要あるのかな、と思います。会社で言いますと、家主さんとはいつでも連絡が取れますが、出しておかないと今後の付き合いに影響が出ることも有り得ますので、やめてしまうのは難しいですね。
年賀状は「良い風習」でもあり「厄介な風習」でもありますね。
ところで、みのむしさん、夜中に二度もトイレで起きるんですね。それでも二度寝できるのは羨ましい。うちのも二度寝、いえ何度寝でもできるんですよ・・・。私は血圧がやや低めなので、目が覚めたらパッと起きることにしています。でないと、と言うか、躊躇ったら起きられません (*´з`)
名前が似てるから同じようなものなのかな?
「ハルンケア」、生薬なんですか・・・、副作用的には穏やかそうで、そっちのほうがいいかなあ・・・。
ま、どうせ定期検診に行くから、と思ってダメ元で先生に話したらアッサリ処方してくださいました。
先日、コメントで AK さんが教えてくださった「ノコギリヤシ」にも興味がありますね。テレビショッピングでもやってますが、高いので、処方してもらったほうが安いかな、と思いました。
うん、またMちゃんに訊いてみよっと (^◇^)
ベシケアって、効きました?
昨晩、9時半に服用して就寝して、今朝4時半ごろ目が覚めましたが、明らかに尿意で目覚めたのではありませんでした。習慣で目が覚めた感じでしたね。起きて直ぐトイレに行きませんでしたし。
たかさんもベシケアを飲めばもうオネショしないで済みますよ。な〜んちゃってね (^◇^)
難解な名前が並んでいますが、「受容体」とは神経系統の指令で動く、臓器の中のパーツのようなものです。
いくつかの種類があり、そのうちの一つがM(ムスカリン)受容体です。
M受容体も細かく見れば、5種類のタイプがあり、順番にM1〜M5と呼びます。
M3選択的という意味は、M3という種類に特に効果がありますよということになります。
拮抗薬とは、神経系統からの指令があってもパーツを働かなくする薬のことです。
まとめると「臓器などに存在するM3というパーツを働かないようにする薬」ということになります。
このM3というパーツは、膀胱に多く含まれていまして、これが働くと膀胱の筋肉が収縮するようになっています。
「ベシケア」は、M3を働かないようにする薬剤ですから、膀胱を広げるというよりは、膀胱の収縮を抑える効果があります。
ただ、このM3というパーツ、膀胱だけに存在してくれれば都合が良いのですが、他に部位にも含まれています。
膀胱以外ですと腺にも多く含まれます。
そのため、「ベシケア」の服用によって、膀胱の筋肉収縮の抑制だけではなく、腺からの分泌液も抑制されてしまいます。
今回の「ベシケア」の服用は、膀胱の収縮を抑えたい目的で使いますので、それを「作用」と呼び、腺の分泌液の抑制を「副作用」と呼びます。
「作用」「副作用」は言い方の問題とも言え、腺からの分泌液を抑制したい目的で使用すれば、そちらが「作用」になり、膀胱の収縮抑制が「副作用」になります。
人間の身体は、一つの指令で複数の臓器が動くようにできています。
その指令を擬似的に模倣する薬剤の服用では、一つの臓器の一つのパーツだけをコントロールすることができないのです。
そのため、どんな薬にも必ず「作用」と「副作用」が存在すると言えます。
漢方であっても生薬であっても例外ではありません。
薬剤師さんが指摘した副作用は、「ベシケア」のM5というパーツへの影響によるものです。
具体的には、眼圧の上昇という「副作用」になります。
本当はM3だけに狙いを絞れれば副作用もそれだけ減るのですが、この薬剤はどうしても他のM受容体(M1〜M5)にも影響が出てしまいます。
「M3選択的」の「的」という名称が、この意味を示しています。
現代医学では、膀胱にどういうパーツが存在して、パーツがどのように動くということは、だいぶ分かってきました。
しかし、どのようなタイミングで、どのパーツがどの組合せで動いているか、ということが未だに良く分かっていません。
膀胱の筋肉の収縮に関わるパーツは、実はM3以外にも存在します。
これらの収縮パーツで、膀胱の収縮・拡張をコントロールしているのかと言えば、そういうわけではなさそうでして、また別に拡張に携わるパーツもこれまた複数存在し、そちらの動きも絡んでいます。
膀胱が拡張し収縮するというだけの単純な動きですら、かなり複雑な指令でコントロールされているようなのです。
それ以前に、膀胱のどの部位で蓄積されている尿量を感知しているかということも解明されていません。
膀胱に尿がたまり、尿意を感知し、排尿するという動きがあることは分かってはいるのですが、一体どのようにしてその動きをコントロールしているかということが全く分かっていないのです。
「ベシケア」を処方している理由は、仕組みが全然わからないから、とりあえず収縮機能の一つを抑えてみて、それで夜中に尿意で目が覚めなければラッキーでしょ!というくらいのことになります 苦笑
良く分かっていないゆえに、薬剤の処方も結構おおざっぱなものなのですよ。
2週間であまり効果がなければ、他の薬剤が処方されるかと思います。
で、ご興味を示されているノコギリヤシの方は、膀胱とは直接的な関係が全くありません。
ノコギリヤシが効果があるのは、前立腺になります。
加齢とともにホルモンバランスが崩れていき、前立腺を刺激する物質が体内で作られるようになります。
そうなると、前立腺が炎症し肥大化していきます。
ノコギリヤシは、前立腺を刺激する物質の生成を抑える効果があります。
膀胱とは全く関係がなさそうなノコギリヤシ。
それなのに、前立腺の肥大化を抑えるために服用している人の中で、なぜか夜中の頻尿が治まる人が出てしまっている。
本来の狙った効果でない部分ですから、「副作用」なのですが 笑
ノコギリヤシが、どうして頻尿に効果があるのかは分かっていません。
肥大化した前立腺が膀胱を圧迫して、何らかの機能を狂わせているのでは?という一つの仮説はあります。
長ったらしい話の結論としては
「膀胱の動きの仕組みがよくわかっていないので、効果があると言われる薬剤やサプリを片っ端から試してみるのみ!」
ということになります。
もうなんでも聞いて下さいと言いたいところですが、膀胱と受容体以外は詳しくありませんのであしからず 苦笑
またまた詳しく解説してくださって有り難うございます。と言いますか、なんでそんなことまでご存知なんでしょう?? (^◇^)
こんなに詳しくは薬剤師とか医師でなければ解説できない事柄だと思います。親友である薬剤師は「大丈夫よ、習慣性にはならないから。でも、目の調節機能に影響が出る場合があるからそこだけ気を付けて」としか言われませんでしたね。まあ、たぶん「どうせアンタに言っても解からないでしょ」ということではなかったかと・・・。
実は、昨晩でベシケア4日目でしたが、夜中にトイレに起きなかったのは初日だけで、ここんとこ3日連続で夜中にトイレに起きています。今日なんかは(いつもどおり)2時半でした。ハア・・・。
いちおう2週間分頂いているので、使い切るまでは試してみて、様子を見て、継続するか他の薬に替えてもらうか、相談してみたいと思っています。薬で尿意を抑えたりしないで、時間に関係なく尿意をもよおしたらトイレに行く、が一番いいのかも知れませんね。二度寝できないのが辛いですけど。
ノコギリヤシ、そういうものだったんですね。テレビショッピングや新聞の全面広告で出てたりするので、かえって信用できないでいました。主治医の処方した薬でダメなら諦めます、けっこう高価だし。
それにしても、ここまで詳細な解説ができる・・・、AK さんて、いったい何者??、と思ってしまいます。